お気に入り短歌

この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」より

●泣きながら別れし友と卒業しその数時間後に予備校で会う(東京都 佐藤さん)
【高野公彦評:第十首、卒業式直後のミニドラマ。】
佐佐木幸綱も第十首に選ぶ。この末席の短歌ってけっこう変わり種というか、おもろいやつが多いような。
私も最初に読んだときに「どっちも落ちたんかい!」とついツッコンでしまった。

●家三日空けて戻ればベランダに立派な鳩の巣出来上りおり(舞鶴市 吉富さん)
→燕の巣は喜ばれるけど、鳩はどちらかというと迷惑なような・・・
うちの窓の外にも鳩が巣を作っていて、クックポッポー、クックポッポーとうるさい。

●口当たり良き語なるらし答弁に閣僚必ず「しっかり」を入る(舞鶴市 吉富さん)
→いま気づいた。上の短歌と同じ人や! 安倍政権になって、「粛々と」という言葉が大嫌いになった。そして「責任は私にある」も聞き飽きた。ほんま「言うだけ」。