13回目の『この世界の片隅に』は、爆音映画祭2回目。映画鑑賞はもちろん、上映後の片淵監督トークが一番の目的。世界で一番偉大な映画監督を直接見たいという目的は達成された。 トークは30分ほど。やはりこの映画を一種のドキュメンタリーとして作りたいという意図から、リアルな空気感を作るために色んな音を入れていたんだそうで。幕張やこの爆音上映で観た時に感じた私の解釈が珍しく正しかったみたいだ。
 それと、爆撃音などは現実の音を録音して使っているというのは知っていたが、劇場のこの怖さも生素材と比較するとまだ抑えめなんだそうで。ちょっと想像できないが、それを聞いたら確かにあまりの恐怖に「このままではすずさんが救われない」と感じるのは至極当然か。
 おっと思ったのは『みつばちのささやき』への言及。私が尊敬する人でこの映画を生涯最高と言っている人がいるし、町山さんも薦めてたし、こりゃできるだけ早く観ないといけない。
 あー、もちろん言うまでもなく、今回の鑑賞も大感動でした。公開からもうすぐ丸1年になるけど、これからもずっとずっと何らかの形で劇場で公開し続けてほしい。