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北海道大学大学院理学院 科学技術コミュニケーション研究室

2016-06-16

大学院入試の募集要項配布が始まりました

今年の夏に行われる平成29年度理学院入試の募集要項の配布が始まりました。配布は理学院の窓口及び郵送で行っています。また下記の所からダウンロードも可能です。

日本語版募集要項 http://www.sci.hokudai.ac.jp/graduateschool/entrance/recruitment

英語版募集要項  http://www.sci.hokudai.ac.jp/english/index.html

2016-06-02

北海道大学公開講座(全学企画)の受講者を募集中

http://educate.academic.hokudai.ac.jp/center/koukaikouza_2016/h28_koukai.files/image003.gif

恒例の北海道大学公開講座(全学企画)が、今年は7月4日(月)〜25日(月)の日程で開かれます。今年のテーマは「「国のかたち」を案ずる時代の知恵」。下記の8人の北大の研究者がお話しします。

受講には事前申込が必要で、6月24日(金)まで受け付けています。受講料は8回分で5000 円。興味やご都合に合わせて一部の回だけを受講していただくこともでき、その場合1回1500円となります。

問い合わせ・申し込み

北海道大学学務部学務企画課(教育支援担当)、電話 011-706-5567(直通)

詳細はリーフレット(PDF)をご覧ください。

平成28年度 北海道大学公開講座 (全学企画)「「国のかたち」を案ずる時代の知恵」

講座内容

戦後70年の節目を機に、「国のかたち」が多くの人の思案と議論の的となる時代を迎えています。安全保障や憲法の問題はとくにホットな論点ですが、大事な話はそれだけではありません。超高齢社会における医療。経済格差と教育。技術革新が生み出す新しい食料生産。観光立国の可能性と課題。真に持続可能な循環型社会のしくみづくり。そして、この国土に生きる私たちの自然災害への向き合い方。本講座では、こうしたトピックに関する最新の研究について北海道大学の8人の研究者がお話しし、幅広い視点から「国のかたち」について考えます。

日程

2016年7月4日(月)〜25日(月) 18:30〜20:30
(但し7月18日(月・祝)のみ13:00〜14:45及び15:15〜17:00)

定員

100名程度

受講料

5000円(全8回の講義のうち、定員に余裕がある場合は、特定回のみ単発で受講することが可能です。希望される講義の開催3日前までに問い合わせ先までご連絡ください。なお,特定回の受講料は1回あたり1500円です。)

会場

北海道大学情報教育館3階 スタジオ型多目的中講義室(札幌市北区北17条西8丁目)
(但し、7月18日のみ北海道大学学術交流会館小講堂(札幌市北区北8条西5丁目))

各回の講義題目と講師
  • 第1回(7月4日)「自然災害は予測できるか」(農学研究院 丸谷知己 特任教授)
  • 第2回(7月7日)「高齢化社会と創薬」(薬学研究院 堺谷政弘 准教授)
  • 第3回(7月11日)「現代日本における子育てとお金」(教育学研究院 鳥山まどか 准教授)
  • 第4回(7月14日)「戦後民主主義の思想と冷戦終焉後の変容」(法学研究科 権左武志 教授)
  • 第5回(7月18日)「ITロボット技術が支える新しい農業の姿」(農学研究院 野口伸 教授)
  • 第6回(7月18日)「海洋生物資源を理解して上手につきあう」(北方生物圏フィールド科学センター 宮下和士 教授)
  • 第7回(7月21日)「観光がつくり変えるこの国のかたち」(メディア・コミュニケーション研究院 岡本亮輔 准教授)
  • 第8回(7月25日)「よいリサイクルかどうかの見分け方」(工学研究院 松藤敏彦 教授)
修了証書など

6回以上受講した方には、最終講義終了時に修了証書を交付します。また本講座は道民カレッジ連携講座として指定されています(教養コース16単位。6回以上の出席が必要)。

2016-06-01

2017年度大学院入試情報

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当研究室で大学院生(修士・博士後期課程)として学びたい方は、北海道大学大学院理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座を受験し、合格する必要があります。

