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小諸 布引便り

2012-06-21

父との思い出

父との思い出
父は、幼少の折に、その父親を病死で、亡くした関係で、満足に、学校にも通えず、結局、戦争もあって、母一人をおいて、軍隊での生活が、長かった。戦争中には、痔の手術で、ガダルカナルへの転戦をインドシナで免れ、こうして、私が、今、この世に、生を受けていられたことになった。子供への接し方も、今から思えば、恐らく、自分が、父と過ごした記憶がないこともあってか、女房任せのところがないとも言えなくはない。もっとも、そんな時代だったのかも知れない。みんな、生活に忙しかった時代である。そんな父でも、一部上場企業創業者を女房の叔父に持つ関係上、自らの独立を志したときに、反対され、これを果たせなかったが、私が、同じように、一部上場企業の一員から、独立を、志したときには、よく、一緒に、風呂場で、背中を流しながら、男同士で、その行く末を話し合い、後ろ姿を押してくれたものである。多分、自分が果たせなかった夢の実現を、自分の息子には、叶えてあげたかったのではないかと、今から思えば、そういう感慨を持たざるを得ない。人生の難しい選択と決断という岐路に立つときに、色々と相談できたことは、とても、大亊なことであったように、思われてならない。亡くなることを予期しつつ、海外出張に出掛ける時に、目に焼き付いた父の寝顔は、全く、そのまま、死に顔に、なってしまった。結局、通夜には、間に合わず、何とか、葬儀には、間に合ったが、男芸者を海外出張先で演じていたその瞬間が、臨終の瞬間と重なり、今でも、あの時の情景を想い出さずにはいられない。父なら、どうしただろうかと、時々、その後の人生の転機の中で、自問自答することがある。まもなく、13回忌を迎えることになる。

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