マインドマップ日記9

昨日は写真を貼っただけで力尽きてしまった。いつもああいう謎の記号だらけのを書いていると言う誤解があるといけないので、脳内で全く整理されてない情報がどうマップされるのかって言う例を。

なんで普段載せないかというと、べつにこんなの見ても面白くないだろーと思うから。絵もないしね。

絵を描かなければいけないって制約は、たとえば生産性のような、わかっているつもりだけど実は曖昧な概念を具体化させるには有効だ。でもそもそもまだわかってない概念については絵の描きようがない。数式が一般的な記法で描かれているのも、まだどう咀嚼したらいいかがわからないから。


昨日貼り忘れていた写真。ブロック行列に関する記法はかなり噛み砕かれてきた。電車の中で描いた証明。

これは途中で間違った方向に走ってたので清書も載せておく。帰ったら数式で清書してみるか。


(A+BDC)^{-1} = A^{-1} - A^{-1}B(D^{-1}+CA^{-1}B)^{-1}CA^{-1} (eq. 1)
を証明する。まずA+BDCを左から掛ける。
I + BDCA^{-1} - (A+BDC)A^{-1}B(D^{-1}+CA^{-1}B)^{-1}CA^{-1} (eq. 2)
この第3項に注目する。逆行列の部分を消したい。まずは逆行列の手前A^{-1}Bの部分を前のカッコに入れる。
(B+BDCA^{-1}B)(D^{-1}+CA^{-1}B)^{-1}CA^{-1} (eq. 3)
消したい逆行列部分とCA^{-1}Bという共通する要素があることに気付け。相違に注目するとBが共通にあって、Dのない項とDがある項とD^{-1}とがあることに気付け。BをBDD^{-1}に変形する。
(BDD^{-1}+BDCA^{-1}B)(D^{-1}+CA^{-1}B)^{-1}CA^{-1} (eq. 4)
とこれBDでくくれば残りはちょうど逆行列の部分と同じ形
BD(D^{-1}+CA^{-1}B)(D^{-1}+CA^{-1}B)^{-1}CA^{-1} (eq. 4.1)
なので逆行列は無事に消えて
BDCA^{-1} (eq. 5)
さて、eq. 2を見直してみると、
 eq.2 = I + BDCA^{-1} - BDCA^{-1} = I
よってeq. 1が証明された。

この「気付け」の部分が数式で書いてあるより絵で描いてあったほうが「あ、/□\が並んでる」って気付きやすいと思うんだが、どうだろう?

これって速読の出来る人とできない人の違いに似ていると思う。「しーえーいんばーすびー」って読んでいるとサイズが大きくて脳の一時メモリからあふれやすいが、「(/+/■\□/)(■+\□/)」だと見るからに似たような構造があるじゃん?