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三月  桧森孝雄を追悼する  わたしたち  (参考)

2009-06-25

劉暁波氏(たち)の「08憲章」は政府転覆の扇動ではない。

「08憲章=中華連邦共和国憲法要綱」(2008年12月9日発表)の和訳は下記にある。

http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/597ba5ce0aa3d216cfc15f464f68cfd2

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20081221#p1 で読んでみたが穏当なものであろう。

政府転覆を扇動した! 中国が「08憲章」の劉暁波氏を逮捕

2009.6.24 13:45

 【北京=野口東秀】中国国営新華社通信は24日、著名な反体制派作家で、中国の民主化を求め続けている劉暁波氏が、政府転覆扇動などの容疑で23日に北京市公安局に正式に逮捕されたと伝えた。劉氏は昨年12月、303人の知識人が中国共産党の一党独裁を批判した「08憲章」の起草者。発表直後に身柄を拘束されていた。中国は10月に建国60周年を控え、言論統制を強化しているが、海外でも知られる劉氏の逮捕が大きな波紋を広げるのは確実だ。

 劉氏の逮捕には、民主化運動など反体制につながる言論に厳しく対処しようとする当局の姿勢が示されている。

 今年は6月の天安門事件20年を前に当時の関係者や民主化活動家多数が各地で拘束されたが、劉氏は天安門事件につながる当時の民主化運動にもかかわっており、現在も影響力は衰えていない。

 当局は「08憲章」の発表で劉氏を拘束したとみられているが、関係者によると、劉氏は天安門事件20年で集会や出版を計画していたともいわれる。

 拘束後、世界各国の作家や学者が釈放を求める書簡を胡錦濤国家主席に送っていた。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090624/chn0906241346003-n1.htm

「 拘束後、世界各国の作家や学者が釈放を求める書簡を胡錦濤国家主席に送っていた。」日本では作家や学者やブロガーが釈放を求める書簡やアピールを行ったという話は聞かない。*1 

「08憲章」の発表から半年以上、中国当局は国内外のこの問題への反響を敏感に観測していた。政府当局を含め日本には、憲章支持、拘束糾弾の姿勢がまったくない、というのは、中国当局を大きく慰め今回の措置につながったであろう。


日本には革命の源泉がかけています。よって、われわれが体制に反対するのならば、それはどうしたって必然的に「反日」化せずにはいられないのです。

http://hatesa.g.hatena.ne.jp/hokusyu/20090622/1245657361

やつあたりしておくが、id:hokusyuは、日本の後進性を指摘する。いまごろ。id:hokusyu自身が、東アジアの後進性に加担しているという自覚がないのであろう。


参考 六四をめぐる日本メディアの反応

梶ピエールさんの記事をリンクしておきます。

http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20090602/p1#c

「読み応えがある内容なのでお勧め」の産経新聞記事。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090526/chn0905262242006-n1.htm 以下たくさんあり。「天安門事件から20年を経た民主化運動は、深刻な低迷状態にある。」ことがよく分かる。

中国共産党の一党独裁が厳然と立ちはだかる中で、「反政府」を直接叫ぶことはほぼ不可能だが、民族主義的な主張は、学生、市民の間で広がり易い。中国当局としてもただちに抑えつけにくい面がある。

 劉氏はこう分析したうえで「(反日、反米など)表面的なスローガンは関係ない。民族主義が本当に爆発するときが来れば、傷つくのはほかの誰でもない。共産党なのだ」として過激な「愛国主義」の持つエネルギーに注目する。

 天安門事件以後、世界的な注目を集めた街頭での示威活動は、気功集団「法輪功」を除けば、いずれも日米など外国を標的にしたデモばかりだ。中国政府が対外牽制に利用した側面は否定できない。だが、デモは当局にとって両刃の剣でもある。江沢民時代に強まった「愛国主義教育」が国民を型にはめることに成功するのか、それとも共産党支配を崩壊に導くエネルギーを濃縮していくのか。答はまだ出ていない。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090602/chn0906021441008-n3.htm

反日を掲げた愛国主義デモなどのエネルギーにも、反政府的モメントが潜在しているというのが、民主化活動家劉剛氏の意見。

(7/04記)

*1:2、3の例外はある。

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 (2006.1.02設置)
 敵でも味方でもない、ある圧倒的な力によって問題提起の正しさが弯曲していくのではないかという一瞬おとずれる感覚のむこうに、はじめて、ほんとうの闘争がはじまっている。(松下昇)
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