伊福部昭作品を私が初めて演奏したのは、1980年のことでした。練習場に現れた伊福部先生は蝶ネクタイのおしゃれな紳士で、弟子である指揮者の芥川先生に対しても大変に丁寧な物腰でらしたのを、昨日のことのように覚えています。1914年生れの伊福部先生は、このとき66歳でらっしゃいました。
日本の交響作品展はいつも4月の初めに、上野の東京文化会館で開催していました。終演後満開の桜の下を歩いて打ち上げに向ったものです。写真は本日の都内某所の桜です。
◆書誌データ
伊福部昭 : 日本の交響作品展 4 : 新交響楽団第87回演奏会
新交響楽団 1980.4.6
20p ; 25×25cm
注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1980年4月6日(日)14時開演・東京文化会館大ホール(東京･台東区) ; 曲目:
オーケストラとマリムバのためのラウダ・コンチェルタータ（1979） / 伊福部昭.
ヴァイオリン協奏曲第二番（1978）〔日本初演〕 / 伊福部昭.
タプカーラ交響曲（1955[1954]/1979改訂）〔改訂初演〕 / 伊福部昭.
出演者: 芥川也寸志(指揮), 安倍圭子(マリムバ), 小林武史(ヴァイオリン), 新交響楽団(管弦楽) ; 主催: 新交響楽団 ; 後援: 毎日新聞社 ; 協賛: 日本作曲家協議会 ; 協力: サントリー音楽財団 ; デザイン: APO Design ; 写植: アート・プロ ; 印刷: 太平印刷
内容: [挨拶] / 芥川也寸志 ; 作者の言葉・解説 ; 「伊福部昭・個展」に寄せて / 三浦淳史 ; 伊福部昭とメフィスト / 三浦淳史 ; 作品年表 ; 出演者名簿他
