2008-05-12 日替り日誌・月曜熊篠編
■[Diary]線香を焚いてみる

今は亡き爺ちゃんは朝青龍をどう思うだろうか、月曜担当の熊篠です。
13日か14日に済ませなければならない用事があるんですよ。
水道橋まで行かなくちゃならないんですよ。
3件も用事が重なってるんですよ。
お願いだから、早くどっかへ行って下さい、台風。
と思って、線香を取り出してみたわけですが、線香の煙を嫌がるのは雷様でした。
子供の頃、雷雨の際に爺ちゃんがおもむろに線香を焚きだしたんです。
そしたらあっという間に雷が鳴らなくなったんです。ホントですよ。
質問:
性に関する介助(自慰介助、風俗同行等)を有償で行なう場合の長所と短所、
無償で行なう場合の長所と短所をそれぞれご教示頂けると幸いです。
いずれも「利用者側にとっての」ということでお願いします。
障害者向けの風俗や、セックスボランティアのサークルを組織化しようとする動きが
全国各地で起っていますが、いずれも局地的、単発的、一時的なものに留まって、
なかなか社会的な事業や制度として根付くまでには辿り着いていないと思います。
そこで、性介助を社会的な事業や制度として根付かせるために必要な条件や
戦略などがあれば、ご教示頂けると幸いです。
まず前半。
特段、性に関することでなくても、有償であれば金額が安いか高いかがネックになる反面、
対価を支払うという義務を負うことで権利が発生します。
無償であれば金銭的な負担がない反面、事故の際等の責任の所在が曖昧になります。
で、後半。ひと言で済ませるなら、性風俗との線引きが曖昧であること。
詳細は5/25の下記勉強会でお話しします。
あと3名くらいで締め切ります。来てね。
おしまい。
−−−−−
NPOノアール プレゼンツ Vol.40
「セックスボランティア・熊篠慶彦の考え方」
たかがセックスボランティア!
されどセックスボランティア!
何故にセックスボランティア?
講 師:熊篠慶彦(NPOノアール理事長)
日 時:5/25(日)
14:30〜18:00(開場14:00)
場 所:東京都障害者福祉会館 C2室(東京都港区芝)
参加費:一般・1000円
学生、ノアール会員500円(要学生証、会員証提示)
※同行介助者1名様まで無料
※先着20名限定とさせて頂きます。
参加表明は下記メールアドレスまでご連絡下さい。
※『たった5センチのハードル』(熊篠慶彦著、ワニブックス)
『セックスボランティア』(河合香織著、新潮社)を一読の上ご参加下さい。
※情報保障、介助等の手配は参加者ご自身でお願いします。
☆参加者全員にTENGA1本プレゼント
☆障害者手帳提示で巨乳AV1本プレゼント
主 催:NPOノアール
noir_staff@yahoo.co.jp
http://www.geocities.jp/npo_noir/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=720974
http://mixi.jp/view_community.pl?id=149172
※学校法人ではありません。NPOノアールの事業名です。
■[News]廃止法律でビル取得構想 日光市、手続き誤る

5月9日7時50分配信 産経新聞
日光市が進めている商業ビル「今市オアシスセンタープラザ」(同市今市)と周辺駐車場の取得手続きの中で、すでに廃止されている法律「ハートビル法」に基づいて作業が進められ、公文書に廃止法律名が再三記載されていたことが8日、明らかになった。ビル取得に向けた作業に遅れなどは出ない見込みであるものの、官民の建築専門家がそろって気づかなかったミスに市当局は平謝りだった。
同法は平成6年に施行され、「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」が正式名称。高齢者らが安全に使用できる建築物の仕様などを定めている。「バリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)」が施行されたことに伴い、18年12月に廃止された。
市ではビル取得の構想が持ち上がった昨年以降、取得価格の鑑定や改修の是非を議論する際、ハートビル法について再三説明し、公文書にも記載してきた。市管財課や宇都宮市の不動産鑑定会社、複数の不動産鑑定士、県の建築士事務所の団体など、建築専門家が多く関与していたにもかかわらず、産経新聞社が指摘するまで法律の廃止に気づかなかった。
大橋芳明副市長は廃止の事実を知らなかったことを認めた上で、「今後は『ハートビル法』の名称は一切使わない。議会に対しても法律が代わった旨の説明を行う」と話している。
■[News]高齢障害者 「後期」加入義務化 10道県 医療費助成に条件

5月9日8時2分配信 産経新聞
厚生労働省は8日、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度(長寿医療制度)で、任意加入が選択できる65〜74歳の重度障害者に対し、10道県が医療費助成の条件として新制度加入を義務付けていたことを、民主党の厚生労働部門会議で明らかにした。新制度の方が自治体の財政負担が軽くなるためだが、一部障害者は新制度加入で新たな保険料負担が生じることになる。
厚労省によると、65〜74歳の重度障害者の医療費助成に新制度加入を義務付けているのは、北海道、青森、山形、茨城、栃木、富山、愛知、山口、徳島、福岡の10道県。
子供に扶養されている65〜74歳の重度障害者は、3月まで全都道府県で保険料負担なしに医療費助成を受けることができた。4月以降、10道県では、新制度に加入して新たに保険料を支払いながら医療費助成を受けるか、新制度に加入せずに医療費助成をあきらめるか選択しなければならなくなった。
10道県以外の37都府県は、原則的に新制度に加入しなくても医療費助成を受けることができる。重度障害者は受診機会が多いため医療費助成を受けざるを得ず、10道県では事実上、新制度の強制加入を求めている格好で、障害者の間から不満の声が相次いでいる。
10道県が医療費助成に新制度加入を義務付けたのは、公費負担の違いが原因。自治体が医療費の自己負担分を肩代わりする場合、従来の国民健康保険などでは65〜69歳が医療費の3割、70〜74歳が2割(20年度は1割)だが、新制度は1割だけで済む。
厚労省の江利川毅事務次官は8日の会見で「(医療費助成は)自治体の単独事業なので、自治体サイドで対応を考えてもらうのが基本だ」と述べ、国として改善策を実施するのは難しいとの認識を示した。
■[News]ボランティア不足、協力訴え 中高生タイムケア事業

5月9日10時19分配信 京都新聞
京都市内の総合支援学校に通う中高生が放課後に過ごす場所を設ける市の「障害のある中高生のタイムケア事業」で、子どもたちと接するボランティアスタッフが不足している。伏見区内の団体は募集のビラを作るなどして、「障害のある子どもたちと触れ合うことで、学べることも多いはず」と協力を呼びかけている。
この事業は、市内の総合支援学校に通う中高生の保護者の就労支援などを狙いに、昨年6月に始まった。地域別に、紫野小(北区)西野小(山科区)境谷小(西京区)砂川小(伏見区)の空き教室を会場に、市から委託を受けた社会福祉法人が運営している。
砂川小の「タイムケアれいんぼう」には、現在、自閉症や脳性まひなどのある呉竹総合支援学校の生徒ら22人が登録。毎日10−15人が利用し、職員4人と一緒にゲームや運動をし、天気のいい日は散歩に出かけているという。
ボランティアは中学生以上を対象とし、子どもたちと一緒に遊ぶのが主な役割。「れいんぼう」では昨年度、見学者はあったが、登録した人はいない。「障害のある子どもと接するのは難しいと思う人が多いようだ」と、コーディネーターの舘博美さん(58)はその理由を挙げる。
ほかの会場でも、ボランティアは紫野小に2人いるだけ。市障害保健福祉課は「初年度で仕方のない面もあるが、ボランティアの存在は欠かせない」と協力を期待する。
「れいんぼう」は独自にボランティア募集のチラシを作り、近くの龍谷大や京都教育大に張り出している。舘さんは「コミュニケーションを取るのは難しいかもしれないが、会場にはいつも笑顔がある。一度、見に来てほしい」と話す。問い合わせは、れいんぼうTEL075(645)6099。
■[News]交流スペース、もっと利用を 宇治作業所開設1年

