難しい所で

Dr-Setonさんの、「シートン俗物記」より、
自滅する地方 焼津編
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091016/1255699254

難しいトコロですよね。
自分のように九州から東京に出てしまった人が言えることでは無いのですが、ふと思ったコトいくつか。

実際、こうなってしまった市街地なんてよく見る光景です。県庁所在地でない県内道内第二・第三の都市では、こんな人が通らないエリアが普通になりつつあります。出張や旅行とかでそんな場所に降り立ち、駅前からの交通手段に困ったりメシ食う場所にも困ったり。そんな街で、ドコに人が居るかと言えば、郊外バイパスにある巨大ショッピングモール。
どーにかしようと努力しているのは、どこのエリアでも見る事は出来ます。けどどこでも見事に空振りの結果に。コンパクトシティを目指してみたり駅前再開発したりしてますがどーにもなかなか結果出ず。

どこも道路は立派。確かに車で通ると非常に便利。そういう各種の公共事業による建築はてっとり早い地域振興策ですし、そのエリアにおける一つの産業として今まで十分に回ってきてたのは事実。しかしねー、そうやってせっかく興した建築業も、設計やプランニングだけでなく、実際に手を動かす職人のノウハウとかまでパッケージングして諸外国に売るとかそんな動きが有った訳でもなく、ただ単にそのエリアの人が食べるためだけにやってきてた場所が多いのは紛れも無く事実。国から配分されたお金を、ただ知識も何も要らず、競争力もロクに無い産業ばかりに使っていたのは、有る意味自分から飼い殺しにハマってたようなもの。そいういう飼い殺し産業やただの生産工場だけ存在し、自分から業を興すような気概も無いエリアじゃ人は定着しないわな。…ってこんな意見何年も前から言われてたってのに。
上記のblogにもある茨城人の言葉、
「没個性だとか言うのも大きなお世話ですね。
焼津市民は、かっぱ寿司もイオンも使うなって言いたいの?」
ってのに全てが集約されています。郷土に愛があるなら、本来ならそんなエリア外が本社のチェーン店なんて使わせちゃダメなのです。茨城もそんなエリアの一つなのですが、大きな問題の一つは、かっぱ寿司もといカッパクリエイトやイオンを自分達の手で作れなかったコト。ただ単なるチェーンの一つが地元にあるだけで満足しちゃダメ。サービスに品揃えに、あらゆる面でイオンを上回るようなモノを起業し、イオンなんてあんなクソ店を使ってられるかと消費者に思わせるような企業を作らなきゃ。

そんなこんなで人が通らなくなった商店街や寂れ切った駅前も、今自分が住んでいるエリアのように、無駄に人が沢山居れば、シャッター商店街の時期を通り過ぎても再開発業者の手や外国人の手によりちょっと変わった再生をし始めます。けど、それが出来ず供給側が昔日の栄光を夢見て高価な不動産ばかり提供するとか、無闇矢鱈新参業種を排除するなどの問題が発生するともう一瞬でシャッター商店街の出来上がり。極論すればシャッター商店街問題ってのはただ単に供給側の問題。どんな業種でも入れるような十分に安い料金とそれをサポートできる体制さえ整えば一瞬で解決。とは言え、今まで月20万で貸せてたエリアで、人が入らないだけで今日から月二万だと言われても、感情じゃ納得できないですよね。

で、自分が今居る会社、そして自分自身も人のコトは言えず。アレコレあってなんか今期のボーナスが心配。営業さん達の悲鳴ばかり聞く最近です…。はぁ…(溜息


さて、先週末の記録。
土曜日はイロイロ。
まずえむやんさんと秋葉での利き酒会に参加、その後オクトーバーフェストに行きUTAU関連の集まりに顔を出す。そして夜の賑やかな中華街を案内し晩ご飯。
日曜日の夜は、渋谷でのヲタリデリバリーへ。いつもよりはるかに広い会場、なかなか快適でした。デジカメ持っていったけど電池切れ、予備の電池慌てて準備したけどコレもまた充電してないwww 結果カメラは無用のただの重りに。使い慣れてるE-10、古いだけあってホントに電池食いなんですよね。次週のおふっ会どうしようかなぁ?チケットは買いましたが、そう顔見知りが居るって訳でも無いですし。ま、飲んでいればどーにかなるでしょw