チャレンジ

noho_hon2005-03-04

やはり、ブスだるまくん予報、恐るべしっ!
予報は、今回も、大当たりぃ。起きると、しっかと雪景色でした。前回に比べ、やや降雪時間も長目で、午前中、延々と降ってたのに驚いたです。
って、ささやかながら、未知の機能(文字の上にリンクを貼ってみる ←他の方の日記を見るたび、私もやってみたいなぁ、と思いつつ、なかなか方法が分からなかった)を試してみるのに、チャレ〜ンジ♪
新しいテクを覚えるのって、なんだか、RPGで新しい武器を手に入れて、はじめて「使ってみる」時みたく、ワクワク。

 『あの頃ペニー・レインと』

あの頃ペニー・レインと [DVD]
私、随分、勘違いしてました。
近年、キャメロン・クロウの名を、よく聞くなぁ。しかも「さすが、彼の脚本…」ってな感じで、その才気を、手放しで誉めらてることが多かったので、てっきり、うんと若手の新人で、新進気鋭な方だと思い込んでたら、じつは、大きな間違い。
ザ・エージェント』で大注目される、うんと前。『初体験/リッチモンド・ハイ』(残念ながら未見。でも、1度、耳にしたら忘れられない響きですよね。ショーン・ペンニコラス・ケイジも出てたとは… ビックリ)の脚本を書いてたのが、彼だったんですね。
しかも、随分、リアリティと愛情に溢れてるなぁ…と思ってたら、彼の自伝的作品と知って大納得。「…なるほどなぁ…」なものがあったです。
ずっと、アチラの“飛び級”って合理的システムが謎で、未知数。とくにアチラさんの場合、成長期の大人への変貌ぶりは目覚しいものがあるので、ただでさえ、ある時期なぞ、同じ学年でも、かたやオコサマで、かたやオットナ〜な面々が渾然としてるのに、どういう感じなのかしらん?と思ってたら「なるほど。こういう雰囲気なんですね」。
しかも、体格ともども、オクテなタイプで飛び級しまくったら、思春期なだけに、違和感アリまくり!ですよねぇ。
それこそ、その文才と音楽に対する深い造詣をかわれ、弱冠15歳にしてローリング・ストーン誌の記者に抜擢され、ある、ロックバンドの同行取材することになった主人公。
しかも、きわめて、おカタく、厳しいママン(大学で教鞭をとってる。ロックは堕落の象徴と信じて疑わない)が「電話は日に2回」「麻薬は絶対、ダメッ!」と釘をさしまくる部分なぞ、いかにも「あの時代の気分と、家庭の雰囲気」を彷彿させて、「…そうだったのか…」と頷きまくるものがあったです。
旅立ちの背後に流れる曲が、S&Gの『アメリカ』ってセンスに象徴されるよう、とにかく随所に散りばめられた、音楽の選択が、じつにナ〜イス。
ロックバンドの巡業なる日々(!)の道中とか、舞台裏事情。追っかけの少女達の感じって、こういう風だったのかなぁ、とすっごく、よくワカルものがありました。
とにかく、彼が心惹かれる、グルーピーの少女。ペニー・レインが、じつに魅力的! 彼女の微笑みは、キラキラしてて、何とも言えない包容力があるんですもの。ステディがありつつも、ロックンローラーが夢中になったのも、な〜るほど!
彼女の輝きも、主人公の、叶わぬ片想いや、親との確執とか、才能に関する折り合いのつけ方、音楽仲間との友情、等々… 彼の才能を高くかい、求められた時。アドバイスするオジサンの台詞も、さりげなくも、心に響きました。
しみじみ「…(人の心を動かすものは)愛なんだなぁ…」と、再確認。素敵な作品でした
本日のトラックバック
『NaoLOG』「あの頃ペニー・レインと」