5月9日11時9分配信 京都新聞
京都府宇治市五ケ庄の知的障害者通所授産施設「ワークセンター宇治作業所」が開いている地域交流スペースの利用が伸び悩んでいる。開設から1年以上たったが、利用数はわずか11件。現在、初の展示会が開かれており、「これを機に活用する人が増えれば」と期待する。
交流スペースは、地域住民に障害者の生活や仕事を知ってもらおうと、昨年4月に開設した。中庭と食堂、2階と1階の各1室、廊下壁面を500−1000円で貸し出している。
これまでの利用は、作業所の職員が歌う「うたごえ喫茶」が9件と、夜のミニコンサートが2件の計11件。定番の催しになっているが、ほかに広がりがないのが悩みだ。
展示会は、同市槙島町の押し花教室「押し花サロン エグチ」が5月30日まで開催。インストラクターの江口幸子さんと生徒計11人が、サクラや菜の花などを使った作品20点を並べた。江口さんは「障害者やその家族の人らの癒やしになれば」という。
作業所の西山治施設長は「障害者福祉への理解を深めてもらうためにも、もっと利用が増え、多くの地域住民に施設へ足を運んでほしい」と話している。
スペースはだれでも利用できる。連絡は、ワークセンター宇治作業所TEL0774(32)2024。
■[News]川西の障害者施設職員着服:口座から40万円 容疑の職員を解雇 /山形

5月9日15時1分配信 毎日新聞
県社会福祉事業団は8日、川西町下小松の知的障害者施設「県立総合コロニー希望が丘」の預金口座から40万円を着服したとして米沢署に逮捕された同施設総務課主査、山岸栄一容疑者(50)=上山市大石1=を懲戒解雇処分にした。【大久保渉】
■[News]歯科診療:障害者対象に開始 いわき市、歯科医師会と連携 /福島

5月9日15時2分配信 毎日新聞
いわき市は8日、いわき歯科医師会と連携し、障害者を対象にした歯科診療を始めた。県内では福島市に次ぎ2番目という。
歯の治療には安静にしていることが求められ、障害により歯科を受診しづらい状況があった。悩んでいる障害者と家族が少なくなく、市はこれまで、歯科医師会と事例研究や研修会を催してきた。
今回、同市総合保健福祉センター内にある休日救急歯科診療所で障害者を受け付け、初日は、3人が受診した。診療は原則、毎週木曜日午後1〜4時。歯科医2〜3人と歯科衛生士2人が、1日6人程度の患者の治療にあたる。祝日やお盆、年末年始は休診。
予約は木曜日の診察時間内に、診療所窓口か電話(電話0246・27・8620)で。【田中英雄】
■[News]嶺南障害者支援センター:「ひびき」が開所−−敦賀 /福井

5月9日17時1分配信 毎日新聞
嶺南障害者就業・生活支援センター「ひびき」が8日、敦賀市神楽町の市障害者地域生活支援センター「こだま」内に開所した。
「こだま」を開所する市社会福祉事業団が、国や県から委託を受けて運営。同事業団は就業支援3人、生活支援1人の職員を増員した。障害者の就職活動や職場定着にアドバイスしたり、健康管理や年金などの相談を受け付けるほか、つくしの家(小浜市)など県内4施設と連携して職業訓練も行う。
これまでは福井市にあるセンター「ふっとわーく」が全県をカバーしていた。嶺南には知的、身体、精神で9000人弱の障害者がいるが、通う手間もあり、同センターの利用者は多くなかった。
8日には関係者が看板を除幕。河瀬一治市長はあいさつで、漫才師の大木こだま・ひびきさんを引き合いに出し、「明るい笑いの出る施設にしてほしい」と話した。
相談は登録制。月〜金の午前10時〜午後6時半に開所。問い合わせは0770・20・1236へ。【酒造唯】
■[News]認知症:高齢者ヘルパー制度創設 養成講座の受講で登録可能−−松江市社協 /島根

5月9日18時6分配信 毎日新聞
◇穏やかな暮らしのために−−来月18日にも講座
松江市社会福祉協議会は、介護保険だけでは支援しきれない認知症高齢者のために「認知症ヘルパー制度」を創設した。4月の第1回認知症ヘルパー養成講座には62人が参加、16人がヘルパーに即日登録した。6月18日にも同様の講座が開かれる。
◇散歩の付き添いや話し相手に
散歩の付き添いや話し相手をするのが「認知症支援」。認知症による暴言、暴力、妄想などの行動異常を抑え、穏やかな生活が送れるようにする。また、家族の負担を減らすのも目的だ。介護保険認定を受けた約8000人のうち、認知症があり、日常生活に何らかの支障を抱える約5000人が対象となる。
同協議会が実施する住民参加型有償ボランティア「ゆうあいヘルプサービス」事業で行う家事援助や身体介護に、新たに認知症支援を加える形式で運用する。家事援助や身体介護にはホームヘルパー3級以上修了者などの条件があるが、認知症支援は養成講座を受ければ登録できる。
同サービスは96年度に始まった。今年3月末現在で、会員445人中、実際に利用しているのは129人で、月に65〜70人が利用する。ヘルパーは、登録41人中25〜30人が実際に活動している。
養成講座では「まつしま脳神経内科クリニック」の松嶋永治院長が認知症の症状や治療法を説明。また、さまざまな行動異常の対応をアドバイスした。他にも臨床心理士や看護師がそれぞれの専門的立場から認知症高齢者との接し方などを講義した。
松江市鹿島町の介護福祉士とヘルパー2級の資格を持つ山本隆子さん(60)はグループホームを3月に退職したばかり。認知症について知りたいと思い参加したという。「すごく革新的で、分かりやすくてよかった」と、さっそくヘルパーに登録していた。問い合わせは同協議会(0852・24・5800)へ。【御園生枝里】
■[News]日野ハーモニーが特例子会社の認定を取得

5月9日22時10分配信 レスポンス
日野自動車は、100%出資子会社の日野ハーモニーが障害者雇用促進法に基づく「特例子会社」として厚生労働大臣の認定を取得したと発表した。
日野は、障がいを持つ人の自立を助け、自己実現できる場を創出するために昨年12月に日野ハーモニーを設立した。日野ハーモニーは4月に事業を開始し、現在7人の障がい者が社員として、日野構内の清掃業務や社内報の封入などの事務関連業務に携わっている。今後は名刺印刷業務等にも業務を展開・拡大し、活躍の場を広げていく予定。
特例子会社認定を取得すると、親会社の一事業所と見なされ親会社の障がい者雇用率に算入される。
日野および日野ハーモニーは「社員一人ひとりを大切にし、社員が自立して自己実現できる場を提供します」という基本理念に基づき、障がいを持つ人が能力を発揮する場を拡大することで、今後も社会的責任を果たしていくとしている。
《レスポンス 編集部》
■[News]女子は野口本命 仙台国際ハーフマラソンあす号砲

5月10日6時12分配信 河北新報
第18回仙台国際ハーフマラソン大会(主催・仙台市、仙台市スポーツ振興事業団、宮城陸協、みやぎ障害者陸協、河北新報社、東北放送)は11日、仙台市の宮城陸上競技場(車いすは宮城野原公園総合運動場東側)をスタートし、同市役所前市民広場をゴールとする21.0975キロの日本陸連公認コースで開かれる。
女子は、前回優勝者でアテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)が大本命。昨年11月の東京国際女子マラソンを大会新の圧倒的なタイムで制し、北京五輪の代表入りした。その後は調整不足などで予定のレースを回避しており、約4カ月ぶりのレースの今大会は、北京のメダル争いを占う上でも注目される。
1月の大阪国際女子マラソン3位のジュリア・モンビ(アルゼ、青森・青森山田高出)も侮れない。昨年10月の世界ロードランニング選手権日本代表を務めた地元の町田祐子(日本ケミコン)にも期待がかかる。
男子は実力者ぞろい。マラソン日本記録保持者の37歳の高岡寿成(カネボウ)は、昨年12月の福岡国際マラソン10位で北京五輪の代表権を逃し、復活を懸ける。2月の東京マラソンで日本人トップの2位に入り、北京五輪の代表補欠となった藤原新(JR東日本)の走りも注目だ。
前回覇者のオンベチェ・モカンバ(アイデム)、2月の丸亀ハーフマラソン優勝のアルン・ジョロゲ(小森コーポレーション)、同2位のジョセフ・ムワニキ(コニカミノルタ)も優勝争いに絡みそう。
車いすは北京パラリンピックの代表候補がひしめく。昨年10月の大分国際車いすマラソンで日本人トップの2位の山本浩之(友愛病院)、前回大会を43分13秒のハーフ日本記録で制した笹原広喜(オムロン太陽)、シドニー、アテネパラリンピック代表の広道純(デンセイ・ラムダ)らが激しいレースを繰り広げそうだ。
大会には過去最高の1149人(男子924人、女子181人、車いす44人)がエントリーした。
■[News]障害者もミュージカルを!愛媛で参加者募集

