受け取る感覚

イルカを追いかけて泳いでいたときのこと。
隣でポンポンと肩をたたく人が。
振り向くと宗家が指をさして「あっちあっち」と言っている様。
その方向を見ると、
うわあ〜イルカのどアップ(@@)
自分より大きいイルカが自分のすぐ真横を泳いでくれているのに
まったく気づかず遠くのイルカを一生懸命追いかけていました(^^;

傍からみると、なんと滑稽な光景なんだろうと思うけれど、
マスクを着けて海に入ってしまうと、視界が狭く、ぜんぜん回りが見渡せない。
でも、ほんのちょっと離れてみるだけで、ぜんぜん違う光景が見える。

きっといつもこんなかんじなんだろうな。

***

もしあのまま遠くのイルカを追いかけていたら、
「受け取るって大変。」
「あーやっぱり受け取れなかった。。。」
って受け取らないことを選んでおきながら、自己嫌悪。
もっとがんばらきゃって違う努力をしてしまう。

でも、受け取るって
ただ「こっちだよ」っていわれている方向に振り向く、たったそれだけのこと。

ほんのちょっと上の目線から、周りを見渡せば、そうやって恩恵は身近にたくさん振ってきている。
受け取るって
何かすごいことが起きて、
それをがんばらないと受け取れないようなきがしちゃうけれど、

実は、
ちょっと右を見てみることだったり、
ふと空を見上げることだったり、
ただ目の前にいる人に声をかけることだったり
本当に簡単なことなんだ。

がんばらなきゃ
うけとらなきゃ
っていう気負いを捨てて
ただゆだねよう
そこに意識を集中したら
イルカと泳ぐ機会も、仲間と過ごす大切な時間も、
自然と増え、受け取るってこういうことなのかなって、
感覚がわかった気がしました。


***

言葉では言い表すことのできないその感覚。
体験させていただけたことに心から感謝。

その感覚をさらに磨いて
いつどこに身をおいて何をするか
何をするのも自然に自然に
やわらかく楽になっていきたいとおもいます。


きんとうん