西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

夏越の大祓の御案内

当社では毎年6月(夏越)30日と12月(師走)31日の年2回、氏子・崇敬者の皆様方各自が日常生活において知らず知らずのうちに起こしたり犯したりしてしまった過ち・罪・穢れを人形(ひとがた)という人間の形をした形代(かたしろ)に移して清々しく祓い清め、併せて、普段運転したり乗ったりしている車にもしかするとこれから降りかかってしまうかもしれない災難を車の形をした形代に移して交通安全を願う、「大祓」(おおはらい)という神事を斎行しています。

平成22年 夏越の大祓式

今年も、夏越の大祓は例年通り6月30日、午後3時から拝殿前(但し雨天時は拝殿内)で斎行致します。当日御都合の良い方は是非御参列下さい。ちなみに、上の写真は昨年の夏越の大祓の様子です。

昨年度から先月頃まで当社にて家内安全等の御祈祷を受けられた方には、大祓の御案内や人形(ひとがた)・車の形代等を納めた封筒をこれから発送させて頂きますが、その封筒をお受けになる方以外で、形代を当社に納めて過ち・罪・穢れ等を祓い清めたいという方は、恐れ入りますが今月30日(夏越の大祓当日)の午前中までに、当社の社務所まで人形や車の形代を受けに来て下さいますようお願い致します。なお、人形と車の形代は、拝殿向拝の賽銭箱のすぐ隣に置いてある箱の中にも入っております。この箱の中に入っている人形、車の形代については、御自由にお持ち帰り下さい。

人形には、人形一体毎にお一人の「お名前」と「年齢」を記入し、名前が記された当人の身体をその人形で撫で清め、息を三度吹きかけ、そして車の形代には車のナンバーを記入して、それぞれ当社にお納め下さい。「このように書かなくてはいけない」という決まりはありませんが、書き方の一例として、形代の実物の写真を以下に貼付させて頂きます。年齢は、満年齢ではなく数え年で御記入下さい。もし自分の数え年が判らないという場合は、年齢ではなく生年月日をお書き戴いても構いません。書き終えた形代は、郵送でも、直接当社に持って来られても、納め方はどちらでも構いませんが、必ず今月中にお納め下さいますようお願い致します。

大祓の人形と車の形代

なお、当日(今月30日)、夏越の大祓に参列された方や、当日参列はできなかったものの事前に当社に人形を納められたという方には、7月1日以降に当社から茅輪(ちのわ)の輪守りをお送り致します。御不明な点は当社までお問い合わせ下さい。

拝殿前の茅輪(ちのわ)

上の写真は「夏越の大祓」を象徴する、当社拝殿の向拝に舗設される大きな茅輪(ちのわ)です。当日は、大祓詞を奏上し、人形と切麻で身体を祓い清めた後、茅の輪をくぐる事により悪疫を免れるという古事に倣って、夏越の大祓が執り行われます。具体的には、「水無月の 夏越の祓ひ する人は 千歳の命 延ぶといふなり」という和歌を唱えて茅輪を正面からくぐって左へ廻り、再び正面に至り、次に「思ふ事 みなつきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓ひつるかな」という和歌を唱えて輪をくぐって右へ廻り、再々度正面に至り、最後に「蘇民将来 蘇民将来」と唱えて輪をくぐり左へ廻ります。この茅輪は今月28日から30日までの3日間、拝殿の向拝に舗設されます。

(田頭)

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