5月10日7時50分配信 産経新聞
健常者と障害者がともに舞台に立つユニバーサルデザインミュージカルの普及に努めているNOP法人東京オペラ協会(石多エドワード代表)の愛媛支部「オペラプラザ愛媛」は、愛媛県内の3会場で今秋、日中両国合作の歌劇をアレンジした同ミュージカル「The Land of Happiness」を国内で初上演することになり、参加者の募集を始めた。
原作は平成9年、日中国交正常化25周年を記念して同協会と中国歌劇舞劇院が合作した歌劇「蓬莱の国−始皇帝と徐福」。日本で28回、中国で6回の公演をこなした。「この歌劇をより身近なものにし、障害者も参加したミュージカルに」と原作者の石多さんがミュージカル向けに台本をアレンジし、演出も手がけた。
昨年、支部が誕生した愛媛での初演を飾るため、石多さんらが愛媛公演を企画。10月11日の西予市文化会館を皮切りに砥部町文化会館(10月18日)、新居浜市民文化センター(日程は未定)で3公演をこなし、愛媛公演の後、全国で同ミュージカルを展開していく。公演までに石多さんやオペラプラザ愛媛のスタッフらが月2回、指導にあたる。
障害者の募集人員は40人程度。石多さんは「どんな障害がある方でも、その人のよさを引き出した舞台を目指します。参加者ばかりか、皆様にも感動をお届けしたい」(石多さん)と話している。応募の締め切りは5月末。申し込み、問い合わせはオペラプラザ愛媛事務局((電)080・3164・1148、夜間20時以降か、土日曜・祝日に)。
■[News]障害者のパン屋:「コパン」 3年目から黒字目指す−−宇都宮 /栃木

5月10日12時0分配信 毎日新聞
宇都宮市鶴田町のパン屋「コパン」が今月25日に開店2周年を迎える。経営者と、従業員の中の3人はそれぞれ障害を持つ身だが、「補助金に頼らない」、「最低賃金法は守る」ことを継続中だ。小麦価格の高騰などで先月から値上げを強いられるなど決して経営は楽ではないが、3年目からの黒字化を目指し、チャレンジド・パーソン(英語で障害者の意味)は「挑戦」を続ける。【葛西大博】
◇補助金に頼らない/最低賃金法を守る
「コパン」の経営者、NPO法人「チャレンジド・コミュニティ」理事長の金井光一さん(54)は、自身も足に障害を持つ。情報処理会社でエンジニアとして23年間働いたが、極端に少ない障害者の就労の場を自ら少しでも確保しようと脱サラし、開業した。
パン作りとは全く無縁だったが、自分たちで価格設定ができることや、地域で認められれば受け入れられやすいことからパン屋を選んだ。
開店時に決めたのは補助金に頼らないこと。予算の都合で補助金が減らされると経営が行き詰まる恐れがあるからで、開店資金の約3000万円は銀行借り入れや金井さんの貯金、私募債で賄った。私募債では趣旨に賛同した市民約90人から900万円が集まった。
13人の従業員のうち、3人が身体、知的、精神の障害を持つ。そのうちの1人、薄井えりかさん(21)は「顔なじみのお客さんと話すのは楽しいです」と笑顔で接客する。障害者の受け持つ仕事は、パンのラベルはりや袋詰め。昼時には高校や会社での出張販売も担当する。パン焼きは有名店で働いていた従業員が担当する。極力、添加物を使わない本格志向のパンだ。
障害のあるなしにかかわらず給料は能力給。障害者には除外規定もある法定の最低賃金(県の場合時給671円)も守る。評判を聞き、月に数人は「雇ってほしい」と障害者が訪ねてくる。金井さんは「どんな人でも仕事ができると思って来るが、企業なので能力がない人は雇えない。お断りするのはつらい」と苦しい胸のうちを明かす。研修を受けて、適性があれば働くことは可能だという。
小麦粉やチーズなどの価格上昇で、先月21日から値上げを余儀なくされた。食パン1斤が10円上がって200円。200円のサンドイッチは220円。「パンの材料が一斉に値上がりして厳しい」。最近の原料高の話に及ぶと、金井さんの表情は曇りがちだ。
07年の県内企業の障害者雇用率(社員56人以上)は1・57%。金井さんらの草の根の奮闘もあるが、法定雇用率1・8%には届かず、障害者を取り巻く労働環境は依然厳しい。
「それぞれの適性にあった仕事を受け持つ分業体制ができれば、障害があってもかなりの部分をお互いがカバーできる。それには経営を安定させ店を長く続けることです」と金井さん。設備投資などに用いた借入金の返済もあり赤字続きだが、3年目には黒字にしたいという。
■[News]<知的障害児施設>「契約」未収金5700万円 本紙調査

5月10日15時1分配信 毎日新聞
障害者自立支援法に基づき、知的障害児施設の入所児に原則1割の利用料などを課す「契約制度」を巡り、保護者が施設への負担金を払えず、総額5700万円が未収になっていることが毎日新聞の調べで分かった。負担増を理由に退所した子どもも108人に上る。厚生労働省は「経済的事情は考慮しない」としており、負担能力を超えた契約制度の適用が背景にあるとみられる。新制度によって施設が不安定な運営を強いられている実態が浮かんだ。【夫彰子】
◇負担増で退所108人
全国260カ所の知的障害児施設に4月1日現在の未収金などをアンケートし、10日までに195カ所(75%)から回答があった。
回答のあった施設の54%に当たる105カ所で未収金があった。100万円以上が16カ所、50万円以上〜100万円未満が25カ所あった。滞納している入所児は427人で、全入所児の16人に1人の割合だった。1施設当たりの未収金平均は約54万円。入所児のうち契約制度を適用された18歳未満の子どもの割合が5割以上の施設では、未収金額は平均63万円と多くなった。
大半の施設は「安易に子どもを退所させるわけにはいかない」と、滞納分を事実上肩代わりし養育を続けている。しかし、契約制度に伴う負担増を理由に、保護者が退所させた入所児は、56施設で108人に上った。
児童福祉法は従来、すべての子どもを公費負担する「措置制度」にしていたが、06年10月施行の自立支援法で、障害児だけは都道府県が措置か契約かを決める制度になった。
厚労省は「親の経済的事情は措置の条件にはならない。滞納世帯の子は施設から契約を解除されても仕方がない」と説明。これに対し、施設からは「家庭での養育が困難だから入所している子どもを、親の都合で退所させるのか」との批判が上がっている。
◇「お金か子供か、究極の選択」…千葉の施設長
「施設は金の取り立て屋じゃない。私たちに子どもを守るという本来の仕事をさせてほしい」。契約制度により膨らむ一方の未収金に、障害児施設職員たちの訴えは悲痛だ。滞納する親の子どもを契約解除するか、保護し続けるか。施設は経営と児童福祉の間で苦しい選択を強いられる。
千葉県のある施設長は今春、「お金をあきらめるか、子どもを退所させるか、究極の選択を迫られた」という。入所する男児(8)の父親は、月約3万円の支払いを1年以上滞納し、未収金は約50万円に上った。
「過去の滞納分として約5000円ずつ上乗せして払う」と約束したのは4月初め。今後順調に支払われても、未収金の解消には10年近くかかる。施設長は「契約制度を作った国、適用した自治体が『民民契約だから』と責任を負わないのは納得できない」と憤る。
アンケートでは「行事参加費を低所得の親に代わり職員がカンパした」「滞納したまま子どもを退所させた親がいる。未収金は施設が負担した」などの回答があった。契約制度の場合は医療・教育費も自費で「子どもが病気になっても病院へは連れて行かないでほしい」と親に言われた施設もあった。
■[News]勝山市:高齢者福祉や障害者支援で県立大と連携 /福井

