ロゼレムとOSAS

鬼のようなペースの仕事を終え、T地区薬剤師会の研修へ。
今月のお題は武田の新規作用機序睡眠導入剤ロゼレム。
メラトニン受容体を賦活して睡眠相を前進させるお薬。
作用機序だけでなくその効果からして今までの睡眠薬とはちと異なるわけだが、そのことを理解してない奴も多そう。
さて講演はいい意味で期待に反して、MRさんによる宣伝ではなく精神科のDr.が睡眠薬の使い分けについてお話ししてくれた。
といっても一点をのぞいて特に新しい知見もなく、ベーリンガーの無償配布誌SOUND SLEEP PHARMAで丸二年以上睡眠薬の基礎を叩き込まれている効果が上がっているということだろうか。
で、その一点というのがロゼレムをOSAS患者に使うことも期待できるというもの。
器質的疾患であるOSASに対して、なんで睡眠相前進薬が使えるのかなーと疑問に思って質問したのですが、あくまでもOSASに対する治療ではなく、OSASに付随してくる睡眠障害を多少なりとも緩和するということが期待できるかもという程度のものだったようで。
まーそりゃそうだわなー。がっかり。
自分の経験からして、OSAS患者に睡眠相前進させたってたいした効果は実感できないと思うんだよねー。
だっていつでも眠いし、いつでも寝れるぜ?
やっぱりCPAPだよしーぱぷー!