チェコフィルハーモニー管弦楽団演奏会

素晴らしかった・・・。
もう今世でこんなに素晴らしいフィルハーモニーの演奏会を聴くことはないんじゃないかと思う。
ボストンフィルもN響も生演奏を聴いたことはないけれど、多分私はチェコフィルが一番好きだと思う。
楽団の人が、またどの方も物凄くカッコ良くて、一度にあんなにカッコイイおじ様方を見みたのは初めて。カッコ良さなんて、日々の生活、心持ち、数多くの経験、裏打ちとなるものがあるからこそ表れてくるものだから、そう思うと、また深く息がこぼれます。

他の方も感想に書かれていたけれど、ピッチの合い方がハンパじゃなかった。他のフィルハーモニーでは無い事だと思うし、無理だと思う。私がTVで見る限り、N響なんかはあの合い方には決してなれない。
ピッチをぴったりに合わせる、合わせられる、ということは、心をぴったり合わすことができるということ。それはぴったりと思い遣れるということ。
デジタル化が進んで自分の事ばかりを考えるようになってしまった国では、自分の保身や自分の出世を常に念頭に置くような、そういった環境の人や国では、無理。

チェコは決して経済的には豊かな国ではないと思う。でも整った美しい国なのだと思う。人が人として、人のペースで生きていることができる国なんだろうと思う。せめて、少しでも、心はそんなところに住みたい。

今回、総勢100名近い人が日本に来られている。100人×仮に宿泊&旅費100万円位として経費約一億円?!。
本当は一人でこっそり聴きに行く予定だったけれど、相方さんが私が行きたがっているのを知り一万二千円×二人分のチケットを入手してきてくれ、あれやこれやと色々有難いことでした。