まちゃつの徒然日記

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半鐘泥棒

“Midget!”「ちび!」と呼ばれて困っているアメリカ人の子どもがいれば、日本には言い返すことば“Fire Bell Thief!”「半鐘泥棒!」があると教えてあげよう。背の高い人をあざけっていうことばである。「はんしょうどろぼう」と読む。火の見櫓の天辺にある半鐘を盗んでいけるほどやたらに背が高いの意。半鐘といえば、江戸時代の火消しは鐘を叩き分けていたという。「カーン…、カーン…、カーン」だと、火災現場は遠方。「カンカーン…、カンカーン…、カンカーン」になると、延焼に対する用心が必要な距離。「カンカンカン、カンカンカン、カンカンカン」は、すぐ近くという具合。鎮火すれば、例えば「カーン…、カンカーン、カーン…、カンカーン、火事は神田神保町!」などとやったらしい。メディアが発達していなかった時代、江戸っ子は知恵を絞り工夫して暮らしていたということだろう。現代の消防自動車の装備は、江戸時代の火消しどころではない。現場へ急行するのが第1だが、火消し同様にサイレンと警鐘を使い周囲の人に火事場までの距離や規模を知らせる方法もあるだろう。単にサイレンを鳴らすだけなら、住民を不安に陥れるだけである。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『わて、感じん(ワテカンジン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:部首索引、音訓索引、総画索引。