- 作者: プラトン,藤沢令夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1967/01/16
- メディア: 文庫
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その後の弁論術だとか、話し言葉の優位性だとかも、トピックとして掘り下げがいがある話ですな。
でも、もっともらしく語ることって、真実そのものを把握していなくてもできそうな気がするんだが、ダメなのでしょうか。調子のいい詐欺師は、知識なんてなくても手練手管だけでなんとかしちゃうんじゃないの。そういう場合は、人間心理に対する洞察があるから、ある意味知識があると言うのかしら。
神様の名前がズラズラ出てきてだるい部分もあるし、全体を通して的確にポイントをつかむのは難しい感じがするけど、対話編という形式もあるのか、プラトンは哲学の古典の中ではとっつきやすさは相当上位ランクだろうし、気合入れなくても割と楽しく読めますね。