西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

注連縄張り替え

注連縄張り替え

今日は、授与所手水舎神輿殿に張られている注連縄(しめなわ)を新しいものに張り替えたり、拝殿の向拝に張られている注連縄の紙垂(しで)を新しいものに付け替えたりしました。

注連縄とは、神前、神域、祭場など神聖・清浄な場所を他の場所と区別するために張り巡らす縄のことで、天照大御神に天岩戸からお出ましを願った時に太玉命が注連縄を引き渡して「是より内に還り入り給ふな」と言った故事が起源であると云われています。紙垂は、大麻(おおぬさ)や玉串(たまぐし)に付けたり注連縄に垂らしたりする紙片のことで、これも注連縄同様、清浄を示すためのもので、紙片の断ち方や折り方により吉田流、白川流、伊勢流などいくつかの形式や流派があります(当社の紙垂は吉田流です)。

当社では毎年、春祭りの前(丁度今の時期)、秋祭りの前、正月を迎える前に、境内の注連縄を一斉に張り替えており、当社においてこの作業は“季節の風物詩”の一つといえるかもしれません。

貼付の写真は、新しく張り替えた手水舎の注連縄に紙垂を付けている所です。手水舎の前の石畳、手水舎の横の砂利、手水舎の後の芝生などの一部を覆っている白いものは、まだ融けきっていない残雪です。

(田頭)