いのちのかくご

9ヶ月前に書いた記事。
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出産に際し、自分が色々と高リスクなのは知ってたが。


流産危機は去り、相方(在宅の限り診察には同行)とともに幾分ほっとした気持ちで迎えた診察日。
が。医師がエコーを見ながら顔を曇らせる。胎児に少々問題があるかもしれない、羊水検査を受けますか、と。羊水検査は、ダウン症という言葉とセットでなんとなく頭にあったN吉ですが、動転して「検査を受けるということは、中絶するということですか?」と聞いてしまいました。
予め子供の状態を知り、それに備える意味もあるとのこと。検査を受けられる期間は決まっているので、よく相談してね、と帰されました。


おおまかな説明は受けたものの、とにかく初めてのこと。ネットで情報収集です。
わかったのは以下のことでした。
・高齢妊婦は障害児を生む確率が高い(これは知ってたけど)
・胎児の首の後ろに水袋(NTというらしい)ができることがあり、この厚みとダウン症には相関があることがあるらしい
・羊水検査とは羊水を採取して培養することにより、ダウン症を判別できる検査
・羊水検査は培養時間がかかるので、中絶の場合は、時間的制約がある
・わずかな確率ながら、羊水検査で流産することがある


相方と話し合いました。
・検査を受けるなら、流産のリスクもあるし、結果によっては中絶まで視野に入れねば
・中絶した場合、次の受精確率は不明。しかも年齢は上がるので、今以上にリスクも増大。子供を諦める覚悟も
・羊水検査でわかるのはダウン症か否かだけ。他の病気を持って産まれたり、死産だってありうる


というわけで、検査は受けないことにしました。
産まれたら、どんな子でも、育てる決心をした。
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生まれた子は、ダウン症ではありませんでした。出生前のエコー検査については、クローズアップ現代でも特集されてたんやね。実際に、エコーを見ての中絶が増えているというデータをどこかで見たことがあるように記憶してる。