5月10日16時0分配信 毎日新聞
勝山市と県立大学の看護福祉学部はこのほど、高齢者福祉や障害者支援の分野などに連携して取り組むことで合意。市は大学の研究を基に市民福祉の施策を組み立てることができ、県立大学は調査や研究プログラムを実践する場が得られる。
08年度中に取り組む研究プログラムは、「ひざ関節痛を持つ後期高齢女性を対象とした教育」。市は今後、高齢者の「閉じこもり」の実態▽保健師の活動内容――などについて、大学の調査を支援する。
一方、大学側は、高齢者虐待防止ネットワーク、地域福祉計画策定のためのアンケートなど、市の施策にアドバイスする。
また、市職員のメンタルヘルス対策などにも携わっていくという。
市未来創造課は「昨年から何らかの形で連携できればと、市から働きかけていた。市が持っている情報が大学の研究に役立てばうれしい」と話している。【菅沼舞】
■[News]働く喜び、銭湯で磨く 伏見、授産所の障害者ら

5月10日16時19分配信 京都新聞
京都市伏見区で高齢の主人が経営する銭湯の掃除を、近くの市伏見障害者授産所が請け負い、身体に障害のある利用者が営業前に作業している。半身不随の人は片手でブラシを持って床をこすり、脳性まひの人はゆっくりしたペースで磨く。燃料代の高騰に苦しむ経営者は喜び、障害者はやりがいを感じている。
同区景勝町の「鶴の湯」は経営者の桝井久治さん(75)と妻、長男の妻の3人で切り盛りしている。9年前に全面改装で広くなり、高齢の桝井さん夫婦では掃除が大変なためパートを雇っていた。
2年前、鶴の湯の常連客で授産所の指導員長原一博さん(35)が掃除業務の受託を願い出た。名刺印刷など授産所の仕事が不況で減り、さらに障害者自立支援法の施行を控え、新たな仕事を探していた。桝井さんも、重油などが高くなる中、パートより賃金を抑えられ経営を楽にできると快諾した。
利用者は2、3人ずつ、定休日の水曜以外の平日午前中に長原さんら職員と掃除する。タイルを磨き、洗面用具をふき、サウナマットを取り換える。
5月初旬、左半身が不自由な井通浩樹さん(42)=山科区=は右手で柄付きブラシを持ち床をこすっていた。脳性まひの山下博之さん(35)=伏見区=はゆっくりした動きで、洗剤をそれぞれの場所で使い分けて丁寧におけや洗面台を洗った。「これまで掃除中に2回ぐらい階段で転んだ。時間はかかるが、根気強く頑張るだけ」と目を輝かせた。
桝井さんは「てきぱきとやってくれるし、お客さんもきれいになったと言ってくれる」と感謝する。
授産所は住宅展示場や特別養護老人ホームの掃除も請け負う。長原さんは「身体障害者は仕事が限られるが、工夫次第でいろいろなことができる。利用者は外に出ることを楽しみにしており、何よりありがとうと言われることがやりがいにつながっている」と話している。
■[News]訪問介護が“窃盗天国”に…ビジネス至上主義の影で

5月10日16時25分配信 産経新聞
介護労働者の人材不足が深刻だ。待遇への不満などによる高い離職率が背景にあり、特に「訪問介護」の現場には、仕事量増加や介護員の質低下など多くの問題が横たわっている。厚生労働省も4月中旬、有識者らによる「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」を立ち上げるなど対応に躍起。高齢者の自立を促し、社会全体で介護を担おうとする「介護保険制度」が始まって8年が過ぎた今、現場では何が起きているのか−。(道丸摩耶)
■消える現金 盗んでいたのは…
「どうして渡した生活費までなくなるんだ。愛人でもいるんじゃないのか」
都内の会社役員の中島彰さん(仮名)が、脳梗塞(こうそく)で倒れ、大手介護業者「コムスン」=事業譲渡=の訪問介護を受けていた父親(86)をそう罵倒(ばとう)したのは、3年ほど前のことだ。父親の家を訪れるたび、年金のほか毎月渡していた生活費が消えている。
中島さんは父親に家計簿をつけさせようとしたが、手が不自由なため、うまくいかない。痴呆(ちほう)症状も現れるため、記憶も定かではない。
ヘルパーが現金を盗んでいた−。その事実が分かったのは、1年近くたった後だった。
■車いすの男性けり倒し
昨年11月、コムスンの元ヘルパーの男(22)が、介護を担当する男性から現金などを奪ったとして、強盗の疑いで警視庁に逮捕された。男は仲間と共謀し、車いすに乗っていた男性をけり倒した上、キャッシュカードが入った財布を奪っていた。中島さんのケースよりも、さらに悪質だ。
「ヘルパーによる窃盗は日常茶飯事だった」。こう明かすのは、都内の中心地域を統括していたコムスンの元社員。元社員は「担当していた5年間に、100件以上の窃盗事件があった。全体で2000人いるヘルパーのうち、5%が犯行を行っていた計算になる」とも打ち明ける。
こうした“窃盗天国”を作り出したのは、訪問介護という秘匿性の高い環境と、ヘルパーの低いモラル意識だ。
「介護をお願いしている立場上、信頼できないヘルパーが来たところで、文句は言えなかった。まさかヘルパーが犯罪行為をするなんて…」と中島さん。被介護者の多くは認知症や身体まひなどを患っており、被害に気が付かなかったり、訴え出ることができなかったりすることも多い。
「私のように家族が気にしていればいいが、放置している家だと、被害に遭ったことすら気が付かないだろう」と中島さんは危惧(きぐ)する。
■未経験者でも研修1カ月で現場へ
なぜ、ヘルパーによる窃盗が多発するのか。
ホームヘルパーの資格には、1〜3級まで3段階ある。訪問介護事業者が採用の基準とするのは主に2級以上だ。2級の資格を取るには、130時間の研修が必要となる。
元社員によると、コムスンは業界最大手になるためヘルパー2000人の採用を目指していた。「よほどのことがない限り応募者は断らない。断った場合、その理由書をつけなければならないほどだった」(元社員)という。
当然、過去の経歴が問われることはなく、未経験者でも「1カ月の研修でヘルパー2級の資格を取得させ、すぐに派遣させていた」(同)。2人で介護先に行けば2人分の報酬が必要となるため、すぐに独り立ちさせる。ヘルパーとしての資質が問われる機会はなきに等しいのだ。
拡大路線を続け、慢性的な人材不足に陥った業界。ヘルパー質低下の背景には、ビジネス至上主義という「開き直り」が見え隠れしている。
■[News]障害者シンクロ・フェスティバル:「同調」華麗な舞を−−あす左京区で /京都

5月10日17時1分配信 毎日新聞
◇若山さん、本番見据え熱
還暦を過ぎても水泳指導員として活躍する若山芙喜子さん(65)=大津市におの浜2=が11日、左京区の障害者スポーツセンターである「第17回障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル」に障害者の「パートナー」として13回目の出場を果たす。障害者を支えながら周囲と同調し演技する難しい役で「みんなの動きを合わすことが一番大事」と本番を見据えている。
障害者シンクロは演技者の半数まで健常者も出演可能。若山さんは大津市皇子が丘プールで水泳指導員を務める傍ら京都市の障害者チーム「コスモス」の一員として練習し、4〜16人で演技する種目「チーム1」に出る。コスモスは障害者9人と健常者5人が参加。若山さんは体に障害を持つ女性のパートナーを務め、約4分間演技する。2人の動きを合わせ、14人全員の動きを同調させることは簡単ではないが、「泳げなかった人が泳げるようになるのを見るのが喜び」と語る。
39歳で指導員の資格を取得。それまで水泳とは無縁だったが、ぜんそくの長女を水泳教室に通わせるうち自らも「泳ぎたい」と思った。
シンクロは12年前、「日本障害者シンクロナイズドスイミング協会」の森田美千代会長(54)と知り合って始めた。協会などが主催する同フェスに第5回から連続出場し、指導員の仕事の傍ら練習に参加する日々で、「長女から『干しわかめみたい』と言われる」と苦笑するほどの“水好き”だ。
同フェスには13都府県の20団体、306人が参加。3演技に「ナイスシンクロ賞」が贈られる。若山さんは「イメージ通りにできれば」と、華麗な舞を見せるつもりだ。【金志尚】
■[News]新茶:古式の釜炒り技法で生産始まる−−日南の「つよし寮」 /宮崎

