ヨゴレと太陽

突然だがうちの店舗には男はオイラの他にT先生しかいない。
入社二年目、真面目な彼を評してオイラや忍者先生は「我らが太陽T先生」と(影で)呼ぶ。


さて今日はうちの待合室のWAXがけがあるので、業務終了後に待合室においてあるものを全て外へ運び出します。
そしてあがる黄色い悲鳴。
T先生とM先生が黒い甲冑を着たアイツと遭遇したのです。
都合よくそこへ通りがかるT先生。
「あ、ゴキブリだ」
そのままスタスタと通過するT先生。


………。


オイラに注がれる女性陣の視線。
あーあーハイハイ、やりますとも、えぇ殺りますとも!
モソモソと掃除入れからゴキジェットを持ち出すオイラ。
周囲に逃げ隠れする場所の無い黒騎士を退治するなど造作もない仕事ですわ。


シュー…シューシューシュー…


はい、いっちょあがり。
手元にはゴキジェットしか持ってきてなかったので、とりあえず対象の遺体を放置してゴキジェットを片付けるため掃除道具入れに戻るオイラ。
途中すれ違ったM先生に「じゃああと処理しといて」と無感情に言い放つオイラ。
ゴキジェットをしまって戻ってきてみると、あぁ、戦場にヤツの遺体が放置されてるよ。
そうですか、遺体処理までオイラにやれと、そうですか。
ヨゴレの仕事は全部オイラなんですね、ヨゴレの分際で偉そうに指示なんか出して申し訳ありませんでした。
トイレからトイレットペーパーを少々持ち出して敵兵の遺体を丁重に梱包し、燃えるゴミ袋へポイ。
これで明朝、ヤツは火葬業者の手によって荼毘に付されるでしょう。


ってコラ太陽先生よぉ、お前オイラより後輩d(ry
ピーガガガー…ザー…

ようやく終幕

DVDから「新作」のラベルが消失するのを待って、ようやくBlood+の12/13巻をレンタルしてきました。
中盤からさっぱり物語が進展してない気がしてましたが、さてあと2話でどう〆てくるか。

BLOOD+ 12 [DVD]

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