身近にあるミラクル

ちょっと前、なんだか、仕事がうまくいかないことが続いた。

来たと思った仕事の話が流れる、
アポを取ったらドタキャンされる、
相手となかなか連絡がつかず、話が一向に進まない…

目の前の出来事は、自分の内側の投影。
自分の内側をよくみて、購う。癒す。
それでも、「もっととっとと手放せ〜」と言わんばかりに、次から次へ“不都合”が起こる。
やがて追いつけず、受け入れられなくなってくる。

なんとかしなきゃ、と焦る、だんだんと不安が募る。
不安はやがて文句となり、不安は怒りに、恨みに変わる…
今起きている目の前のことから、過去の記憶が次々と呼び出され、
自分の中に隠し持っていた文句が噴き出す。

自分を立て直そう、
感謝しよう、祝福しよう、祈ろう、とするけれど、
頭の理解と感情はバラバラ、
引き裂かれそうで体中痛い、肝臓なんて爆発しそうだ。
もはや、何に対して怒っているのかすら分からない。
何にもしていないのにやたら疲れる、お腹がすいてしょうがない。
エネルギーを浪費してもうぐったり。
自分の体を傷つけ、ボロボロになってまで、
恨み続けたい気持ちが勝っていく。

セミナーでやったことを思い出そう、教えていただいたことをやろうと思っても、
もう頭も体もまともに動かない。

どうにかしなきゃ。

そう思ったとき、塾生向けのメールが送られてきた。
私はいったい何をやってるんだ?
ふと我に返る。

そのメール、そして今まで送っていただいたメールを一つずつ、何度も読み返す。
だんだんと自分が中心に戻っていくのを感じる。
そして、正気に戻って、教えていただいたことを、ひとつずつ、行っていくと、
体の痛みもやわらぎ、疲れも、異常な食欲も収まった。
そして、やがて感謝があふれてきた。

***

まだまだあっさり自分の中心を明け渡してしまうことが多い。
でも、そんなときも、いつでも中心に戻れるように、
稽古やセミナーの間をつなぐように、
宗家や仲間たちの日々の祈りから創り出されるメールや、ブログ、様々なイベント…。
なんて有り難いんだろう。
そんな師や仲間と出会い、素晴らしい環境で学ぶことができるなんて、
まさに奇跡だ。

そんな奇跡も、気づかず、有り難いと思えなければそれまで。
でも、それに気づき受け取ることができれば、
奇跡が起こり、人生は幸せで溢れていくに違いない。

***

すばらしい環境を与えてくださってありがとうございます。
その環境に身を置くことができた自分と仲間たちをもっともっと祝福します。
自分も、その一部となって、自分と周りから痛みを取り除くため尽くさせていただきます。
本当にありがとうございます。


きんとうん