Hatena::ブログ(Diary)

西野神社 社務日誌

2006-01-02 当社の元日の様子

元日の授与所

私たち神社の職員にとって“最も長い一日”であった元日(昨日)は、多忙は極めたものの幸い事故やトラブル等は何もなく、無事平穏に終えることができました。2日の今日も初詣の参拝者は多かったため、いろいろと忙しくはなりましたが、三が日の中では最も参拝者が多い元日の昨日よりは、大分余裕が出てきました。

元日の昨日は、午前0時に、時報に合わせて宮司が拝殿内に設置されている太鼓を打ち鳴らし、それと同時に、向拝の前に並んでいた参拝者の方々が一斉に賽銭箱にお賽銭を投げ入れ、平成18年がスタートしました。午前0時からは新年の御祈祷も始まり、既に参拝者控室で待機していた人たちは、0時になると同時に拝殿に移動して、「厄祓」や「家内安全」等の新年の御祈祷を受けました。午前0時から朝になるまでの間、私は、社務所の玄関で御祈祷の受付をしたり、斎主として幣殿で御祈祷をしたり、おみくじのテントに詰めたりしていました。

もともと当社ではおみくじの種類が多いのですが、昨年末からはさらに種類を増やし、今年は7種類のおみくじを用意しました。そして今年は初の試みとして、おみくじ専用のテントを授与所の横に設置し、その7つのおみくじの箱を、テント内に置いたテーブルの上に設置しました。これは予想以上に大好評で、参拝者の方々から「おもしろーい!」とか「来年も絶対来よう!」などという感想を沢山聞くことができ、また、ここのテントでおみくじを引くための両替にも対応したため、混雑している授与所においての両替への対応が少なくてすみ、当社にとってもいろいろとメリットがありました。ただし、スペースや管理の都合等から、このおみくじ専用のテントは明日(3日)の朝には撤去し、今テントの中に置かれている各おみくじの箱は、明日の朝からは授与所の前のテーブルの上に移します。

新年の御祈祷は、ほとんどが「厄祓」と「家内安全」でしたが、「八方除」、「星厄消除」、「開運招福」、「商売繁盛」などの御祈祷もあり、午前1時過ぎまでずっと続きました。拝殿の向拝で参拝する人たちの行列も午前1時半頃まで参道に続いていましたが、1時40分頃にはその行列も消え、2時頃には境内も大分静かになってきました。しかし、静かになってきたとはいえ、社務所や授与所は閉ることなく、一晩中、参拝者への対応を続けました。ちなみに今回貼付の写真は、元日の午前1時頃に撮影した、参拝者で混雑する授与所の様子です。写真左側に設営されている青いテントが、今年から設営されたおみくじのテントです。

午前3時頃には、境内には参拝者の姿もほとんどなくなりました。当社から車で10分程度走った場所には、正月三が日だけで70万人もの初詣の参拝者が訪れる北海道神宮が鎮座しているため、毎年、元日のこの時間頃には、その影響を受け、境内にはほとんど人影がなくなります。

ところで、授与所には、授与品を授与するために巫女さんたちが詰めている区画とは別に、参拝者に御神酒甘酒を振舞うために総代さんたちが詰めている区画もあるのですが(ただしこの区画は元日のみの開設です)、誰も参拝者がいなくなった頃を見計らって、私もときどき授与所に行き、体を温めるため総代さんから甘酒を頂きました。しかし、そこに詰めている総代さんによっては、親切心からか、頼んでもいないのに勝手に甘酒を日本酒で割って出してくれ(笑)、しかも、甘酒を貰う度に段々と日本酒の味が強くなっており、酔うと困るので甘酒は程々でやめておきました(笑)。

朝7時頃には、再び参拝者の数が増え始めました。私は、数十分程度の仮眠をとっただけで、結局一晩中ずっと起きていました。朝8時には、境内の職舎にて、宮司さんの奥さんや奥さんのお母さんが作ってくださった、手作りのお節料理を朝食としておいしく頂き、その後はすぐ、9時から斎行される歳旦祭の準備(大前にお供えする神饌の準備、祭典後に斎場の出口で参列者に飲んで頂く御神酒の準備、斎服という装束への改服等)をしました。

歳旦祭とは、今年一年間の無事平穏や豊作をお祈りする、元日に執り行われる神事で、私は、祝詞後取、玉串後取、軾(ひざつき)後取などの所役を務めました。一昨日の除夜祭では神楽の奉納はありませんでしたが、昨日の歳旦祭では、巫女(小学生2人)による神楽舞の奉納もありました。

歳旦祭が終わった後は、私は再び御祈祷をしたり、御祈祷の受付をしたり、おみくじのテントに詰めたり、あるいは境内の除雪をしたり、一昨日行われた大祓式に参列してくださった方々(人形を納めただけで祭典には参列していない人も含みます)に発送するための授与品の準備をしたり、それを発送するための宛名の入力作業をしたり、境内の見回りをするなどしていました。

ちなみに、元日の昨日は夜9時に、2日の今日は夜8時に授与所を閉めました。元日の昨日は正直かなり疲れましたが、しかしそれだけに、昨日はかなり充実した一日だったともいえます。

(田頭)