妊娠中の妻が暑い夏を心地よく過ごせるように

今朝ひとついい事がありました。
これは来る時に話します。

村長の日常がテーマのこのブログもいつしか音楽レビューでしかない状態に
なりつつある今日この頃・・・。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて先日Henning schmiedt(へミングシュミテッド)の《wolken》買いました。
2008年7月発売の《Klavierraum》から2枚目。レーベルはflau。
ジャケットは以前から知っていましたが 聴いたのは初めてでした。
とんでもない人だったんですね。

Henning schmiedtは65年旧東ドイツ出身のピアニスト。ジャズや、クラシック、ワールドミュージックなど
垣根なく活動を展開し、今回の作品はポストクラシカルムーブメントに共振するような現代的なアレンジで、
彩られたリリカルなピアノソロ作品です。Jocelyn B. SmithやMaria Farantouriらの編曲、ディレクターとして
数々のCDやコンサートを手掛け、同アーティストの編曲でドイツジャズアウォード等を受賞しているそうです。

初めて耳に入った時、Keith Jarrettの《The Melody at Night, With You 》を思い出しました。
唸り声がないKeith。安らぎしか訪れない柔らかいKeith。

温かみのあるフレーズが続いていてとてもナチュラルで爽やか。
生活の中にあるリズム。物音をピアノで組み立てたような、なんだか親近感のわく音です。

ピアノの旋律の合間からは時々ノイズが混じっていてもともとこの手の作品が好きでない人にも
幅広く受け入れられるアルバムじゃないかと思います。

Keith Jarrettの作品との違いを自分の見解でいうなら、『緊張感や溢れんばかりの感情』ではなく、
あくまでもナチュラル(自然体)でリラックスした様子・平穏な暮らしがHenning schmiedtのアルバムから
強く感じることができる点でないかと思います。

前作《Klavierraum》のテーマは「妊娠中の妻が暑い夏を心地よく過ごせるように」
というのを後から知って納得しました。

ドライブしながら聴いてたんですが、車窓から見るいつものマンション街が、
映画のなかの映像のようになってしまう。そんな魔法のような音楽です。

クリスマスプレゼントをあげるとしたらこのアルバム、
いいかもしれないな。


こちらから試聴ができるようです。
http://www.flau.jp/releases/17_jp.html

こちらがホームページ(音ダウンロードできます)
http://henning-schmiedt.de/
⇒このホームページデザインがシンプルでよいなぁ。
 うちもこういうのが作りたいです。

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来日いきます!

Henning Schmiedt Japan Tour

2010年1月23日(土)
@自由学園明日館 講堂 (豊島区西池袋2-31-3)
TEL:03-3971-7535
open: 17:00 / start 18:00
adv.3500yen / door.4000yen

LIVE:
Henning Schmiedt
木下ときわ 新美博允 (gt)

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