木曜日のドラマ 『リセット』 『特命係長・只野仁』 『ありふれた奇跡』

『リセット』第14話 最終回




ミニチュアダックスフントシェリーを溺愛する高校3年生の三上雪哉(本郷奏多)。
シェリーは8年前、病床の母・加奈子がこの世を去った後も雪哉が寂しくないように
残したプレゼント。いわば大切な母親の形見だった。


ある日、雪哉がシェリーの散歩をしていると、同じ高校生の女の子に声をかけられる。
付き合ってほしいと告白された雪哉は興味がないとあっさり断った。
シェリーは雪哉にしか懐かない犬になり、雪哉もシェリー以外に心を許せずにいたのだ。
父親(矢島健一)はシェリーばかり構う雪哉の進路を心配するが、雪哉はすでに大学に合格
していた。雪哉は、シェリーがいてくれるだけで良かった。
そんなある日、突然、シェリーの体調が悪くなる。
シェリーを診察した獣医は余命1ヶ月の末期ガンと雪哉に宣告。
雪哉は獣医から3ヶ月早ければ手術という手もあったと教えられ、
シェリーの病気に気づけなかったことを後悔する。
すると、携帯電話が鳴り、人生をリセットできる謎の人物・アンリ(田中直樹)が現れ、
シェリーの病気が初期状態だった半年前まで人生をリセットすることができると告げる。
YES・NO選択に迫られた雪哉は、YESを選択。


リセット後、雪哉はシェリーの異変に気づき、病院へ。
診察した獣医は初期のガンと雪哉に告げた。
雪哉は獣医から腫瘍も小さいから手術すれば治ると説明され、
シェリーの病気に気づいたことを喜び、手術を獣医に委ねる。


手術後、シェリーの命は助かった。
雪哉は普段どおりシェリーと一緒に生活を送る。
ある日の夜、雪哉は帰宅した父親から会ってもらいたい人がいると紹介される。
父親は取引先で知り合った高橋えりと再婚を考えていた。
雪哉は父親から晩飯でも一緒に食べようと誘われ、父親がえりに椅子を差し出すと、
そこは加奈子の席だ!と言い捨てて雪哉はシェリーを連れて家を飛び出した。


その後、公園で雪哉は、バレエを猛練習するプロのバレエダンサーを目指す高校2年生の
柴川あやめ(真下玲奈)と出会う。
雪哉とあやめは初対面だが、あやめはシェリーの名前を聞くと、雪哉の名前を言い当てた。
雪哉は、沢山の女の子から告白されていているのに犬にしか興味がない変人だと噂され、
綺麗な顔で有名だったのだ。
興味津々で雪哉の顔をじっくり拝見するあやめに嫌厭して逃げ去る雪哉。
あかねはこの場所で練習しているからまた会おうねと伝えた。
帰宅後、雪哉は父親からえりにとった態度を非難される。
父親は、子供ではないんだから加奈子のことは忘れてもいいのではないかと促す。
だが、雪哉は自分にとって母親は加奈子1人だけだと言い放った。


翌朝、えりが掃除しに家に訪ねていた。
雪哉はシェリーに触れようとするえりを制する。
すると、シェリーのためにお弁当を作ってきていたえりがハンバーグを雪哉に渡す。
そんなえりに雪哉は、犬は玉ねぎを食べると病気になると教え、
何も知らないのに母親ぶるな!と言い放つ。
それを制する父親に雪哉は、再婚したいなら勝手にすればいい。自分はこの家から出て行く
と告げ、シェリーを連れて飛び出した。
その後、雪哉は加奈子のことを思い浮かべながらベンチに座って佇んでいた。
そこに現れたあやめは、雪哉にちょっかいを出す。
忌避する雪哉を強引に制したあやめは、犬にしか興味がない雪哉に理由を問う。
雪哉から関係ないだろと返されたあやめは、シェリーに聞いてみようと近づく。
すると、雪哉にしか懐かなかったシェリーがなんとあやめに懐いた。
雪哉がその状況に驚いていると、あやめはシェリーも認めたから雪哉も自分と友達に
なってよと話す。
戸惑いながら雪哉は、何にも知らない人とは友達になれないと返す。
すると、あやめは自分のことを全部知ってもらおうとバレエダンスを踊って見せ、
プロのバレエダンサーを夢見て、ロンドンに留学することを教えた。
あやめの全てを知った雪哉は、心を開き始める。
シェリーが8年前に亡くなった母親の形見だということをあやめに教えたのだ。
あやめは、犬も大事だけど、犬にしか心を開かない人生を母親が喜ぶと思ってる?と問い、
仕方がないから人との付き合い方を教えてあげる。デートしよう。
明日、お台場に1時ねと雪哉を誘った。


