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西野神社 社務日誌

2018-03-04 平成30年 人形供養祭(合同)

今日は午前11時から当社の参集殿で、毎年3月恒例の行事である「人形供養祭(にんぎょうくようさい)」が斎行されました。
当社では毎年、ひな祭り(3月3日)の次の日曜日合同の人形供養祭を斎行しており、今年の場合は本日(3月4日)がその人形供養祭の日となり、先月15日から今日までの間に当社に直接持ち込まれたり送られたりしてきた無数の人形・ぬいぐるみ類が参集殿の祭壇全面にズラッと並べられ、それらの人形・ぬいぐるみ等の前で、厳かに人形供養祭が執り行われました。

西野神社 人形供養祭

西野神社 人形供養祭

当社が人形供養祭を始めた当初(今から二十数年前)は、人形供養もしくはそれに類する神事を行っている神社は全国的にもまだ少なく、宗教関係施設での古い人形の受け入れ先がかなり限られていたため、当社に納められる人形の数は膨大で、人形供養祭の当日やその直前などには、マスコミによる取材もよくありました。
その後、古い人形をお預かりする神社や寺院などが徐々に増えていった事もあり(北海道内でも増えていきました)、当社に納められる人形の数は、勿論年によって多少の増減はあるのですが、概ね横這いもしくは以前に比べると微減の傾向にあります。
しかし、それでも相当な量(正確な実数は不明ですが、数千体から1万体くらいはあると推定されます)には違いなく、これだけの数の人形がこのように一同に祭壇にお飾りされる様は、なかなかの圧巻です。

西野神社 人形供養祭

西野神社 人形供養祭

なお、人形供養祭という名称については過去にも何度か説明させて頂きましたが、「供養」という言葉は本来は仏教用語であり、神社の立場としては、人形供養祭には別の名称を、例えば「人形等清祓い」や「人形感謝祭」などを充てたほうがより適切なのかもしれませんが、現実には、供養という言葉は仏教用語としてのみならず一般用語として広く世間に定着しており、清祓いや感謝祭という名にするよりも供養祭という名を用いたほうがどなたにも直ぐに祭典の内容をイメージ・理解して戴ける事から、当社ではあえて人形供養祭という名を使っています。
「供養」という仏教用語を使っているからといって、神仏習合に基づく内容(一部、仏事の要素も含まれている)で斎行しているというわけでは全く無く、祭典の内容は、純然たる神社神道の神事です。


本日斎行されたその人形供養祭では、私(田頭権禰宜)が斎主として、門権禰宜が祭員として奉仕し、浄衣という純白の装束を身に纏った私達2人で、「持ち主の方々の愛着や慈しみ・その他の様々な思いが籠っている、これらの人形・ぬいぐるみ等に宿っている御霊(みたま)が、神様のお導きにより神様の御許へと還り、そこで心穏やかに落ち着き鎮まりますように」という事を心より御祈念させて頂き、併せて、持ち主の方々が抱く人形・ぬいぐるみ等に対しての心からの感謝の気持ちを、祭詞(所謂祝詞)という形で、それらの人形・ぬいぐるみ等にお伝え致しました。

西野神社 人形供養祭

西野神社 人形供養祭

西野神社 人形供養祭

西野神社 人形供養祭

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そして、人形供養祭を終えた後は、先月24日付の記事で詳述した通り、納められたこれらの人形・ぬいぐるみ等のうち燃える材質のものを、お昼過ぎから夕方頃にかけて、境内で点火した清浄な忌火にて焼却炉で焼納(お焚き上げ)させて頂きました。

今日の人形供養祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「平成30年3月 人形供養祭(合同)」のページ(下記URL)にも多数アップロードさせて頂きましたので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/300304.htm


なお、2〜3月期の人形類のお預かりは、今日を以て終了させて頂きます。来月(4月)はお預かりはしておらず、次は、5月1日〜7月31日にかけての3ヶ月間、また人形類のお預かりを再開させて頂きます(その3ヶ月間については、今日のような合同の人形供養祭ではなく、個別の人形供養祭として執り行います)。宜しくお願い致します。


(田頭)

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