半日ずつ

いろいろな事情で半日ずつ走り回った。
某日、仕事の後にいつものように通勤車で樒原越畑→神吉へ。

最近は休日には樒原みたいなところにも棚田の写真を撮りに来ている車なんかがいるが、さすがにこの日はおらず。水を張った棚田と濃くなった緑が美しい。
周山で休憩し、京北を横切って久しぶりに灰屋から芹生に向かう。熊が出そうな心細い道。芹生の里から川沿いに上って峠へ。

恐ろしい勾配の峠を貴船に下り、この日は人も少なく、貴船川に沿って下る。木漏れ日の美しい渓谷である。

某翌日、ロードで半日仕事に行き、終わった瞬間に飛び出して、前日と同じ府道を上がる。今度は灰屋へ行かずに大布施町へ。裏花背をアウター縛りで越える。なんだか楽しくなって、日没もまだなので、表花背をもう一度上っておかわりする。さすがに30分前後かかった。

鞍馬の牛若餅は売切れており、この日は水無月を頂く。ウマい。

某翌々日、昼までだけ時間が与えられたので、5時半に起きて7時ごろに出発し、花背を越える。朝一番なので30分を切る。休憩もせずに広河原へ向かう。

久しぶりの広河原は美しく、テンションが上がる。ロードでツーリングっぽいカップルに出会う。
交通量の全くない佐々里峠を越える。ここの裏側は殊に美しい。

行動食を頬張りながら、茅葺きの里へ。行動食をさらに手に入れる。売店の方が、近所のおばさんと「おっはー」と挨拶されていて、度肝を抜かれる。
神楽坂から周山へ。オートバイ、ロードなどたくさんのツーリングの人がいる。物足りなくなるのを恐れ、栗尾峠のアウター縛りに挑戦する。ちょうどどこかのチームが数人いて、千切れている二人を抜く。特に抜くつもりはないが、マイペースで行くと抜いてしまうだけではあるが。
あとでこのチームが下りで集団走行で抜いていくが、T字路の赤信号を突破していたのでガッカリする。ああいうのは迷惑だからやめてほしい。乱暴な自動車でもだいたいは、信号ぐらいはイヤイヤ守っているというのに。誰かが言っていたが、公道で乗り物の限界性能を試すスポーツカーもオートバイもダメだが、少なくとも交通量のないわけではない国道で限界性能を集団走行で試さないでほしい。同じように見られると迷惑だし。これだからチームは好きじゃない。
杉坂口から持越峠へいき、こちらも緩い側なのでアウター縛り、これで満足する。
雲ケ畑の垣根の花も美しかった。

市内へ帰ると交通量が多い。走っていて怖いのは、ダンプカーでもトレーラーでもなく、市内のママチャリである。田舎道ではダンプカーや乗用車とも譲り合うので怖くはない。市内のママチャリやそれに類するチャリンコはほとんどが最低である。公道をまともにシェアする人の態度ではない。あの態度のままロードに乗る人もやめてほしい。
まあどうでもいいが、信号を守らないような人は相手にしないことにしている。だからかどうか交流するのは、たいてい一人か少人数で来ている人に限られることになる。