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西野神社 社務日誌

2009-12-12 激しくぬかるんだ土地での地鎮祭

例年、冬季は厳しい寒さと積雪のため、春〜秋に比べると建築関係の外祭の件数は減り、今年も、先月以降は外祭がかなり少なくなってきているのですが、今日は、大安の土曜日だった事もあってこの時期の割には久々に外祭が集中し、私は、午前中は上棟祭を1件、午後は地鎮祭を2件奉仕させて頂きました。

平年12月上旬の札幌はもう根雪になっているのですが、現在の札幌は、根雪になるどころか今日は朝からずっと雨が降っていて、そのため地鎮祭現場の地面はかなりぬかるんだ状況になっており、特に今日私が奉仕させて頂いた2件目の地鎮祭の現場は、「ここは田んぼか?」というくらい地面がかなり大変な状況になっていました(笑)。

通常の浅沓(あさぐつ)もしくは草履を履いた状態ではとても奉仕できるような状況ではなかったため、神事では一昨年3月6日付の記事で紹介させて頂いた雨天用のゴム製浅沓(あさぐつ)を履いたのですが、現場の地面が、まるで泥と粘土を混ぜたかのような非常に粘着性の強い土だったため、歩く度に地面に足が沈み、しかも足を上げる度に浅沓の底に重い泥が付着し、普通に歩行する事すら困難な状況でした。

建主さんによっては、古来から云われている「雨降って地固まる」の例えから、地鎮祭で雨が降る事はかえって縁起が良い事と受け取る方もいらっしゃいますが、神事を執行する立場の神職にとっては、激しい雨が降る中、もしくはずっと雨が降っていた直後の地鎮祭というのは、どんなに注意しても足元や袴・狩衣などが泥で汚れ、場合によっては祭器具まで汚れるため、正直言うと雨天の地鎮祭はなるべく避けたいのが本音です(笑)。

もっとも、天からの恵みである雨によってすっかり土地が祓い清められ、その直後に地鎮祭を斎行し、着工する事ができるというのは、地鎮祭としてはやはり縁起が良いとも言えますが。

(田頭)

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まきのまきの 2009/12/13 16:01 こんにちは
雨の日の地鎮祭は足元が悪く大変そうですね。
こういうお話は、ふだん聞くことができないので興味深いです。

keinoheartkeinoheart 2009/12/13 16:49 あはは。思わず出てしまう本音ですね♪
田頭さんも「えぇ〜〜〜この泥んこの中で?」って顔に出てたりして(笑)狩衣とかも汚れたら、お洗濯大変でしょう?そうかと言って汚れた格好でお祭りもできないですよね。

田頭田頭 2009/12/14 15:24 >まきの様

こんにちは。コメントありがとうございます。
今後も、神社に興味を持って下さっている方が楽しんで戴けるような、あるいは感心して戴けるような、そういった記事を書く事ができればいいなと思ってはいますが、如何せん私には文才が無いので、なかなかそういった内容は書けませんが、今後もこのブログにお付き合い戴ければ幸いです。
宜しくお願い致します!

田頭田頭 2009/12/14 15:33 >keinoheart様

一応、装束を専門に洗う業者もいますが、原則として装束(正服、斎服、狩衣など)は洗濯ができないので、普通に洗濯が可能な白衣・襦袢・袴等に比べると(但し正絹の袴は洗濯できませんが)、時間が経つとどうしても汚れが目立つようになってきます。
しかし、仰るように汚れた格好で祭典奉仕をする訳にもいかないので、屋内で斎行される上棟祭や竣工祭の時はともかく、地鎮祭がある日は、天気が悪いと少しだけブルーになります(笑)。

ちなみに、雨は降っていなくても、風が強い日も結構難儀します。
雨天時のように装束は汚れなくても、風に飛ばされないよう重りを載せている玉串や、参列者からは見えないようにこっそりテープで固定している大麻までが、風によって飛ばされ祭壇から落ちたりする事があるからです。
雨と風の両方がある日は、…言うまでもなく更に大変な事になります(笑)。

秋葉秋葉 2015/11/04 20:58 雨だから神主か中止と言われて車から降りずに謝りもせず帰られました。神様との間をとりもってくれるはずの神主。人間不信です。

田頭田頭 2015/11/10 09:43 >秋葉様

今までこのブログでもそれらの具体的な事例を何度か紹介させて頂きましたが、当社の場合は(というか多分ほとんどの神社では)、猛暑だろうが豪雨だろうが吹雪だろうが、その地鎮祭の依頼主である建主さんが「中止します」という判断を下さない限りは、どのような状況下でも必ず地鎮祭を行います。

http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20080831
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20090221
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20091212
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20130824

ですから秋葉さんの仰る事例は、私からすると全く考えられない、有りえない話です。