タイムスリップ70年代

 文藝別冊総特集「山上たつひこ」1,300円購入。なぜに今頃こげな雑誌が?と疑問符を浮かべつつ立ち読み。編集者の熱い思いにあふれた3万字インタビュー。高橋留美子諸星大二郎細野晴臣らの寄稿、写真やイラストなど内容充実で思わず購入したという次第。なかんずく、徳島で生まれ、大阪で育った山上氏が「徳島も大阪もものすごく人間が悪い。よう私みたいな善良な男が生まれたものだと感心しています。」と答えた一文にはニヤリとするしかなかった。
 山上大先生は現在も東山在住らしく、浅ノ川梅の橋を望む書斎の写真が載っていた。今後は漫画や小説よりもエッセイが読みたいナ。漫画なら「湯の花親子」の続編だ。