南信州の旅 1日目

今回の六大学オールスターの舞台は南信州。横浜からは飯田への直通バスが出ており、今までのオールスターで最も楽な往路になるはずでした。しかし出発時に第三京浜に経路変更する旨アナウンスが流れる不穏な出だしとなると、変更後の経路でも大渋滞…。談合坂を越えてようやく渋滞が解消された頃には既に11時を回っており、結局90分遅れで伊賀良に到着。絶望的な気持ちでバスを降りると、なんとそこには予想外のタクシーが!偶々同目的の方と乗り合わせて球場に到着、ギリギリ始球式に間に合いました。
   

オールスターゲーム in 南信州

先発は高森パーシモンズ(立明東)が森下、南信州スカイドラゴンズ(慶早法)が小島。ともに初回を無失点に抑えますが、南信州が長野勢の榎に継投した2回表に飯迫2ベースと新堀四球で2死1・2塁のチャンスを作ると、山下が左中間を深々と破るタイムリー2ベース!高森が2点を先制します。その裏は森下が続投、2死1・2塁のピンチも黒岩を三ゴロに打ち取り…と思いきや山下の送球が逸れて満塁としてしまうと、続く柳町にライトへのグラスラを被弾…。逆転を許してしまいます。
追う展開となった高森は3回裏、菊地を攻めて1死満塁も飯迫4-6-3で無得点。しかし4回表を小林が郡司にゲッツーを打たせて3人で抑えると、その裏津留崎から先頭新堀はボテボテのゴロも切れる前に処理しようとしたサードが悪送球する間に2塁に進むと、またも山下がライト線に落ちるタイムリー!5回裏は高橋から三井2ベース渡辺四球宇佐美ヒットで無死満塁とし、平塚が四球を選び同点に追いつくと、新堀がセンター前に勝ち越しの2点タイムリー!続く山下もセンターに犠飛!さらに代打種田のタイムリー2ベースと畳み掛け、この回一挙5点を挙げて逆転に成功します。
5回終了時のインターバルに飯田市出身のサックス奏者朝本千可さんによるパフォーマンスが行われた後、試合は後半戦へ。そして6回裏、ついに川口が凱旋登板!檜村二飛、黒岩三ゴロと順調に2アウトを取るも、柳町に対し2ボールとなったところで異常を訴え降板…。急遽磯村が登板してこの回は抑えるも、回跨ぎとなった7回に相馬にタイムリーを浴びて1点を失います。
6・7回と高田の前に無得点に終わっていた高森でしたが、菅野に代わった8回に先頭三井がライナーでライトスタンドに突き刺さるホームラン!9回には山下がセカンドへの内野安打で猛打賞、守備のミスを消して余りある活躍を見せると、最後は中川が3人で締めて試合終了。両チーム16安打ずつと活発に打ち合った試合は高森に軍配が上がりました。

記念撮影を見届けたところで球場を後にし、バスは休日運休(平日も1日1本)のため歩いて飯田の市街地に向かうことに。事前に地図を確認してこの程度なら大丈夫だろうだと思っていたのですが、地図では分からなかった高低差が思いの外ハードで、じわじわと体力が削られていく展開に…。それでも最後の力を振り絞って新飯田オークラボウルで長野行脚、通りすがりのラーメン屋で夕食を済ませ、この日の宿に到着。シャワーで汗を流し、倒れるように眠りにつきました。