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西野神社 社務日誌

2013-11-20 京都・大阪旅行(前編)

今月の14日と翌15日の2日間、私は神社から連休を頂き、連休前日(13日)の夜から15日にかけての2泊3日の旅程で、京都大阪方面を旅行してきました。ちなみに今回は初めて、行きも帰りも、新千歳関空間を就航している全日空系のLCC(格安航空会社)「ピーチ」を利用しました。
1日目は札幌から大阪へと移動しただけで実質終わったので、今日の記事(前編)ではこの旅行の2日目の朝から夕方にかけて私が周ってきた箇所の一部やお会いした人達を、そして明日の記事(後編)では、2日目の夕方から最終日となる3日目にかけて私が周ってきた箇所の一部やお会いした人達を、それぞれ紹介させて頂きます。


大阪・道頓堀

▲ 道頓堀とグリコネオン

旅行2日目の朝(午前6時半頃)はまず、大阪随一の繁華街ミナミ東西に流れる道頓堀川日本橋浮庭橋間の両岸)に設けられている「とんぼりリバーウォーク」という遊歩道を歩いてきました。
これは、道頓堀に於ける定番撮影スポットとして全国的にも広く知られている、巨大なグリコランナーが描かれている「グリコネオン」です。現在のグリコネオンは5代目で、ランナーの背景には大阪城海遊館京セラドーム通天閣が描かれています。


叡山電車正面車窓(もみじのトンネル)

▲ 叡山電車から望む洛北の紅葉

道頓堀を散策した後は京阪電車に乗って大阪から京都へと移動し、京阪電車の終点・出町柳からは叡山電車に乗り換えて、鞍馬へと向かいました。
これは、叡山電鉄鞍馬線市原二ノ瀬間で電車の車内から撮影した正面車窓です。この区間は「もみじのトンネル」と称され、特に紅葉が美しい区間として知られていますが、私が乗車した時は、まだあまり見頃ではありませんでした(京都の紅葉が最も綺麗なのは例年11月中旬〜下旬頃です)。


鞍馬山鋼索鉄道(ケーブルカー)

▲ 鞍馬山のケーブルカー

叡山電鉄鞍馬線の終点・鞍馬に着いた私は、鞍馬寺へと向かい、同寺境内で、山麓の山門駅から山中の多宝塔駅間(距離200m、高低差89m)を走るケーブルカー(鞍馬山鋼索鉄道)に乗ってきました。
牛若丸鞍馬天狗の伝説などで知られる鞍馬寺への参詣者の利便を図るため、宗教法人鞍馬寺が運行しているケーブルカーで、鉄道事業法による許可を受けた地方鉄道としては全国唯一の、宗教法人が運営している鉄道です。全線単線、車両は1両のみで、行き違い設備はありません。


鞍馬寺

▲ 鞍馬寺 本殿金堂

三尊尊天(毘沙門天、千手観世音、護法魔王尊)をお祀りする、鞍馬寺の本殿金堂(本堂)です。鞍馬寺は、宝亀元年(770年)もしくは延暦15年(796年)に創建したと伝わる古刹で、当初は真言宗の寺院でしたが、12世紀に天台宗に改宗し、長らく天台宗の寺院として活動した後、昭和24年に天台宗から独立しました。現在は、鞍馬弘教総本山鞍馬寺を名乗っています。


由岐神社

▲ 由岐神社 拝殿

大己貴命様と少彦名命様、そして相殿として八所大明神様をお祀りする、鞍馬山の山中(鞍馬寺の境内)に鎮座する由岐神社の拝殿です。中央に通路をとった割拝殿形式のこの優美な拝殿は、豊臣秀頼によって再建された桃山時代の代表的な建造物でもあり、現在は国の重要文化財に指定されています。
ちなみに由岐神社は、鞍馬寺の鎮守社で、現在は、一般には京都三大奇祭のひとつ「鞍馬の火祭り」の神社として知られています。鞍馬の火祭りは、元々は鞍馬寺が執り行っていましたが、明治の神仏分離以後は由岐神社が行うようになり、現在は鞍馬寺は全く関与していないそうです。