出身学部は問いません。文系学部出身の方も受験できます。

入試は例年8月と2月に行われます(2月は二次募集で、8月の入試の状況によっては行われない可能性もあります)。

入試説明会情報

募集要項は6月中旬に発表予定

今年8月に実施される入試(2017年4月入学)の募集要項は、6月中旬頃に下記の理学院のウェブサイトで発表される予定です。

北海道大学大学院理学院募集要項
http://www.sci.hokudai.ac.jp/graduateschool/entrance/recruitment

過去の入試問題はウェブで公開しています

科学コミュニケーション講座の過去の入試問題は、下記のサイトで公開しています。合わせてご覧ください。

科学コミュニケーション講座の過去の入試問題
http://sc.sci.hokudai.ac.jp/examination/past_exams

研究室への訪問・見学

研究室への訪問・見学などは、いつでも受け付けています。早めの相談をお勧めします。連絡先からメールなどでお申し込みください。

大学院進学については、過去にこのブログで下記のような連載記事を掲載しました。少し情報が古いところもありますが、進学をお考えの方はこちらも参考にしてください。

シリーズ進学案内(1)北大キャンパスへようこそ
シリーズ進学案内(2)研究室生活の環境
シリーズ進学案内(3)科学コミュニケーション講座について
シリーズ進学案内(4)修士課程のカリキュラム(上)
シリーズ進学案内(5)修士課程のカリキュラム(下)
シリーズ進学案内(6)CoSTEPでも並行して学ぶ、という選択肢
シリーズ進学案内(7)修了後の進路について
シリーズ進学案内(8)修論の作成を通じて身につくこと

2016-05-27

大学院 科学コミュニケーション講座の入試説明会

2017年度(平成29年度)大学院入試に向けた理学科学コミュニケーション講座の説明会を、下記の通り開きます。講座の教員が出席し、講座の概要や各研究室の教育・研究内容を紹介するほか、出願に際しての質問なども受け付けます。大学院受験を検討されている方は、この機会をぜひご活用ください。

科学コミュニケーション講座 入試説明会

日時:2016年6月26日(日)13:00〜14:00

場所:北海道大学総合博物館(理学部本館)北側3階 N308教室

募集要項は6月中旬から配布

2017年度(平成29年度)入試の募集要項は、理学院のウエブサイトで、6月中旬から配布予定です。

理学院全体の東京説明会

6月18日には東京で、理学院全体の説明会が開かれます。時間や会場などの詳細は、理学院のウエブサイトでご覧ください。

科学コミュニケーション講座について

科学コミュニケーション講座は、科学技術コミュニケーションや科学技術社会論、科学基礎論、博物館学、科学教育など、科学コミュニケーションや関連する諸分野について専門的に学び、修士・博士の学位を取得できるプログラム(修士課程・博士後期課程)を提供しています。

大学院と並行して科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP)を受講し、実践的なスキルを高めることもできます。

研究室訪問、進学のご相談などは随時受け付けています。こちらからどうぞ。

2016-04-28

実況中継:北大1年生の一般教育演習「聞く力・話す力のトレーニング」

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2009年から毎年、北海道大学の学部1年生を主な対象とした「聞く力・話す力のトレーニング」という演習授業を開いています。20人程度のクラスで、大学生にふさわしいインタビューやスピーチなどの口頭コミュニケーションの技術を、実際に練習しながら鍛える授業です。

スピーチをビデオで撮って、それを他の受講者とともにピアレビューしながら話し方の改善につなげていくとか、自分が口頭コミュニケーションのお手本にしたい人物にインタビューをとってきて、それをクラスの前で発表する、といったアクティティをしながら、楽しくトレーニングしていきます。

実際にどんなことをやっているかは、実はある年に(無謀にも)授業の録画映像をオープンコースウェア(OCW)として公開したことがあり、それが(恐ろしいことに)今でも閲覧可能ですので、それをご覧ください。

北海道大学OCW「一般教育演習(フレッシュマンセミナー)2011『聞く力・話す力のトレーニング』」

http://ocw.hokudai.ac.jp/field/field06/listeningandspeaking-2011/

また同じものが、iTunes Uでも公開されています。

iTunes U聞く力・話す力のトレーニング 2011」

https://itunes.apple.com/jp/itunes-u/wenku-li-huasu-linotoreningu/id495653300

私自身は、発声や演技の系統的なトレーニングを受けた人間ではありませんし、インタビューに関しては多少の心得はあるものの、ジャーナリストやアナウンサーのようにその道の専門家、というわけでもありません。

けれども、初めは互いに見ず知らずのメンバーが、少しずつ人間関係を作り、やがて口頭コミュニケーションを相互に観察、評価し、高め合っていく場をつくる、というようなことについては、これまでの科学技術コミュニケーションの実践・教育や、質的社会調査の経験から、自分なりに試行錯誤を重ねてきたという自負があります。そのすべてを北大の1年生たちにぶつけることでつくっているのが、この授業です。

この「聞く力・話す力のトレーニング」は、歴代の受講生自身やティーチング・アシスタント(TA)の熱心な取り組みのおかげで、学生からたいへんな好評を得るプログラムに成長してきました。定員は大学のきまりで23人となっているのですが、毎年、初回には定員を大幅に上回る希望者が集まり、抽選となります。