5月10日17時2分配信 毎日新聞
日南市吉野方の知的障害者更生施設「つよし寮」(斎藤洋明寮長、利用者32人)で、古式の釜炒(い)りの技法による新茶の生産が始まった。一番茶は13日ごろまで続けられ、収益は施設利用者の貴重な収入となる。
茶葉は、同寮の茶畑26アールでとれた「やぶきた」。400度に熱した大釜に生葉を1・5キロずつ投入、手でもみほぐして炒った後、葉をゴザの上に広げ、丁寧にもんでいく。再び大釜に戻して温度を徐々に下げながら、さらに4回炒り直す。出来上がりまで約6時間。新茶は水分が蒸発し、針のように硬くなる。1日の生産量は生葉18キロから約3・6キロ。
釜炒り茶は、戦前は県内各地で生産されていたが、最近は機械化された蒸し茶に押されて県北の一部地域に残っているだけ。同寮は障害者の更生に役立てるため、95年に川南町の県茶業試験場で釜炒りの技法を学んだ。
最終的には晩生の「やまなみ」とブレンドして市販する。「無農薬、有機肥料で栽培し、施設利用者が雑草取りも行った。安心、安全なお茶なので、釜炒りの風味をぜひ楽しんでほしい」と斎藤寮長。
100グラム入り1袋1200円。6月から道の駅なんごう(南郷町)やホテル北郷フェニックス(北郷町)、日南テクノセンター(日南市)で販売。電話での注文も可。つよし寮0987・25・3911。【塩満温】
■[News]Watch!:千里丘駅の放置自転車対策 交渉3年、やっと合意 /大阪

5月10日18時1分配信 毎日新聞
◇JR西、用地の無償提供/摂津市、駐輪施設を設置
JR千里丘駅(摂津市)で通行妨害や景観悪化の原因となっていた放置自転車について、JR西日本が同市に駐輪施設用地を無償提供し、市が用地に駐輪施設設置したうえで、自転車の撤去を行うことなどで合意した。府内ではJR新大阪駅に次いで2例目となる。その背景を取材した。【衛藤達生】
問題となっていたのは、千里丘駅東口のロータリーに併設された歩道の一部で、JR西の敷地部分(約950平方メートル)。ロータリーは93年6月に駅前再開発の一環で整備され、市がJRの敷地を含む歩道補修や放置自転車撤去などをしてきた。
しかし、茨木市でスーパーの敷地の放置自転車を撤去したのは違法とする住民監査結果が出たため、摂津市は05年5月、JRに敷地の管理権の譲渡や駐輪施設用地の無償提供を求めて交渉を開始。進展がなく、市は06年10月、JR西の所有地での撤去作業をやめた。
その結果、放置自転車は増加し、今年4月25日午後には598台と、撤去をやめる前の4倍以上となった。点字ブロック上にも乗り捨ててあり、障害者やベビーカーの通行に支障が出ていた。
今回の合意で、市は提供された用地に今年中に約100台の駐輪施設を設置。さらに駅周辺にある千里丘第一駐輪場の収容台数を9月までに約800台増やして2400台とし、撤去作業も常時行うよう強化する。6月中の正式合意を目指す。
なぜ、交渉は3年間もかかったのか。JR西は「摂津市には既に駐輪施設用地を有償で貸し出すなど協力してきた」と主張する。これに対し、同市は「駅利用者の放置自転車は本来、管理者のJRがやるべきで、駐輪施設用地の無償提供は当然だ」としたうえで、「JRは前例になるが嫌だったのではないか」といぶかる。
一方、府内で初めてのケースとなった新大阪駅は今年1月、大阪市が南口駅前広場を自転車などの放置禁止区域に指定した。この場合も、JRから無償で用地提供を受け、区域内に駐輪場の整備などをJRに求める交渉は1年半かかった。07年3月には1日で2227台が放置されていた自転車は現在、1日数十台に減った。大阪市は「初めての例で仕方がない」としながら、「鉄道事業者は駅前の放置自転車対策にもっと協力してほしい」と、JRの意識の低さを指摘する。
ともあれ、放置自転車に悩む自治体にとっては一歩前進。今後、このようなケースが増えるのだろうか。JR西は「放置自転車対策は、自治体と個別に協議を続けていきたい」と慎重な姿勢を崩さない。
■[News]ノロウイルス:大阪・障害者施設で9人から検出 /大阪

5月10日18時1分配信 毎日新聞
大阪市は9日、旭区の障害者施設で入所者41人と職員12人の計53人が下痢(げり)や吐き気など感染性胃腸炎の症状を訴えたと発表した。うち9人からノロウイルスが検出され、市は集団感染と断定した。いずれも症状は軽く、快方に向かっているという。
■[News]<生きる>バイオリニスト・川畠成道さんがコンサート

5月10日19時49分配信 毎日新聞
子供たちとバイオリニストの川畠成道さん(前列左)と黒柳徹子さん(右)=東京都新宿区で2008年4月10日午後1時10分、梅田麻衣子撮影
世界的バイオリニストの川畠成道さんが10日、東京都新宿区の東京オペラシティで「グランドファミリーコンサート」(毎日新聞社後援)を開いた。川畠さんは毎日新聞の小児がん征圧キャンペーンに賛同し、司会を務めた女優でユニセフ親善大使の黒柳徹子さんとともに、1200人の聴衆に募金を呼びかけた。
川畠さんは8歳の時に薬の副作用で視覚障害者となった。10歳でバイオリンを始め、ファミリーコンサートは7回目。「子どもからお年寄りまで3世代で音楽を楽しみ、思い出を作ってほしい」と語りかけ、「愛の(挨拶、あい、さつ)」や「ツィゴイネルワイゼン」など16曲を演奏した。
1歳で目のがんである網膜芽細胞腫と診断され、3歳で左目を摘出した神奈川県秦野市の小学5年、村山(出流、いず、る)君(10)は「どこから音が出ているか分からない」と見事な演奏に驚いていた。【鈴木梢】
=◇=
毎日新聞は小児がん征圧募金を呼びかけています。送り先は〒100−8051 毎日新聞東京社会事業団「小児がん征圧募金」係(郵便振替00120・0・76498)。匿名希望の方は明記してください。
■[News]無資格マッサージ横行 視覚障害者の暮らし“直撃”

