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西野神社 社務日誌

2013-05-23 安産狛犬(あんざんこまいぬ)

当社の主祭神・豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)様は、古来より安産・縁結び・開運厄除・海上安全などに大きな御利益がある神様として知られていますが、当社で頒布している、郷土玩具の犬を模ったこの「安産狛犬」は、それらの御利益の中でも特に豊玉姫命様の安産の御神徳を戴いた授与品です。
高さは約5cm、長さは約6cm、幅は約3.5cmあります。

安産狛犬

安産狛犬

犬は、沢山の赤ちゃんを産む割にはお産がとても軽いため昔から安産と多産の象徴とされており、そのため、犬にあやかってお産が軽く済むようにという願いから、また、犬は他の動物よりも知性や忠義が強い事からそれにあやかって、賢く、常に真心を尽くす立派な子供として、無事健やかに成長するようにという願いから、こういった犬の張り子は昔から、子供のおもちゃであると同時に子供のお守りとされ、江戸時代には、生まれたばかりの赤ちゃんに犬の張り子を贈るという習慣もありました。
また、犬はよく吠えて家を守るため、邪気を祓う意味もあると云われており、民俗学的には、犬の張り子には魔除けや無病息災の意味も込められているとされています。
当社で授与している安産狛犬は、そういった古来の伝統を受け継いで、郷土玩具のようなこの形とさせて頂きました。

当社でこの安産狛犬を受けられた方は、出産までは安産祈願のおふだと共に家庭の神棚(神棚が無い場合は家の中で特に清浄な場所)にお供えして安産を祈願し、出産後は、狛犬の左右側面のどちらかの余白部に細マジックサインペンなどで赤ちゃんの生年月日と氏名を記入し、初宮参りの際に当社にお納め下さい。当社に納められた安産狛犬は、神様が鎮まっておられる本殿に奉納され、神様に末永くそのお子さんの成長をお守り戴きます。

下の写真は、皆様から奉納された、赤ちゃんの生年月日や氏名が記された安産狛犬を納めた木箱です。この木箱は、神様に最も近い本殿内に奉安されます。

木箱に納められた安産狛犬

この木箱は、何箱も積み重なった状態で、下の写真の、御神鏡のすぐ後に張ってある白布の向こう側にある空間(神様が鎮まっておられる本殿内陣の真下に当たりますが、信仰上の理由によりこの空間の詳細についてはここでは説明できません)に大切に奉安されております。

本殿(外陣)

この安産狛犬は、単体としては初穂料として一体500円で頒布しておりますが、当社で安産祈願の御祈祷を受けられた方は、御祈祷の後にお渡しする授与品セットの中にこの狛犬も含まれているため、別にお求めになる必要はありません。

(田頭)

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