こんな質問を見た4−労働者の正常な時間感覚とは

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質問というより愚痴になりそうですが読んでください。主人が働きすぎでいつ倒れるかと毎日気が気ではありません。ここ2年の間、休みは私の記憶する限り一日もありません。毎日帰りは11時過ぎ、土日は現場に行きホテル泊まり。

こんな感じ。僕も以前午前11時出勤で家に帰れるのが午前3時か4時という仕事をしていたことがあった。サービス残業当たり前というかそもそもどこからどこまでが残業なのかという意識すら会社に奪われてしまう。こういう労働者の「無茶」によって成り立っている会社というのは当然だめな会社だと思うけど、いろいろなところを渡り歩いた結果悲しいことに世の中の大半が労働者の「無茶」で成り立っているというのが現状*1だと感じた。
僕もやってて不思議な感覚になったが、朝の3時4時に帰ってきても食事買い物に何も不自由することがなく、会社を出た瞬間に長々と残業したという意識が薄れてしまう。たまに夜の12時や1時くらいというテレビの深夜放送がまだやってる時間に帰れるとそれこそ夜7時や8時に帰れたような錯覚を起こしてしまう。ファミレスやコンビニの24時間営業が労働者から残業意識を奪い、無駄な残業を増やしてしまっているのではないかと思う。会社を出た時に店が全て閉まっていたときのあのなんともいえない寂寥感こそが正常な時間感覚を維持するための一つの装置なんではないかと思う。「明日は絶対に店が開いてる時間に帰ろう」という意識がなくなったとたんにそこに深い闇が口を開けて待っている。