5月11日9時55分配信 産経新聞
《あいまいな規定…「摘発難しい」》
「ボディケア」「リフレクソロジー」などをうたった無資格マッサージが横行し、マッサージ師として生計を立ててきた視覚障害者の暮らしを圧迫している。視覚障害者団体などは「無資格業者の取り締まりを厳しくしてほしい」と厚労省などに要望しているが、法律上の「マッサージ行為」の規定があいまいなこともあり、“無資格店”の増加を食い止められないのが実情だ。(滝口亜希)
「ここまで仕事がないとは」。2年前に埼玉県朝霞市で治療院を開業した柏木日出男さん(57)は、一向に鳴らない電話を前にうなった。高校時代に右目の網膜が剥離(はくり)し、左目の視力も次第に低下。長年勤めた電器メーカーを退職し、意を決して盲学校に入学したのは6年前。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資格を取ったが、就職した治療院の給料は、時給換算で750円程度。近隣の福祉施設への出向などニーズを見込んで自宅開業に踏み切ったが、訪れる客はほとんどなかった。「無資格店がどんどん増えている。とても食べていけない」と柏木さん。今は資格にこだわらず、教育施設などへの就職活動をしている。
東武東上線沿いで治療院を開く間持寿さん(42)も、「周囲を見渡しただけで数十店の無資格店がある。きちんと取り締まってほしい」と話す一方、「無資格がこれだけ大多数を占めると、取り締まりは難しいだろう」と半ばあきらめ顔だ。
あん摩マッサージ指圧師の資格は通常、盲学校や専門学校などで学んだ後、国家試験に合格すれば取得できる。無資格者のマッサージ行為は法律で禁じられているが、「マッサージ行為」の規定はあいまいで、厚労省医事課の担当者も「健康を害する恐れが強い施術を行った場合などでないと、ただちに摘発するのは難しい」と話す。
一方、就職面でも、視覚障害者にとっては厳しい状況が続いている。厚労省は視覚障害者団体などの陳情を受け、平成18年から視覚障害者の就職状況調査を開始。19年4〜12月の就職率は67%だったが、「契約社員など不安定な雇用形態も増えており、依然として厳しい状況」(障害者雇用対策課)とみている。埼玉県立盲学校(川越市)で進路指導を担当する乗松利幸教諭(49)は、「就職率自体が激減しているわけではないが、雇用の質が下がっている」と話す。
近年の“癒やしブーム”の影響で、マッサージ師の求人は増加傾向にあり、都内の職業安定所に寄せられるものだけでも200件近い。だが、このうち視覚障害者を対象に含むものは10件程度で、障害者は一般向けの求人に応募しているのが現状だ。また、一般の有資格者自体も増えているため、「視覚障害者は待遇が悪くても選ばざるをえず、結果として開業するが、それも立ち行かなくなるという悪循環に陥る」(乗松教諭)という。
「視覚障害者にとって、マッサージやはり、きゅうは生きるための最後のとりで。厚労省に何とかしてほしい」と乗松教諭。視覚障害者の経済的自立のため、対策が求められている。
【用語解説】無資格マッサージ
「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」は、無免許のマッサージ行為を禁じ、違反者に50万円以下の罰金を科すと規定。しかし、「マッサージ行為」の具体的な内容は定めておらず、警察の摘発を受けるのは事実上、健康に害を及ぼすなど悪質なケースに限られているのが実情。“癒しブーム”を背景に無資格業者は増加傾向にあるとされるが、厚労省も実数を把握していない。こうした実情を受け同省は昨年、視覚障害者の雇用支援を促す通達を出している。
■[News]知ってます?「住まい」「年金」「タクシー」便利なサービス

5月11日10時0分配信 日刊ゲンダイ
便利なサービスを見逃すことはよくある。後で気づき“しまった”と悔やんでも、もう遅い。そんなサービスを紹介する。
高齢者が住む一戸建てや分譲マンションでは、安心して暮らせるようにと手すりの設置や屋内段差の解消などバリアフリー化が活発だ。年間に6万5000戸ほどがバリアフリー改修工事を行っているという。
国は昨春から持ち家で30万円以上のバリアフリー改修工事を行った場合、所得税を控除する、あるいは固定資産税を減額する特例措置を実施している。
国土交通省住宅総合整備課担当者がこう説明する。
「所得税控除の対象になる居住者は(1)50歳以上(2)要介護認定または要支援認定を受けている(3)障害者(4)同居する65歳以上の親族が(2)または(3)に該当する――です。1つでも該当すればOK。(4)のケースが多いと思います。また、金融機関でバリアフリー改修工事の融資(最高200万円)を受けた人に限られます。控除率は2%で、その期間は5年間。控除を受けるには、改修工事を行ったという建築士が発行した証明書(工事を請け負った工務店などに相談)を最寄りの税務署に提出する。翌年からローン残高に対して2%控除されます」
特別控除は今年12月31日まで実施された改修工事に適用される。
●固定資産税は3分の1に減額
一方、固定資産税減額の対象居住者は(1)65歳以上(2)要介護または要支援の認定者(3)障害者だ。こちらもいずれかに該当すればいい。
工事費を一括で支払った人もローンを組んだ人もOK。工事完了後3カ月以内に居住する自治体の固定資産税課に工事明細書や住民票などを提出すれば、翌年の固定資産税が3分の1に減額される。こちらの適用は2010年3月31日まで。
人によってはダブルで特例措置が受けられる。
●年金受給者は最高250万円融資OK
大マスコミが「融資条件と審査を厳格化」と報じたことで、独立行政法人「福祉医療機構」が実施している「年金担保融資」がクローズアップされた。
生活保護者を除く年金受給者は、利息2.6%、最高250万円融資を受けられる。06年度の融資は21万件強、総額約2100億円だ。
年金担保貸付課担当者が言う。
「融資を受けるには機構が委託している都銀や地銀、信組、信金などに用意されている申込書に使途などを記入し、窓口に提出してもらいます。審査で不正がなければ約1カ月後に融資されます。目下のところ、融資希望者の審査などを厳しくするつもりはありません」
返済者は毎月1万円以上の定額払いが多い。この場合、利用者の年金は社保庁から機構の口座にいったん入金される。機構は返済金を差し引いた残金を利用者の口座に振り込む。返済期間は最長2年。完済すれば何回でも借りられ、実際、複数回借りている人は少なくない。
年金暮らしには、イザというとき頼りになる制度だ。
東京最大のタクシー会社「日本交通」と“km”マークの「国際自動車」の両グループは、複数の電子マネーが利用できる共用決済端末を自社のタクシーに搭載し始めている。今秋に両社の合計約5800台がSuica、QUICPay、iDで料金を支払うことができる。ポストペイ(後払い)のQUICPayやiD搭載の“おサイフケータイ”でタクシーが乗れるわけだ。
■[News]吹奏楽演奏や模擬店楽しむ 左京「飛鳥井まつり」

5月11日10時49分配信 京都新聞
障害のある人たちと地域住民たちがふれあう「飛鳥井まつり2008 グリーンフェスタ」が10日、京都市左京区田中飛鳥井町の知的障害者通所授産施設「飛鳥井ワークセンター」で開かれた。バザーや模擬店、吹奏楽の演奏などが行われ、多くの人でにぎわった。
同フェスタは、知的障害者60人が就労する同センターが、活動に対する理解を深めてもらおうと毎年開いており、今年が13回目。この日は、保護者や地域住民ら約200人が訪れた。
オープニングでは、高野中吹奏楽部がアニメや歌謡曲のメドレーを演奏。飛び入りでダンスに参加する利用者もおり、会場が盛り上がった。また、保護者会の父母らがカレーや焼きそばなどを販売し、同施設の利用者が作ったパンなども普段より2割引きで売り出され、住民たちが次々と買い求めていた。
■[News]おひさま学童クラブ:レッズスタッフと障害児がサッカー−−久喜 /埼玉

5月11日12時1分配信 毎日新聞
「シュート!」「よし、ゴールだ!」。久喜市の障害児学童保育施設「おひさま学童クラブ」の子供たち13人がこのほど、県立久喜養護学校(同市上清久)の校庭で、浦和レッズ・ハートフルクラブのサッカーキャラバンスタッフとサッカーを楽しんだ=写真。
父母会が運営する学童クラブが、発足1周年記念に加え、イベントを通じて多くの人に障害児やその家族が抱えるさまざまな問題への理解を深めてもらおうと企画した。
子供たちは元日本代表の落合弘キャプテンらからパスをもらうと、元気よくボールをけりゴールを決めていた。母親らも一緒にプレーし、歓声が飛び交った。学童クラブの原みよ子会長は「普段は興味がなかったり、走ったりしない子もボールを追っていた。今後も子供たちがのびのびと遊べる環境を整えていきたい」と話していた。【平野幸治】
■[News]「サミット」がやってきた:障害者の法定雇用率1.8% /新潟

