レバレッジメモ「エフェクティブ・タイム・マネジメント」

エフェクティブ・タイム・マネジメント—仕事を最大に効率化する 八代式15分間仕事術

計画を立てて実現できずに途中で挫折するのは意志薄弱なせいではない。実現できっこない無謀な計画を立てて、そしてどんどん予定から遅れてどう考えても達成できないようになって投げ出してしまっているのではないか。だからまず助走期間を設けてそこでどれくらいのタスクをどれくらいの時間でできるのかを定量的に計測すべきだ、というお話。たしかに僕の今までの挫折経験を振り返ってみると、自分がどれだけできるかの計測なんかせずにいきなり計画を立ててしまっていたなぁ、と思った。

あとは細切れ時間でやってもいい種類のタスクとそうでない種類のタスクがある、という分類が興味深い。たしかに15分でコーディングとか無理なんだよね。電車でちょっと暇な時とかiPhoneでオセロ(Morocco)を起動してプレイしていたんだがそろそろ飽きて来ていて、そうかこういう時間を情報収集とか勉強に充てるべきなんだな。というわけで今削除した。iPhoneで論文のアブストが流れて来るアプリとかないかな。

以下、生のレバレッジメモ



仕事は細切れ時間で決まる
本当はタイトルを「50代セミリタイヤへの黄金の道」にしたかったが反対された
一人では効率は追及できない
その「忙しさ」はbillableか: 請求できる仕事なのか、誰のために時間を使っているのか
タイムアプローチとボリュームアプローチ: 時間で区切るタスクと量で区切るタスク、情報収集などは「1時間たったから終わろう」で構わないが、クリエイティブな作業は「時間が来たから続きは後で」では生産性が悪化する。決められたボリュームに達するまで一気に終わらせる必要がある。後ろに大事なタスクが控えている時にはボリュームアプローチのタスクを入れない。タイムアプローチのタスクは細切れ時間でもできる。
自分が時間を費やしても苦にならないことや、どうしても勉強したいことを細切れ時間に入れるのも一つの方法
15分あったらなにをやるか: クリエイティブなことはできない。情報収集、勉強etc、決めておかないと悩んでいる間に終わってしまう。
願望を叶えるために必要なのは計画力: まずは自分の処理能力を数値として測定
ストップウオッチで自分が作業している時間を(よそ見やトイレをきちんと除外して)測定
計画の助走期間を2週間
上には上がいる。もっと短い時間でいい仕事をする人はたくさんいる。自分で100%を目指すのではなく70%で人に見せよう。巧遅は拙速にしかず。
「一度考えたことをまた考えている」という時間の無駄。紙に書き出しながら考えろ
全国紙5紙には目を通しているがすべてを読むのは不可能だ。見出しだけ目を通しておいて細切れ時間で記事単位で読んでいる。
これまでの自分の経験が頭の中で分類整理されている人はデータの流用がうまく処理が速い
朝からトップギア: 前日の夜のうちに明日することを準備
計画は完璧には守れないので穴をあけてもいい、が、あけた穴にはきっちりおとしまえをつける必要がある。なかったことにしてはいけない。他人とのアポと同様きっちりリスケする。
多くの人は何かをやろうと決意しても三日坊主で終わる。それはなぜか。挫折した人にリサーチしてみた。「時間がなかった」「全然進まなくて嫌になった」計画を立てる能力の問題。「無計画」と「無謀計画」。アレもコレもと欲張って到底こなせない計画を立ててしまい、かつ完璧主義なので達成できなさそうだとわかった時点でやる気がなくなる。そして「自分で立てた計画も実行できない意志薄弱な人間だ自分は」と落ち込む。意志薄弱なのではなく計画力が足りないせいで実現できない計画を立てているだけ。まず自分の処理能力を計測する。定量化。計画は少しハードル高めにして70%を目標にする。いきなりロングスパンの計画を立てない。2週間の助走期間。計画の実現可能性や、そもそもそれをやるべきなのかどうかの確認。計画を立てるとあれもこれも詰め込みたくなるだろうが、助走期間はそれでいい。詰め込み過ぎでできないことを確認したり、どの程度で来たのかを計測できれば助走期間の目的は果たされた。次はできそうな計画を立てよう。予備時間を用意しよう、やってみないとわからないタスクが発生するものだから。30%できなかったことを悩むのではなく70%やっつけた自分に酔おう。計画は勉強につかれて頭が飽和している時に息抜きに作る、コアタイムを使わない。
タスクを表にしておいて完了したらマーカで塗りつぶしていく。達成感。
テレビは主観的なメディア。書店で見出しを眺めるだけでも得られるものは多い。電車の中吊り広告を見られるサイト http://www.zassi.net/latest_ad_list.php
速読の達人の視線を見ると本の中心を進んでいく。チェックの閾値は低く。後で読み返してよいところだけ抜き出す。
本は購入したらすぐに読み始める。購入した瞬間が一番読みたいとき。時間を置くと褪せてしまう。
デジタルデータは紙と違って「捨てない」 場所をとらないから。
選りすぐりの一軍ノートを作る。自分で作ったノートを何度も見て映像で覚える。