オペレーション戦略

半年程前に購入・熟読したものだが、再度引っ張り出してきた。
今月は決算月、来期の部門施策を纏め、全体会議で発表するにあたって、参考(パクリ!?)にしようと企んだうえの事。
今の自分のレベルではこの本に纏められた内容は魅力的で、現状ニーズに対するマッチング度合いが非常に高い。なにより他人に対して説明しやすい。
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KPI(Key Performance Indicators)
業績を測る財務指標はどの企業でも用意されているが、業績を実際に生み出しているオペレーションの品質を測定するKPIを上手に使ってる企業はあまり多くない。

依然の勤め先はロット生産という事もあり、コレが結構上手だったと今にして思う。
コックピットとしてのITプラットフォームも揃っていたし、個人レベルでのカスタマイズも良くやった。
日報・週報進捗活用により、ヒトとの関連付け、前工程のモニタリング、ネック箇所の可視化も出来ていた。まあ、おっきな情報システム部門がいてたから当然といえばそれまでか。

今はアカン..
決定的なKPIの定義と浸透、可視化と配信、このあたりを攻めてみよう。
IT、ITとあまり騒ぎすぎると、ショートしてぶち切れちゃう連中、この辺をどう攻略するかがミソ。
それと予算取り、忘れずに。

4つのチェックポイント

  • 継続的仕組み

業務スタンダード

  • 顧客本位と効率性

オペレーションは最終的に顧客に価値を提供するための一連の”社内手続き”であるといえる。したがって、CSに結びつかないオペレーションは、たとえ効率がよくても競争優位に繋がらない。
一方で、あまりに顧客の要望に振り回されてしまうことは、効率性が阻害され、高コスト体質のオペレーションになってしまう。

  • ITの活用

所詮ツールに過ぎないを忘れるべからず。
フェデックスの例;多額のIT投資と同様に、ヒトに対する積極的投資を怠らない。管理者教育施設、サーベイ・フィードバック・アクション(SFA)と呼ばれるES(従業員満足度:Employee Satisfaction)調査等々の充実。
「業務品質を創り込むのはヒト」

  • トップから現場までの意識浸透

あまり使えんか..

オペレーションの5つのモジュール
CRM、SCM、調達、研究、開発、管理・スタッフ業務

この辺は攻めどころのメイン!!

  • 顧客が見える仕組み
  • プロセスが見える仕組み
  • ナレッジが見える仕組み
  • 結果が見える仕組み

日報の活用と統計でもするか..重要度のランク分けとか、案件熟度管理とか。
ナレッジという言葉でぼやーっと攻めるよりは、不具合等に特化した方が良いか。
透明度が高くても検索容易でないと意味がない。なんでもかんでも配信しても焦点がぼやけるだけ。
社内のIT認知と活用スキルが追いついていない。

プル型モデルへの変換

市場のダイナミズムに追従すべく、目指すべきSCMのビジネスモデルは、市場変化に俊敏に対応できるサプライチェーンでなければならない。

今になって、一括発注やパーツ在庫などと、馬鹿丸出しの議論をやっている。
どう阻止するべきか.. 上が飛びつきそうな”餌”がいる。
需要予測・投入計画という面で、販売計画→調達計画の企画でも出してあげるべきか。しかしまあ、食いつかれても辛いもんがある..
装置もんは在庫基準の設定・定期レビュー、部品もんはメリットの希少性でも纏めるか。


調達オペレーション

トータルコスト・マネジメント、サンプライヤーの構造改革、ネット調達、共同購買

部品のモジュール化、ユニット化、
標準コストのモジュール化、ユニット化
手配区分けのモジュール化
デュアル・ソーシングと安定供給、強調と競争のバランス
テコ入れ協力会社の選定
自社・調達元・供給先のネットワーク、or ホットライン

プロジェクト管理、オーダー管理、ワークフロー

コンカレント化、順序の逆転
図面活用 図面リスト、製品・部品との親子関係、体系の階層化、ユニット情報の活用

スタッフ業務のオペレーション

業務の..
廃止、自動化(機械化)、簡素化、標準化、集約化、移管・アウトソーシング

意思決定のスピードアップ

 多くの日本企業においては、意思決定プロセスに多大の労力と時間をかけている。
稟議書や、意思決定の参考にするためのさまざまな関連資料の作成、社内調整や会議、根回しといった業務の累積は想像以上の工数になる。
 ある食品メーカーでは、経営企画部門や各事業部門の工数の約40%が、意思決定に関わる準備作業、調整業務だった。
 こうした業務そのものを簡素化したり、IT活用によって資料作成の効率化を推進したりする活動も必要ではあるが、その一方でより根本的な改革に結びつけるためには、意思決定プロセスや組織階層の見直しに手をつけなければならない。


クイックヒットを期待してパイロットプランを何処に設定するか、期待水準をどうすべきか、優先順位をどうするか、
中期プランとの相関はをどうするか、余裕・予備としてのバッファを何処に隠すか。



しかしまあ、カタカナだらけやん..