タイ人の衛生観念。

似たようなこと何度も書いたかな。
大便、小便、鼻水、唾、地べたが汚いという概念がない。
犬のようにどこでも小便をする。
小便をするために便所に行く男性はほぼ皆無。
女性ですら外で座りションする人もいる。
トイレの前で小便をしたりする。
そこまで行ったならついでにトイレに入ればいいのにと思うがどうしても外で小便をしたいらしい。
小便が汚いという概念を持っている人がおらず、どこで小便をしても注意する人がいない。
田舎には水道がないから汚い水でも生活用水として使うし、飲む。
地べたに皿を置いて食事するのは普通である。
高いところに置いたほうが清潔という概念はない。
埃が汚いという概念もないようで、地べたで食事している人の横を平気で床をほうきがけして食べ物にほこりをかけたりする。
食べ物にほこりがかかっても扇風機をつける。
他人とでも同じ皿をつつきあう。
コップはまず洗うことはない。
唾が汚いという概念がないから滅多なことではコップを洗おうとしない。
コップを洗ったとしても、豪快な洗い方をする人が多い。
バケツで水をぶっかけて終わりとか、バケツに一秒つけて出すだけとか。
水道がない所が多いからだと思うが、水を流しながら食器を洗うことが悪と考えられているようだ。
水を流しながら洗わないのだから、汚い水につけることになり洗っているというより汚しているように見える。
食堂とかでも豪快なコップの洗い方をしているのを見るからコップで飲み物を飲む気が失せる。
コップをほこりが入らないように逆さに置いたりするが、床に直接置いたりする。
床が汚いという概念がない。
滅多なことではティッシュを使わない。
多くのタイ人にとってそんなものは不要。
寒い時期にはみんな鼻水を鼻に貯めてジュルジュル一日中音を出している。
どうしても出てくる鼻水はそこらへんになすりつけたり、片穴を押さえてそのへんに発射する。
顔中が鼻水だらけになるが気にならないようだ。
気持ちが悪いからわざわざティッシュを渡したりするが、なぜかみんなティッシュを使うことを拒否する。
生まれてから一度もティッシュで鼻をかんだことがないからだ。
頼むから鼻水をためずに出してくれといっても、ジュルジュルすする音を一日中出すことを選ぶ。
ハエや蟻には寛大。
食べ物には必ずといっていいほど、ハエや蟻がたかるようにわざとする。
一応、理由があるが密封するとカビが生えるので、カビが生えるぐらいならハエや蟻がたかるほうを選ぶということだろう。
市場に行くと、肉や魚が密封されることなく、ハエがたかり放題の状態で売っている。
そんなの気持ち悪いから、ラップしてあるものを選んで買ってきても、最初から一センチ超えのウジムシがうじゃうじゃ沸いていたりする。
ラップとか容器に入れて密封するとかいう考えがなぜかない。
ハエだけでなく蟻もたかるわけだが、食べ物は決して捨てたりしない。
蟻ごと食べる。もちろん蟻は生だ。
あとは唾をどこでも吐く人が極端に多いかな。
唾を吐くことが趣味というかかっこいいとでも思っているようだ。
食事前に手を洗う人はいない。
地方によってはスプーンを使わず手で直接食べることを好む。
こういう人たちばかりなので、寒い時期にはいつも集団で風邪をひく。
これらのことを気にする人はいない。
人生、何事も気にしなければ幸せになれるという独特の人生感を持っている。
これがタイ人のマイペンライ文化だ。
タイで生きていくにはあらゆる病原菌に対する免疫力を問われる。
日本人にはちょっと苦しいものがある。
何も知らずに「タイが好きです。」と言っている日本人も多いと思うが、まず蟻だらけ、ウジムシだらけの食べ物を平気な顔して食べてからそういうことを言って欲しいものだ。
地方にもよるがネズミ、カエル、昆虫も食べる。
魚も家の前の汚いドブにいるような魚や、ゴミやヘドロまみれの汚いドブ川の魚を平気で食べる。
下水道なんかない。
なんでもかんでも川に垂れ流しだ。
そんな汚い川やドブに住むナマズとかフナとかでも貴重な食料だ。
あと、犬や猫がいると、犬や猫が食べた後の食べ物を食べたりしなければならなくなったりする。
猫はもちろん犬も放し飼いだ。
大便が汚いとも思っていない。
トイレ用のブラシや雑巾で食品関係のものをこすったり拭いたり、素手でトイレの便器を洗ってその手で皿を洗えとか、とてもついていけいない命令をする団体もあったなあ。
田舎の人は大便が汚いなんてことを知らないからそういう人がトップになった団体ではこうなる。
トイレの便器は必ず素手で洗えという恐ろしいルールがあったのだ。
その団体は巨大で人数は数え切れないほどいたが抗議する人が一人もいなかった。
トイレ掃除で使った桶で歯磨きするとか、歯磨きしろとかね。
こういう環境で暮らしているから、今病気になって寝込んでいます。
タイ人のように免疫がありません。
四年タイに住んだから多少は免疫ついたかなと思っていたが、甘かったなあ。