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2018-05-30(水)

[][]読書メモ 10:14 読書メモを含むブックマーク

森内俊雄『道の向こうの道』(新潮社)を読んで気になったところをメモしておく。


43〜44ページ

 五月になった。わたしは「車」という詩の同人誌を創刊した。巻頭詩として、大阪YMCAの「詩のクラブ」で知遇を得た詩人港野喜代子の作品掲載した。その詩は、この詩人集大成である編集工房ノア刊『港野喜代子選集』からも洩れている。ここに再録しておこう。せめてもの恩返しである


   結晶

私のこころ

あなたこころ

太古の生きものの残した証拠がある

幾百万年 幾億年

耐えて来たのは人間だけではない

わずかな生涯を コップの中の

泡くずに浸っていたのでは

洪積世直前の氷河の動きはききとれない

常に大地の胸かき破って つかみだした

濁ったものをも順々に並べてみよう

煙色の水晶だってあるんだ

氷河の来る前に

人間の わびしい言葉を うんと集めて置こう

               (若人に おくる 一つ)


149ページ

 大阪へ帰った翌日、心斎橋北詰にある駸々堂へ行った。年の暮の気配は書店のなかへも立ち込めていたが、それでかえって新刊本の並びが楽しかった。ここには読書沃野があった。それから道頓堀まで歩いて天牛書店へ行った。

 ここで不思議古書を見つけた。直木三十五大阪物語』がのどかな函カバーくるまれて、均一価格の平台にあった。本を手に取って、一冊を引き出すと、装幀矢野橋村とあって、呉服模様を思わせる典雅くるみカバーがかかっている。手がこんでいて、外函、本表紙ともに装画のカバーくるまれている。それを剥ぐと丸背の表紙は水色の布クロスで、そこに樹幹に取り付いた蝉が金箔押しで描かれていた。風流な侍が身をやつして花柳街を散策しているところを連想した。一目で気に入ったものの、カバーをはずした本体は、昭和九年七月に刊行された改造社直木三十五全集の第六巻である。本文は二段組みの総ルビだった。なんだかよく分からないが、安価なことと読んでみたくもあるので、買うことにした。お金を支払っていると、店主らしい人が微笑しながら言った。「学生はん、見つけものや、古本のおもろいところでんな」




道の向こうの道

道の向こうの道

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2018-01-19(金)

[]そっと心に 10:25 そっと心にを含むブックマーク

心斎橋JANUSへ川村結花ライブをみにゆく。

好きと思っているミュージシャンは何人かいるが、自分の心にいちばん長く寄りそってくれているのは、やはり彼女音楽だと思う。だからいつも心の中にそっとしまっておきたい。

わけあって少し緊張していたこともあり、ライブの細かい内容をあまり覚えていない。写真も一枚も撮っていない。でも心地よい夜であったことは間違いない。

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2018-01-18(木)

[]灯りのない提灯 11:52 灯りのない提灯を含むブックマーク

f:id:nitobesan:20180119114511j:image

「ちょうちん通り」を見てみたいという友だちと裏天満へゆく。

夕暮れどき、狭い路地を抜けて「ちょうちん通り」にたどり着くと、確かにたくさんの提灯をぶら下げてはあるが、灯りがともっていない。下から覗きこむと電球もない。どうやら空の提灯をぶら下げてあるようす。これなら昼間の方がきれいかも。ちょっと残念…。それでもちゃんと写真は撮る。

さてどこかで飲みましょうか、となるが、決められない二人は裏天満路地をふらふらさまよい歩く。

ようやく入ったスペインバル料理も酒も美味しく結果オーライ

次はカキ小屋に行きたいな。

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2018-01-08(月)

松家仁之『光の犬』

[]よみぞめ 10:47 よみぞめを含むブックマーク

年が明けてすぐに松家仁之『光の犬』(新潮社)を読みはじめ、昨夜に読了

外出するときも持ち重りのするこの本を常にたずさえ、寸分を惜しんで読みついでいた。長く濃密な文章時間がかかったけれど、読んでいてとても気持ちの良い文章だった。

今まで気になりながらも読まずにいたが、今年はこのひとの作品をさかのぼって読んでいこうと思う。

そして、この本も図書館で借りて読んだけれど、手もとに置いておきたいから購入しようかと考えている。

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2017-05-31(水)

[]復活バナナホール11:38 復活バナナホール!を含むブックマーク

f:id:nitobesan:20170601113521j:image

以前あった場所から徒歩3分のところに復活したバナナホールへ『ビギンマルシャショーラ2』リリース記念ライブを観に行ってきた。

 

マルシャリズムに合わせ、90分間歌いつづける彼らの姿をみて実感したこと……

それは、まえのバナナホールでやってた頃のBEGINを知っていることは、自分にとって大切な宝物だということ。

最近の彼らのライブ楽しいけれど、バナナホールBEGIN自分にとって別格であり、これからどんなに素晴らしい歌い手出会ったとしても、これは死ぬまで不変の想いだと思う。

彼らの音楽出会えて本当によかった。ありがとうBEGIN

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2017-04-22(土)

[]ともだち 17:46 ともだちを含むブックマーク

f:id:nitobesan:20170423173737j:image

うららかな空のもと、数年ぶりに会う友だちと長居植物園デート

ぶらぶら歩いたり、木陰のベンチに座って缶コーヒーを飲んだりしながら3時間半もしゃべる。

別れ際、どうでもいい話ばっかりやったな〜と言って、わらいあい、手をふる。

陽はかたむき、ほほにあたる風は少し冷たくなっていた。

 

こんなふうに久しぶりに会っても、たわいない話を普通にできる友だちを大切にしたいと思う。

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2015-07-25(土)

[]鶴見俊輔さんのこと 13:58 鶴見俊輔さんのことを含むブックマーク

鶴見俊輔さんが亡くなられた。

いつかはと覚悟はしていたが、しかし実際にその報に接し、思いのほかダメージの大きいことに自分でも驚いている。

もちろん鶴見さんとは直接の面識はない。けれど、鶴見さんの著書や言葉、そして行動からは多くのことをさずかった。その中でも一番大切にしているのは「自分の中の正義を疑う」ということ。自分が正しいと思い、突き進んでいるときが一番あぶないのだと……。

この想いは、これからもずっと自分が生きていくうえでのお守りとして大事にもっていきたいと思う。


ここに黙して心よりご冥福をお祈りします

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