図書館で借りて読了。

 行きつけの割烹で知り合った人に勧められて。

 著者の幼少期から現代まで、料理とそれにまつわるエピソードを感傷的過ぎずかといってドライでもない文章で綴った短編集。プルーストのマドレーヌ的な喚起力をもって、見事に家族のつながり、少数民族・移民の悲哀、そしてなにより料理とそれを生み出すテロワールを立ち現れさせてくれる。

 翻訳も見事。練達の筆力を堪能できた。

 上京していた母をお見送り。

 老化は否めないが、(恐らくは最後になる可能性が高い)旧友に会いに遠出したりする程度には元気なのは助かる。

 長時間一緒に居ると、しょうもない話を延々と聞かされてイライラするのは昔から変わらないので、食事している間に世間話と事務的な会話するくらいがちょうど良い。

 介護からの同居なんてことになったら、この無内容な長話されたら間違いなく虐待してしまうので、介護保険などに頼ってバランス取るか施設に入ってもらうしかないだろう。身内だからついつい抑制効かずストレスをぶつけてしまうというのもあるしね。

 キンドルで購入。

 息子たちが反抗期に入りどうなるか注目していたが、面白さ少し盛り返してきた。ここに来て先生の持ち味のひとつである、モラリスト的人間観・観察眼がウジウジとした思考の吐露に表れていて持ち味を出している。

 そしてある意味メインのあとがき、本巻でも最高でした。これだけで買う価値あり。これだけの筆力を活かして、文章仕事もっとしてほしい。

 行きつけの割烹へ。この日は上京中の老母を伴って。

 活けタイの刺身、メガアジ刺身、トラフグ塩茹で、大根漬物、タイのガンモドキとレタスのおでん、クラカケトラギステンプラ、フグ天ぷら、握りはタイ、アマダイ、メガアジ、アジ酢締め3貫。

 どれも凄いが、2種類のアジが格別。老母も後半戦は半分居眠りしながら堪能してくれたようで、連れていって良かった。

 この日は幸い満席だが、この後の予約状況芳しくないんだよなぁ。何とかならんもんか……。

 引き続き肉体労働。このペースで無事オフィス移転できんのか……。おまけに埃まみれでのどが痛いし。やれやれ。でも疲労とある程度のイライラ(周りがあまり作業に協力的でない)はあっても、心身の状態としてはある程度のラインいかにはなっていない。休職中にしっかり体力付けたこと、かつしっかり睡眠時間だけは確保するため残業しないようにしていること、このあたりが効いているような気がする。

 引き続き無理はしないように、慎重に慎重に……。

 今後2~3週間程度はオフィス移転にともない、荷物の整理箱詰めなどほとんど1日肉体労働。

 ある意味気楽でそれ自体は不満はないのだが、上司の指導力のなさ(ほぼ丸投げ)と協力の少なさ(単純に締め切りまで一人では作業が終わらないと複数回言っているが、ロクなヘルプなし)でイライラ。残業はしないし健康上できないので、このままだと終わんなくても知らんよと言っとかないといけないな。