西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

来月からは七五三

七五三まいり幟

今週の札幌は、日中の最高気温が17℃〜23℃、最低気温が9℃〜14℃で推移しており、今月9日に26℃を記録したのを最後にそれ以降は最高気温が25℃を超す日はなく、すっかり秋らしくなってまいりました。

落ち葉も多くなってきており、境内の掃き掃除も段々と時間がかかるようになってきています。今はまだ竹ボウキだけで事足りていますが、来月の中頃からは、今は車庫にしまってあるブロワ(モーターによる送風で落ち葉を吹き飛ばす清掃用機械)も使わなくては、恐らく午前中だけでは掃除は終わらなくなってしまうでしょう。山の方では木々の葉も段々と黄色く色付き始めており、北海道では、来月からはいよいよ紅葉の季節を迎えることになります。

今日は、冬に向けて、社務所や参集殿の各窓にはめてある網戸を全て取り外し、神楽殿裏の倉庫にしまいました。この作業を行うと、夏が完全に終わったことを実感します(九州ではまだ夏日が続いているそうですが)。

北海道では、来月からは七五三のシーズンを迎えます。全国的には11月が七五三のシーズンとされていますが、北海道の11月は冬を間近に控え既に寒くなってきているため、北海道では昔から10月が七五三のシーズンとされているのです。今日は、境内に立つ幟(のぼり)を全て、「西野神社」と書かれた社名の幟から「七五三まいり」と書かれた七五三詣の幟に取り替えました(写真参照)。七五三の授与品も調整を終えており、七五三詣の受入れ態勢は既に出来上がっております。

ちなみに、京都新聞(今月22日付)の記事によりますと、最近は関西地方でも、従来の11月15日ではなく、10月に前倒しして七五三詣を行うケースが増えてきているそうです。核家族や両親の共働きが増え、揃って同日に参拝できない家族が多くなってきている、という事情もあるようで、滋賀県大津市に鎮座する日吉大社では、20年以上も前から11月15日を中心に七五三詣を受け付けてきたのですが、2、3年程前から七五三詣の参拝が10月下旬から12月中旬までに分散化するようになってきたため、今年は例年より1カ月早め、初めて10月1日から参拝を受付けるそうです。

滋賀県内では、既に多賀町に鎮座する多賀大社や、大津市に鎮座する近江神宮が、数年前から七五三詣の受け付けを10月からに前倒ししており、京都市内でも、平安神宮などが受け付けを前倒ししているそうなので、今後は全国的にも七五三詣の時期は早まってくるかもしれません。

(田頭)