これまで7年間後期に開いていたこの授業を、今年度、諸般の事情から前期に移しました。その影響もあったのでしょうか、2週間前に開いた初回の授業には、81人もの学生が集まりました。初回にはいつも、この授業の履修動機を短く書いてもらうアンケートをとるのですが、今年は「先輩からの評判を聞いて」という人が15人でトップでした。後で確かめたところ、Twitterなどを使って熱心に後輩に勧めてくれていた過年度の受講生がいたことがわかりました。本当にありがたいことです。

このような口コミ以外の人はシラバスを手がかりに教室に集まってくれているわけですから、自分の書いた文章が学生たちを動かしていると思うと、それはまた手ごたえを感じる話です。ご参考までに、シラバス(授業概要)冒頭のつかみの部分にあたる、「授業の目的」欄では次のような内容を記しています。

教室での講義や演習、課外活動の打ち合わせ、アルバイト先での会議……大学生活は聞いたり話したりの連続です。話を聞いたり、人前で話したり、グループで討論したりといった口頭でのコミュニケーションが効果的にできるかどうかが、大学生活の充実度を左右すると言っても過言ではありません。あなたは人の話を本当にきちんと聞けていますか。あなたの話は相手にうまく伝わっていますか。この授業では、大学生にふさわしい口頭コミュニケーションの技術を、いくつかの要素に分けて順を追ってトレーニングします。それによって、自信を持って聞いたり話したりできる力を身につけ、他者と積極的にかかわる能力を高めます。(北海道大学全学教育 一般教育演習(フレッシュマンセミナー)「聞く力・話す力のトレーニング」2016年度 シラバスから)

抽選に漏れてしまった学生諸君には大変申し訳なく思いますが、先週からは23人のクラスでの授業を行っています。

昨日はこの「聞く力・話す力」の第3回目でした。テーマは文献の使いこなし方。附属図書館のスタッフを講師に迎えて「図書館情報入門」という講義および演習をしていただきました。

聞く力・話す力を高める訓練は、高校までの学習においても正課・課外活動を合わせて、いろいろな形で行われてきているわけですが、この授業全体を通して強調したいのは大学生にふさわしい「聞く力・話す力」のトレーニングです。話す内容を吟味したり、人に話を聞く準備をしたりするために文献資料を活用する能力は、この授業がとくに強調しているポイントです。そうした文献活用の基本を、授業の序盤で学んでおこうという趣旨の一コマです。

会場は、情報端末が設置された演習室です。

授業ではまず、信頼度の高い情報を得る必要性や、情報媒体と信頼性の関係など、情報探索の基本について説明がありました。その上で、CiNii Articlesや附属図書館の蔵書目録などのオンラインデータベースを使って、論文や図書を探す練習をしました。

さらに実践的な演習として、この授業に関係のあるトピック(「非言語コミュニケーション」)について、自分が読みたいと思う論文を探し、オープンアクセスなどでPDFを入手するか、学内図書館での冊子体へのアクセス方法を調べるところまで進む、というアクティティを行いました(上の写真)。

その後、図書についても同様の文献探索の演習を行い、最後は情報端末室に隣接する北図書館(教育用図書館)の書架から各自その本を探し出し、それを持って図書館内のセミナールームに再集合する、という形で授業は展開しました。書架から短時間で本を探すというのは、我々研究者にとっては日常的な作業なのですが、慣れていない学生にとっては難しさを感じるようで、講師の図書館スタッフとTA、そして私とで、図書館内を巡回し、適宜、学生フォローしました。

制限時間の10分以内で、全員が目当ての図書を手に入れて、図書館内の集合場所に集まることができました。学生同士、ペアを作って自分の見つけてきた本について簡単に紹介し合うワークをしました。

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そして、講師の図書館スタッフの方がまとめのコメントを述べたところで、ちょうど時間になりました。

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学生の選んできた本をみると、それぞれの興味関心や、読書経験の多寡などもある程度推測できるところがあります。各自が手にしている本をネタにして、さらにもう1時間ぐらいワークショップができそうな感じです。学生たちにとっては、まだ顔と名前が一致しないクラスメートと、本を媒介とすることで、ごく短時間で少し踏み込んだ話をするきっかけがつかめたことが、新鮮な体験だったようです。

こんな魅力的なプログラムを提供してくださった、図書館スタッフの講師とアシスタントの大学院生に、学生とともにお礼の拍手をし、授業を終えました。

連休明けからの授業では、いよいよ、インタビューやスピーチのトレーニングを本格的に進めていきます。