クラビットお勉強会
今日もシルバーウィークの余波で患者さんがたくさん。
月次書類作成で精一杯で棚卸し業務には全く手をつけられず。
で、そんな時に限って市薬の勉強会。
今日のお題はクラビットのでかいやつ。
- PK/PDについては耳タコなので省略
- MPCとMICの間の濃度をMSWといい、CがこのMSWにある時間を出来る限り短くするのが耐性菌出現予防に重要
- Cmax/MIC≧5が耐性菌を生じさせない用量の目安
- AUCτ/MIC≧30が感受性菌に対する有効用量の目安
- 第一三共としてはこのときのMICはMIC90を想定しているとのこと
- パンフレットの薬剤感受性のデータと薬物動態のデータを照らし合わせると、大腸菌、緑膿菌、淋菌に関してはこの数値を満たしていない
- 上記について「なぜ適応が通してあるのですか」質問すると「大腸菌、緑膿菌、淋菌は多剤耐性が進んでおり、やむを得ない。臨床上は一応有効」と歯切れの悪いお答えをいただいた(゚∀゚)
- 細粒に関しては新製剤に採用切替後、旧製剤は開封済みであっても返品に応じてもらえる
- 「錠剤も返品させてくださいよ」と質疑応答でたたみかけてみたら「検討中です」とやんわり拒絶。地区会長からも「錠剤もお願いします」とフォローが入ったところで勉強会終了(゚∀゚)
カルデナリン錠添付文書改訂*5
その他の副作用として術中虹彩緊張低下症候群(IFIS:Intraoperative Floppy Iris Syndrome)を追記。頻度不明。