YAPC::Asia 2011に参加しました
先週の金・土に開催されたYAPC::Asia 2011に参加しました。YAPCはなんだかんだで3回目です。毎年会う人もいて、「Perlはもう書かないって去年言ってましたよね (ニヤニヤ」とか言われました。あれ、そんなこと言ったっけ…。
以下に印象に残っているトークと感想を書きます。
Perl 5.16 and beyond
Jesseのトークは毎年面白いですね。これからのPerl5はよりより形で後方互換を捨てる、とか、そろそろ名前を変えてもいいかもしれないなど夢のある話が聞けました。
Hacking with metacpan
id:tokuhiromさんのトークです。metacpanは使ったことがないし直近で使うこともなさそうなのであんまりピンときませんでしたが、軽量なCIツールUkigumoは使ってみたいと思いました。
Ukigumoを作る前はテスト結果のログを日付ごとに出力してPlack::App::Directoryでログディレクトリを見るということをやってたというのに関心しました。発想が柔軟ですね。
ぼくがかんがえたさいきょうのうぇぶあぷりけーしょんふれーむわーく
弊社のid:cho45のトークです。「フレームワークはどうせコードを全部読むことになる」と「コストがかかることを簡単にできるようにしてはいけない」いうセリフが印象的でした。
Tetoでニコニコ音声ストリーミング
弊社のid:motemenのトークです。rejectされてスイーツエリアでの発表でしたが、プレゼンの構成もわかりやすく、質の高いトークだったので挙げておきます。
TetoはGitHubにあがっていて、実際に昨日使ってみましたが、AutoPagerizeや非同期でのバッファリングなど、細かい部分での使い勝手がよく考えられていて良いですね。
懇親会 & 後夜祭
今年は積極的に交流してきました。miyagawaさんに「Plackを参考にしてClackを作りました!写真撮っていいですか?」と言って写真を撮っていただきました。
あとid:tokuhiromさんとも並んで写真を撮ってもらいました。
Amon2
id:tokuhiromさんとは後夜祭でもお会いして、Amon2に関する質問をしました。
「トリガってなんであるんですか? Plack::Middlewareじゃダメなんですか?」
Plack::Middlewareでもできるんだけど、Middlewareで書いちゃうと使いづらくなることがある。たとえば、認証処理を入れたい場合、アカウント情報はフレームワークのconfigに書いてあるけど、Middlewareだとapp.psgiに書かないといけなくなる。app.psgiは大きくなりがちなので極力小さく、ロジックは書かないようにしたい。
トリガだとリクエストがPlack::Requestの形で渡ってくるのでいじりやすいという理由もある。
あとは、トリガという概念が初心者にわかりやすい。初心者に対して「Middleware書いてよ」っていうのはかなり難しいことだと思う。
id:tokuhiromさんは我が強い印象があったので、初心者のことまで気遣って作っているというのが意外でした。
「他の人がAmon2を使って書いたアプリケーションを自分が引き継いだとしても困らないように、という考えで作っている」というセリフが印象的でした。
まとめ
今回は今まで知ってはいても話したことがなかった人と話せたり、初めてLTをしたり*1で充実した2日間を過ごせました。来年もあれば是非参加したいです。
また、僕が撮った写真は僕のフォトライフに上がっているので、ご自由にお使いください。懇親会や後夜祭の写真が多めです。
*1:2日目の「Perl→Common Lisp→Perl」というLTです