5月11日12時1分配信 毎日新聞
◇県平均、今だ達成せず
暖かな陽光が差し込む中、高い金属音が響く。電気メーターを分解する音だ。新潟市江南区のNPO法人「あおぞら」作業所で、十数人の利用者が作業に集中していた。午後3時過ぎ、市内の物流倉庫での作業を終えた男性3人が帰ってきた。
「遊んでるより働く方がいいな。きつくはないよ」。小倉敏幸さん(42)がはにかんだ。3人とも、軽度の知的障害を抱える。倉庫では、16キロの段ボール箱に伝票を張り、台車に積み替えるのが主な役目だ。この日は3人がかりで1100箱をこなした。「一生懸命やってるもんな」。「あおぞら」副理事長の近藤康市さん(68)が声をかけた。
「あおぞら」は03年に無認可作業所としてスタートし、今年度からNPO法人となった。障害者に働く場を提供する「就労継続支援」や、企業への就職を支援する「就労移行支援」が活動の軸だ。心身に障害を抱えるメンバー23人のうち6人が、就職を目指して荷物の仕分けなどにあたる。これまでに就職が実現したのは1人だけだ。
新潟労働局によると、県内企業の障害者雇用率(07年6月1日現在)は1・53%。障害者雇用促進法の法定雇用率(1・8%)、全国平均(1・55%)をともに下回る。88年4月に法定雇用率1・6%で義務化されて以来、県平均は一度も法定ラインに達していない。
近藤さんは「企業求人の99%は事務補助といったものばかり。知的障害者でもまだまだ働ける分野はある」と指摘する。「同じ作業をずっとやることについては劣らない。特例子会社があれば、むしろ有利なのだが」
特例子会社は、障害者が働きやすい子会社を設立して、雇用率を達成する制度だ。子会社での雇用が法定雇用率に算入できる仕組みだが、県内では一社もない。
にぎやかさを増した作業場。小倉さんは、分解された電気メーターを、金属の種類ごとに仕分けし始めた。「ずっと雇ってもらいたいよ。自分でお金かせげるんだから」と笑顔をのぞかせた。
◇ ◇ ◇
11日に開幕する主要国首脳会議(サミット)労働相会合では、労働弱者の問題などが議題となる。県内で働く人たちの声を聞いてみた。
■[News]自治体の憲法:小平のグループ、市長に提案 約2年をかけて、市民だけで作成 /東京

5月11日12時2分配信 毎日新聞
小平市の市民グループ「自治基本条例をつくる市民の会議」(中山光弘共同代表)は10日、「自治体の憲法」とされる市自治基本条例案を小林正則市長に提出した。市の公募に応じた市民が約2年かけてまとめた。市は早ければ6月議会にも条例案を提出する。
市企画政策部によると、同様の条例は既に多摩地域で三鷹、多摩の両市で、全国的にも100以上の自治体で施行されている。ただ、最初から最後までほぼ市民の手だけで条例案を作りあげたのは珍しいという。
条例案は前文と全11章39条で構成され、第3章の「参加及び協働」が特徴的だ。この章の10条「参加の対象等」には、「市は意見公募手続又は提案書の提出により市民から表明された意見について十分に考慮し、適切に回答します」と明記。「市にきちんと回答を求めるまで踏み込んだ例はあまりない」(中山共同代表)という。
さらに、11条「参加における配慮」では市に高齢者や障害者、子供らに市政への参加を促すよう求めた。中山さんは「行政へ声を届けにくい高齢者ら社会的弱者に配慮した点も特徴」と語る。
市は06年6〜7月に条例案づくりにかかわる市民を公募し、これに応じた会社社長や介護職員ら61人が8月にグループを結成。これまでに155回の会議を開催し、有識者の助言や一般市民の意見を参考に条例案をまとめた。【山本太一】
■[News]県警保護の青年死亡:裁判求め署名活動 福岡・天神で遺族ら100人 /佐賀

5月11日13時1分配信 毎日新聞
佐賀市の国道で昨年9月、知的障害のある安永健太さん(当時25歳)が警察官5人に取り押さえられた直後に急死した問題で、父孝行さん(46)らが9日、福岡市中央区天神で、佐賀地裁が公正な裁判を開くよう求める署名活動を行った。同問題をめぐり、孝行さんらが県外で活動をするのは初めて。
支援グループ「安永健太さんの死亡事件を考える会」によると、現在1万数千人の署名が集まっている。今月30日まで4万人を目標に署名活動を続け、佐賀地裁に提出する。 この日は、遺族や県内の障害者施設関係者ら約100人が「公正な裁判を!」と書かれた横断幕を掲げ、通行人に署名を求めた。孝行さんは「多くの人にこの問題を知ってほしい。今後全国の都市で署名活動をしたい」と語った。
佐賀地検が5人を不起訴処分にしたことについて、遺族は不服申し立て(付審判請求)をしている。【村尾哲】
■[News]障害者自立支援法:抜本的見直しを 保護者の会集会に130人 /佐賀

5月11日13時1分配信 毎日新聞
障害者自立支援法の抜本的な見直しを目指す知的障害者の保護者会の集会が10日、佐賀市であり、約130人が参加した。
全国知的障害者施設家族会連合会が呼び掛けた全国統一行動の一環。辻至行・同会副会長が講演し「国が行っている見直しの最大の山場となる来年3月に向けて一緒に頑張ろう」と呼び掛けた。
同連合会は6項目の見直しを掲げた請願書を作り、全国で60万人を目標に署名を集めている。請願書は6月に衆参両院議長に提出するという。
同法は06年4月施行。原則1割の応益負担やサービスの指標となる障害程度区分などに批判が強く、見直しが進められる中、同連合会は応益負担の撤廃などをスローガンに運動を展開している。【姜弘修】
■[News]りんどう:知的障害者と作家達の300点 /熊本

5月11日13時1分配信 毎日新聞
知的障害者の自立支援団体「ひまわり」による「知的障害者と作家達のものづくり展」が熊本市千葉城町の県伝統工芸館で開かれている。11日まで。入場無料。
ガラス製品やイグサ製品、陶磁器など約300点を展示。県内の知的障害者約130人が彫刻家、書家ら7人のアドバイスを受けて制作した。展示品は販売もしている。
支援した木工作家の守山栄賢さん(60)は「商品が売れることで知的障害者の喜びにつながったらうれしい」と言う。また「ひまわり」の創作開発部代表、小林規子さん(65)は「チャリティーだからではなく、良いものだからと買ってくれるものを目指した」と話している。【遠山和宏】
■[News]装着型ロボット HALが描く未来図

5月11日13時21分配信 産経新聞
ニューヨーク生まれの奇才スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」が公開されたのは1968年だった。21世紀はまだ遠い未来のかなた。映画の中では、高度な人工知能を持つコンピューターが宇宙船の乗員を次々に殺していく。機械と人類の未来を暗示する場面だった。
そのコンピューターと同じ名前を持つロボットがいま、世界中から注目されている。ロボットスーツ「HAL」(Hybrid Assistive Limbの略)。人が身につけ、運動を補助したり、身体機能を増幅したりすることが可能になる。筑波大学大学院の山海嘉之教授(49)が開発した装着型ロボットだ。
人間が筋肉を動かそうとすると、脳から伝わる神経信号により皮膚の表面にわずかな電位差が生じる。この信号を高感度センサーで読み取り、モーターを駆動させることで、HALを装着した人の力は何倍にもパワーアップする。
2006年夏、山海さんは障害者のスイスアルプス登山に同行した。HALを装着した健常者の助けを借りて、車いす生活を送る高校生と40代男性がブライトホルン(4164メートル)の山頂手前まで到達した。
子供のころ石ノ森章太郎の人気アニメ「サイボーグ009」に夢中になり、人間科学、ロボット工学、情報工学の融合に取り組んできた山海さんにとって、障害者と健常者、そしてHALが一つになったことが何よりもうれしかった。
足の不自由な障害者や高齢者が装着すれば歩けるようになる。足を動かすことが神経や筋肉の機能回復にもつながり、生活支援とリハビリテーションが同時進行する。障害者や高齢者の自立・介護支援、災害現場での救助隊員のパワーアップなど応用範囲は広い。
装着型のHALが描き出した人と機械の関係は、映画の中で人間に反逆した同名のコンピューターとは対極のものだ。しかし、異なる観点からHALに注目した人たちもいる。ヨーロッパのある都市で、山海さんは食事中に見知らぬ男性から話しかけられた。
「共同開発のパートナーになりたい」
身分を明かしたのは軍事関係の人物だった。
米国防総省に招待され、講演したこともある。間隔をおいて何度も接触してくる欧州の軍事関係企業もあった。その度に「申し訳ないが、共同研究はできない」と丁重に断った。「人を幸福にしなければ、テクノロジーの意味はない」と考えているからだ。
日本以外の国なら、研究開発と軍事の一体化は半ば常識なのかもしれない。
だが、山海さんは「非軍事という特殊性こそが日本のロボット開発が世界を牽引(けんいん)していくことの大きな意義になる」と語る。
HALの量産化を目指して設立したベンチャー企業「サイバーダイン」の生産拠点が今秋、茨城県つくば市に完成する。年間500台を生産し、医療・福祉施設へのレンタルが本格化する。昨年夏には世界展開と欧州の事業拠点となる「サイバーダインEU」をオランダに設立した。
量産・普及部門も企業まかせにせず、自らベンチャーを立ち上げたのは、理念に反する使われ方や利益優先の市場原理からHALを守るためだ。「日本がいてくれて良かったと思われるような国づくり」をビジョンに掲げ、次世代を担う人材育成の場にしたいとも考えている。
「心やさしい ラララ科学の子」。戦後の子供たちを魅了した手塚治虫の人気アニメ「鉄腕アトム」。その主題歌の一節が遠くから聞こえてきた。世界を牽引する日本のロボット開発。ファイルIIIはその最前線を探っていく。(中本哲也)
■[News]コンサート:体を駆使して名演 ピアノパラリンピック出場支援、神戸で8人 /兵庫

