001:風(西中眞二郎)

 題詠マラソンという催しに昨年から参加したのだが、今年から「題詠100首」ということで、少しシステムが変わった。各自のブログからトラック・バックするという方式である。
 実は、ブログは去年はじめたばかりの初心者であり、うまく行くのかどうか、あまり自信がない。半ばテストを兼ねてこの短歌を投歌してみたら、主宰者のサイトにはちゃんと入っている。第一次テストは合格だ。
 しかし、扱いに困る面もある。私のブログは、いろんなものが混在している「雑食ブログ」である。短歌専用、更には、この投歌専用のブログを作る手もあるのだろうし、現にそのようなブログをお作りの方もおありのようだが、私のブログにユニークさがあるとすれば、それはその「雑食性」にあると思っているので、いまさら専用ブログを作る気にもならない。
 他方、私が初心者だからうまく行かないのか、それともこのブログのシステムがそうなっているのかは良く判らないが、第二首目を送るときには、「別の日の日記」に書かなければならないようだ。しかし、それだけで「一日分」のブログを使ってしまうのも意に沿わない。
 そこで、次のような方法を採ろうかと思っている。まず投歌した上で、それが主宰者サイトで受け付けられたら、私のブログから消してしまう。そして、同じページを使って第二の短歌を投歌する。こうすれば、同じ日にいくつも投歌することができる。ただ、この場合の難点は、主宰者のブログを通して私のブログを訪問された方は、「そこにその短歌が載っていない」ということを発見されることになる。これもおかしなものだ。
 どうも知恵がないのだが、一応消した上で、いずれ10首くらいずつ纏めて、私のブログに載せておこうかなとも思っている。いずれにせよ、まだ第一首を投歌しただけの段階だから、思ったように行くのかどうかも判らない。いずれにせよ試行錯誤の話である。
 以上、前置きを長々と申し上げた上で、第一首だけは、このまま残しておこうかと思っている。なお、歌のテーマを「地名」に限定してみようかとも思っているのだが、「レントゲン」あたりの題になると、どうも地名に馴染みそうにもないし、デッチアゲになってしまいそうなので、多分それにはこだわらないことになるだろうと思っている。

 001:風  水辺には苔のむしたる石積みて貴船川床(きふね・かわどこ)風の冷たき