「ビブリオバトル入門」第5回(2014年度)

ごきげんよう。SAのS根です。

さっそく、前回のビブリオバトルを振り返ってまいりましょう。

前回はチームに分かれて、即興ビブリオバトルにチャレンジしました。
題材は“Father and daughter”というオランダの短編アニメーションです。
まずは動画をご覧ください。

台詞のないアニメです。
静かに淡々と描かれていますね。

今回は発表時間もチームで話し合って決めました。
30秒、1分、2分、3分の中でどれを選ぶかは、戦略に任されています。
はてさて、どんな勝負になったのでしょうか。


掲載許可の出たチームを順にご紹介します。

チーム2

チーム3

チーム5


今回は動画を観たことのないWさんと、前年の受講生のIさんに審査員をしてもらいました。

「漫才風のかけ合いがキャッチ―だった」
「あらすじを説明的に全て話すより、印象や効果を話してくれると観たくなる」
「最初に問いかけがあると引き込まれる」

など、それぞれのグループに講評を頂きました。


難しいとの声が聞かれました。
多様な解釈ができる作品だったので、どう相手に紹介すれば観たくなるのか、作戦に迷ったグループも多かったのではないでしょうか。

逆手にとって「多様な解釈が可能なので、みんなで観ると議論できて面白い」というポイントを突いたグループは、上手だなあと思いました。


来週は予告通り、文理交換ビブリオバトルです。
これ、毎年、おもしろいんですよね。楽しみです。
本のご準備をお忘れなく。


S根


■S根のひとりごと「短編アニメ」

いろんな解釈ができる短編アニメーションを、みんなで集まって観るのは楽しいです。
雨が多くなる時期なので、お家で動画観賞会を開いてみるのも一興。

※以下、ややグロテスクです。苦手な人は気をつけて。

美大の卒業制作アニメは個性的かつクオリティが高く、見応えがあります。
お気に入りを探してみてくださいね。