京都國學院 校舎

▲ 京都國學院の校舎

鞍馬山を登拝・散策した後は、叡山電車と京阪電車を乗り継いで神宮丸太町駅まで行き、そこから歩いて、平成16年3月に私が卒業した、母校の「学校法人 京都皇典講究所 京都國學院」を訪問して来ました。京都國學院は、神社本庁指定の神職養成機関で、全国にある2年制の神職養成所の中では唯一の学校法人でもあります。
今回は、この日の午後1時から行なわれる普通課程II類(正階課程)1年生の国史の授業を見学するため、京都國學院を訪ねました。


京都國學院 教室

▲ 京都國學院で学生達にお話しをしてきました

まず京都國學院学監のM先生に職員室で挨拶をさせて頂いてから、国史の授業が行われる1年生の教室に入ったのですが、国史の授業を担当されているK先生から、授業を始めるに先立って、まず、卒業生として、現職の神職として、神職を志す1年生にお話しをして下さいと言われ、講話や訓話という程の大層なものではありませんでしたが、同校の卒業生且つ現職の神職として、僭越ながらも15分程お話しをさせて頂きました。
“話す側”の立場として教壇に立ったのは、平成14年の夏に熱田神宮の緑陰教室で4年C組の学級担任を務めて以来11年ぶりの事で、こういうのは全く慣れていないのでとても緊張しました(笑)。


京都國學院 教室(一学年国史の授業風景)

▲ 京都國學院で国史の授業を見学してきました

歴史学者のK先生が講義される普通課程II類1学年での国史(一般の学校でいう日本史)の授業を1時間程、見学・聴講してきました。学生だった当時、国史は特に私が好きだった授業で、この時の授業は、時代としては鎌倉幕府の成立から承久の変の辺りでした。
しかし、世間一般に定着している「承久の乱」としてではなく、「承久の変」として授業をしている所は、いかにも神道系の学校の「国史」らしいなと思いました(笑)。ちなみに、戦前は「承久の変」という呼称のほうが一般的だったようです。


伏見稲荷大社の千本鳥居

▲ 伏見稲荷大社の千本鳥居

京都國學院を後にした私は、京阪電車で伏見へと移動し、全国稲荷神社の総本宮で稲荷信仰聖地である伏見稲荷大社をお参りしてきました。そして本殿をお参りした後は、本殿後ろの稲荷山に林立する、幻想的な雰囲気を醸し出す千本鳥居(鳥居のトンネル)を通り貫けてきました。千本鳥居と称されるこの区間には約900基の鳥居が立ち並んでいて、稲荷山全体では、全部合わせると約1万基もの鳥居が立っているそうです。
ちなみに、「口コミで選ぶ!“行ってよかった” 外国人に人気の観光スポット2013」で、伏見稲荷大社は第2位を獲得したそうです。確かに、外国人の観光客・参拝者はかなり多かったです。


伏見神寶神社

▲ 伏見神宝神社 拝殿

千本鳥居を見学した後は、稲荷山の山中に鎮座する伏見神寶神社(ふしみかんだからじんじゃ)へもお参りに行って来ました。これは、天照大御神様と稲荷大明神様をお祀りする同神社の本殿手前に建つ拝殿です。
社名の「神宝」は、物部氏の祖神・饒速日尊が天上よりもたらしたとされる十種神宝の事(沖津鏡、辺津鏡、八握剣、生玉、足玉、死反玉、道反玉、蛇比礼、蜂比礼、品物比礼)をいい、同神社にはこれらの神器が奉安されているそうです。


伏見神寶神社の宮司さんと私

▲ 伏見神宝神社の宮司さんと私

伏見神寶神社では、京都府神社庁の監事で京都國學院の講師でもある、同神社宮司のN先生ともお会いしてきました。折角なので、僭越ながらN先生と一緒に写真を撮らせて頂きました。N先生、どうもありがとうございます!


(田頭)

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