しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳

2010-03-01 題詠100首投稿(081〜090)

081:シェフ    外人のシェフらしき人黒エプロン着て看板の位置直しいぬ

082:弾      弾き終えし音の余韻を楽しむごとピアニスト暫し動かずにおり

083:孤独     高みよりパイプオルガン弾く人は神の孤独を味わいいるか

084:千      千歳飴提げし子が行く狭き道今日は降らずに済みそうな昼

085:訛      故郷近き町に入ればバスに乗る人の訛りの疎ましくもあり

086:水たまり   にわか雨上がりし道の水たまり 歩みにつれて雲の流れる

087:麗      男装の麗人との語を思い出す川島芳子のテレビ見おれば

088:マニキュア  採血に我が手をさする看護婦のマニキュアのなき爪の小さき

089:泡      晴れわたる伊豆の浦曲に風荒れて流氷のごと海の泡立つ

090:恐怖     怖いもの知らずの孫が遊園地の「恐怖の館」に尻込みしおり

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