デートの当日、雪哉はシェリーを連れてあやめとの待ち合わせ場所にやってきた。
あやめは、デートなのに犬を連れてきた雪哉を非難し、2時間だけシェリーを
ペット託児所?に預けた。
あやめとデートを楽しんだ雪哉は、シェリーを預けた時間が過ぎたことも気づかなかった。
あやめは親離れできたねと褒め、雪哉の頬にキスすると、これが人間の温もりと教えた。
繊細な雪哉に惹かれていたあやめは、雪哉に好きだよと告白。
すると、雪哉は、心を開き、あやめは妖精みたいだよな。クルクル回るし、
簡単にシェリーを懐かせるし、簡単に自分の心を奪っていくし…と返した。


その後、2人が預けていたシェリーを引き取り、帰り道を歩いていると、
激しいバイクのクラクションが鳴り響く。
その音に反応したシェリーは雪哉の腕から離れ、道路に飛び出してしまう。
追いかけたあやめがシェリーを助け、対向車線に逃げ込むが、
あやめの目の前にトラックが…。
けたたましいプレーキ音が聞こえ、交通事故に…。


その後、シェリーは無事。だが、あやめは入院していた。
あやめは事故のせいで歩けなくなり、踊ることができなくなっていた。
あやめから事情を聞いた雪哉は、自分のせいであやめの足、夢を奪ってしまったと
後悔する。
すると、携帯電話が鳴り、アンリ登場。
シェリーが余命1ヶ月と宣告された時までもう一度人生をリセットできると告げる。
雪哉がシェリーを失い、すでに海外留学しているあやめとも会えない運命。
シェリーの命かあやめの夢か…。究極のYES・NO選択に迫られた雪哉は、
加奈子やシェリーから卒業しようとYESを選択。



リセット後、雪哉は獣医からシェリが余命1ヶ月と宣告される。
そして、シェリーはこの世から去った。
雪哉と父親はシェリーのお墓参りに来ていた。
父親が雪哉を心配すると、雪哉は、大丈夫。いつか別れなければいけなかったから…。
先に帰っていいよ。僕はもう少し、ここにいると話す。
一緒に帰るよという父親に雪哉は待っている人がいるんでしょ。早く、行ってあげなよ。
今度、紹介してねと言葉をかけた。


そして、雪哉は偶然、歩いているあやめを見つける。
すれ違いに呼び止めた雪哉は、名前を言い当て、あやめにロンドン留学のことを問う。
戸惑いながらあやめは、祖父の命日で一時帰国していると返す。
雪哉は、自分の名前を紹介し、ずっとあやめのことが好きだったと告白した…。




最終回、僕を愛してくださいでしたが、リセットは2回ともYES。
あやめは雪哉の救世主ですね。
シェリーにしか心を開かなかった雪哉の心を開き、雪哉を成長させたんだもん。
しかも、雪哉にしか懐かなかったシェリーまで懐かせるなんて…。
雪哉はそんな妖精のようなあやめに心を奪われ、交通事故後のリセットで
母親の形見であるシェリーの命よりあやめの夢を選び、あやめに愛の告白。
最終回だけあってちょっと感動。・゚・(ノД`)・゚・。


アンリのコスプレは、リストラされたサラリーマンと復活したサラリーマン??
アンリは結局、天使なのか悪魔なのか謎のまま…。