ハチャメチャが押し寄せてこない

リアルムック先輩。

不思議な夢を見た。今日は休みだからしばらく鑑賞した。
まあ、夢なので、矛盾や齟齬などは当たり前なのだが、かなりぶっ飛んだ夢であった。
今年24歳になる私が6,7歳のガキどもと小学校に入学するという夢である。子供嫌いである私にとっては非常に不思議な夢である。
それも、某刑事アニメのように本体だけが退化するわけでもなく、23歳の体のまま、しかも頭も23歳のままである。まさに見た目は大人、頭脳は大人というわけだ。まるっきりだね。
私は1987年生まれ、小学1年生の時は1994年、今年入学する小学1年生は2004年生まれ。2004年と言えば私は華の17歳。もちろん、芸能など、文化的な会話が成立するはずがない。むしろ、自分より少し上の年齢の親がゴロゴロいるという奇妙な錯覚。

そして、また奇妙なのが教師と私がタメであること(とは言っても、23歳ではなく、6歳扱いなのだが)。どうやら、新任教師らしい。もちろん、同級生より教師の方が話しやすいのは言うまでもない。なんだかんだで最終的には担任と普通に友人となっているのがおもしろい。

通学もかなりぶっ飛んでいる。歩いて登校するのが普通なのだが、夢の中の私、晴れた日は原付、雨の日は車を運転して通学している。小学生という設定なら、少しはそうらしくしろ、と言いたいのだが。

そして、肝心な授業。夢の中の私は退屈そうにしていた。
頭の中が大人のままなので、ノートの板書や小テストはオールひらがなを漢字に直して書いている。これに違和感を感じない周りの人間もおかしい。
しかも、中学・高校相当で習う漢字も書いているので、同級生は読めなくて当然である。何にせよ、一番難しい字が「森」である時点で読めないのは確かである(余談だが、私の場合、「公園」という漢字は3年生の時に習ったが、今のガキどもは2年生で習うらしい。)。彼らは80字程度しか習わないのに対し、私は1500以上の漢字を書けることとなるので、矛盾が楽しい。

なお、私がまともに漢字を書けるようになったのは15歳の時、中学最後の夏休みの宿題で出された課題を必死になってやったこと。それまでは漢字テストはかなり点が悪かった。23歳となった今でも通用するほど漢字を書けるようになったきっかけを作ってくれた当時の国語のS先生、ありがとうと言いたい。


なお、私が本来小学校に通っていたときは土曜日に学校があったが、今はない。土曜授業復活のキザシが見えているらしいが……

算数にも「虫食い」という物があるが、これは数式の中に□と表示されているものなのだが、私は□と書くのを面倒に、方程式で使用する文字χ(エックス)を使っている。解き方もそのまま一元一次方程式の解き方。もはや「算数」ではなく、「数学」である。

8+□=9
こいつを
8+χ=9
χ=9-8
χ=1

と解いている。小学校では一切使わないχ(エックス)を使っている時点でもはや嫌みでしかない。もちろん、「-」記号は「ひく」とは読まず、「マイナス」と読むのは言うまでも秋山仁

生活科では校内の樹木や草について調べるのだが、園芸系の高校・短大を出ている私にとっては専門分野であり、担任以上の知識を持っているため、大変なことになっていた。
そして、「通学路」を調べるという内容もあるのだが、こちらも通学路どころか、市内全域をかなり熟知しているので完全に浮いた存在となった。

そして私が嫌いだった二つの教科、「音楽」と「体育」。
音楽については周りに圧倒されており(うるさい)、目立たなかったのだが、おもしろいのが体育。
23歳では相当運動能力は下の方だが、6歳となるとトップとなる。
衣装も体格と言うこともあり、一人だけ私服だった。完全に浮いているね。紅白帽なる物についても当時流行ったかぶり方(帽子のつばをてっぺんにするかぶり方、右と左で赤と白のツートンカラーとなっている)をしているものの、1990年代と2010年代では時代が違うので、文化の齟齬が大きい。

道徳ではすでに大人社会を知っている私にとって生ぬるい内容となっているのは言うまでもアーリマン。


ただ一ついえることは、彼らと私にとって唯一の共通点は「ギリギリゆとり世代にかぶらないこと」である。私の場合、2つ下が(平成元年)ゆとり世代、彼らの場合はひとつ上(平成15年)がゆとり世代であること。

そういえば、今の小学校では「学校放送」を見ることはあるのだろうか……?
ちなみに私は当時、TVをつける前の休み時間にTVのチャンネルを「4」に回しておいて(当時がガチャガチャTV)、担任がTVをつけたときに「ルックルックこんにちは」(現・スッキリ!)が映るようにするイタズラをしていた。
リモコンが当たり前になった今、TVの電源を切ってある状態でチャンネルを変えることがで聴くなった今ではすることができないイタズラである。