冬の東京

 冬の東京は、晴れた日が多く、風が強い。

 多摩川を走ると、洩れなく向かい風トレーニングになる。気温はそれほど低くない日が多く、過ごしやすいと言えると思う。

 何の関係もないが、数か月後に職場に来られるアメリカ人が、トレッキングコースを探していると言う。既に熊野古道は踏破済で、trekking & old Japanがお好みだということだ。

 日本でトレッキングという意味では、日にちがあれば個人的には屋久島をお勧めしている。old Japanという意味では屋久島はどうか?そういう意味では、たとえば木曽路あたりがいいのだろう。

 トレッキングと言えば、八ヶ岳あたりも素晴らしいと思う。縄文時代の遺跡もあるそうなので、ある意味でold Japanであろう。求めているのは、たぶんそういうoldではないだろうが・・・。

 自分のかつての行動範囲で言うと、近畿の鯖街道が挙がる。しかし踏破するのはいろいろな意味で困難であろう。百井から尾越、久多から針畑川沿い行って朽木から日本海へ抜けると最高だろう。

 つくづく、ああいうところをトレッキングコースとして整備できたら、素晴らしい観光資源になるという思いがしてならない。そういう嗜好のある外国人観光客は意外といるように思う。

 東京の冬も、積雪、路面凍結が起こると行くところが少なくなる。仕方ないので、三浦半島までペリー記念碑を見に行き、明治開国を感じてきた。