さよならタマちゃん (イブニングKC)

さよならタマちゃん (イブニングKC)

 100円でサルベージ。家族の愛情やかかわった人の死、症状のつらさや精神状態の変遷等々、闘病記の王道をいく中身で、なかなか読ませる。カバー裏の後日談もイイ話で後味がとても良い。
 できた奥さん、やさしい師匠がいて幸運でしたね。私みたいなほぼ天涯孤独に近い(そう遠くないうちに実際そうなるだろう)人間には羨ましい。
 タイトルの意味は読み終わった今気付いた。マンガ家として、最高のネタでやっとデビューできたのだから、今後も良い作品を描いてほしいものです。