ニゲラ嬢の雑記帖

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2008/11/22 (土)

[][]ふたつの愛のかたち…に涙

 この時代のちいさなオペラだと、昼下がりに二本立ても可能なのだ。

 1曲目の最初のほうは、もひとつピシッと行ってない気がしたのですが後半はいい感じだったと思います。ラストのヴィーナスの嘆き部分はかなり盛り上がりました。

 2曲目はさすがに、格段にまとまりがよくて迫力が違いました(演奏し慣れてるから?)。山本康寛さん(テノール)の魔女っぷりが凄くて感動(^◇^;)あの金切り声がどこまで保つのかヒヤヒヤしました。もちろんディドも、そしてベリンダが素晴らしかったです。心地よい演奏でした。

 あさって(11/24)は同一プログラムで東京公演(@第一生命ホール)らしいので、盛会祈念。

[][]アール・ブリュット

 こちらの好みにかなりピタっと来るもの、どうしようもないもの、(当然)いろいろな作品がありました。『西瓜糖の日々』の挿絵があるとすればこんな感じ。また、『隠し部屋を査察して』の登場人物が作った作品ですといわれればたしかにそんな感じ。おそらく、いわゆる「ゴミ屋敷」を築いてしまう人なんかも、根っこのところは同じなんだろうなと思ったり。尋常でない細密さでびっしり描き込まれたタイプの作品には、「世界所有欲」というような点で共感を抱く。

 ダーガーもそうだが、大量に何かを作ったり書いたりして貯め込む人がけっこういるみたい。公の場での発表はおろか、製作していることすら周りの誰にも知られずに。"brut"という言葉が、他から全く影響を受けていないということも意味しているとすればそれも当然だが、作品自体よりも、そういう伝説めいた経緯のほうによけいに心惹かれるし、「1万5千ページにおよぶ(ヴィヴィアン・ガールズの)闘いの物語」とか、「2万5千ページの想像上の自叙伝」とかいう数字の大きさにクラクラと魅惑&眩惑される。

 だが何よりも衝撃的だったのは、とても気に入った作品3点の作者プロフィールを見たら、

1924年から1925年の間に制作された霊媒的なドローイングの作者について、何もわかっていない。

とだけ記されてあったことだ。

  • 常設展「山元春挙と早苗会」
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