ちょっと古い情報をひっくり返して報告します。マルティバイブレータの発振でLを測定しようと言うものです。前回はLTSPICEで試してみましたが、今回は実験編です。
ではユニバーサル基板上に回路を試作し動作を確かめてみます。2SC3356はSC59表面実装なのでバイアス抵抗もチップ抵抗にし、被測定用Lはシングルライン型ICソケットを流用し次のような試作回路にしました。
続いて100μHを取り付け、デジタルオシロで波形を観測します。プローブの入力容量のため495kHzへと周波数が下がります。波形はp−p0.8Vでシミュレーションのときと合致しています。
写真4 100μHでの発振波形(デジタルオシロ利用)