5月11日16時1分配信 毎日新聞
障害者による国際演奏会「ピアノパラリンピック」への出場を目指すピアニストを支援するチャリティーコンサート「心&LOVEつながり めざせピアノパラリンピックinカナダバンクーバー」(ボランティアグループ新原主催、毎日新聞神戸支局など後援)が10日、神戸市垂水区で開かれた。半身不随や難聴の障害者8人らが美しい音色を奏でた。
ピアノパラリンピックは、武蔵野音大助教授として障害者に音楽の指導をしてきた迫田時雄さん(ピアノパラリンピック委員会委員長)が「隠れた才能を発掘したい」と提唱し、05年に横浜市で第1回大会が開かれた。来年秋にはカナダのバンクーバーで第2回大会が開かれる予定。
今回のコンサートは、ピアノパラリンピックのことを新聞記事で知ったボランティアグループ新原(神戸市)が、渡航費の援助など障害者ピアニストを支援しようと企画した。
県内からは、生まれつき左前腕がない高砂市の小学6年、松谷優希さん▽脊椎(せきつい)の形成不全など先天性障害を持つ神戸市の小学6年、小懸一正さん▽右半身が不自由な神戸市の高校1年、床次佳浩さん――の3人が参加し、「幻想曲さくらさくら」「左手のためのエチュード」などを演奏。美しい調べに約300人の観客は酔いしれていた。【山田泰蔵】
■[News]アジアの夢コンサート:音楽で平和祈る 枯れ葉剤被害の子ども支援−−富山 /富山

5月11日16時1分配信 毎日新聞
平和の祈りを、音楽にのせて――。ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤で被害を受けた子どもたちを支援するチャリティーイベント「アジアの夢コンサート」が10日、富山市新総曲輪の県民会館で開かれた。第1部(午後1時半開演)のコンサートには市民ら約200人が訪れ、演奏やダンスを楽しみながらも平和の大切さに思いをはせていた。
枯れ葉剤の直接、間接の影響で障害を持った子どもたちの支援を行ってきたNGO「アジア子どもの夢」が中心となり、04年から毎年開いている。収益金は、11月に米ワシントンDCで開くコンサートや、ベトナムの視覚障害児の就労支援施設建設費に充てる。
コンサートは2部制で、県内外の12組が出演した。小学生を中心とした子どもたちのダンスグループは、元気の良い踊りを披露。別のグループは、聴覚障害者がリズムに乗ることができるように、たたくと光る打楽器を使って演奏し、会場からは大きな手拍子が起きていた。【蒔田備憲】
■[News]県立総合養護学校:全面開校で式典 肢体不自由、知的障害の子供がともに学ぶ /石川

5月11日16時1分配信 毎日新聞
肢体不自由、知的障害の子供が一つの学校でともに学ぶ「県立総合養護学校」(金沢市南森本町)が全面開校し、同校体育館で10日、記念式典が行われた。2期工事が今春終わり、06年開校の肢体部門に続いて知的部門が発足した。両部門の併設は県内初で、特別支援教育の基幹校としてスタートする。
子供を抱く卵がイメージされた新体育館であった式典には、在校生や保護者、県関係者ら約650人が出席した。高田茂校長が「新しい歴史と伝統を作ろう」と呼びかけると、生徒代表は「車いすバスケを思い切りしたい」と抱負を述べた。
小学〜高等部の在籍児童・生徒数248人、教職員159人。明和養護学校(野々市町)の過密化や、障害教育の総合化を背景に、金沢こども医療福祉センターと隣接する約5万2000平方メートルの工場跡地に建設された。総事業費は約80億円。
新たに完成したのは、体育館▽教室などがある知的障害棟▽自立に向けた訓練のため居間や台所を備えた生活体験棟▽調理装置などがある作業実習棟――。岡崎美紀教頭は「高等部に一般就労を目指す『産業技術コース』を設けるなど、教育内容も充実させる。全国屈指の設備を生かしたい」と話していた。【野上哲】
■[News]障害者家族の会:かたらい喫茶開店 山田図書館に交流の場 /福岡

5月11日17時1分配信 毎日新聞
嘉麻市山田地区の障害者8家族で作る「トロッコの会」(浜野美雪会長)が10日、同市上山田の市立山田図書館に「かたらい喫茶トロッコ」を開いた。毎週金、土曜日の午前11〜午後3時に営業し、障害のある子供らが店員として働く。初日は開店後、すぐに行列ができるほど。ミニコンサートなどもあり、にぎわった。【井上元宏】
店は同館入り口そばの情報コーナーにあり、客席は13席。メニューは、特製ソースをかけた豚肉をはさんだオリジナルの「トロッコバーガー」や手作りケーキ、コーヒーなど。
同会は、3年前から毎週火曜日に嘉麻市上山田の交流施設・ふれあいハウス内で喫茶店「かたらい」を運営。より多くの市民と障害者が触れ合う場を作ろうと、図書館での喫茶店営業を思い立った。開店資金はエフコープの福祉基金や新聞など資源物の回収資金でまかなった。
古賀稲子副会長(46)は「働きながら地域の人たちと交流していくのが一番の目的。イベントを開くなどして多くの人に来てもらいたい」と話している。
■[News]盲導犬:育成に協力を! 福岡でチャリティーコンサート開催 /福岡

5月11日17時1分配信 毎日新聞
◇グッズ販売や募金も募る
九州盲導犬協会(福岡市)の創立25周年を記念したチャリティーコンサートが10日、中央区荒戸の「ふくふくホール」であった。コンサートは来年2月まで毎月、同ホールで開き、会場でのグッズ販売の収益や募金を盲導犬育成の資金に充てる。【松本光央】
2頭の盲導犬がステージ上で、障害物を避けて誘導したり、椅子に案内したりなどの基本動作を披露。コンサートでは、ノコギリ演奏家のサキタハヂメさんらの演奏があり、来場者がきれいな音色に聴き入った。
協会は創立以来、160頭の盲導犬を視覚障害者に無償貸与してきたが、いまだ盲導犬不足が現状という。チャリティーの目標額は盲導犬1頭を育てて新規登録するのに必要な300万円。協会の中村博文事務局長は「一人でも多くの方に盲導犬への理解を深めてもらいたい。そして1頭でも多く貸与できればうれしい」と話している。
コンサートの問い合わせは盲導犬協会092・714・3169。
■[News]障害者シンクロ、華麗に水しぶき 300人が演技披露

5月11日19時9分配信 京都新聞
「第17回障害者シンクロナイズドスイミングフェスティバル」が11日、京都市左京区の市障害者スポーツセンターで開かれ、約300人が水中で華麗な演技を披露した。
日本障害者シンクロナイズドスイミング協会や京都新聞社会福祉事業団などの主催。近畿をはじめ、宮城や熊本など13都府県の計20チームが、ソロデュエットなど6種目に出場した。
選手は、BGMに合わせて水中を泳ぎ、手足を上げて力強くポーズを決めた。チーム演技では、障害がある人もない人も互いに心と体を同調させた美しい隊形で、会場から拍手を受けていた。
■[News]知的障害者、就労支援へマニュアル 京都市内のネットワーク

5月11日20時29分配信 京都新聞
障害がある生徒の職場実習や雇用を推進しようと、京都市内の総合支援学校と企業でつくるネットワークが、企業向けの「就労支援マニュアル」を作成した。製造業やサービス業などさまざまな職場で働く卒業生を紹介し、知的障害のある人と働く際の工夫や配慮を記している。
市立総合支援学校では、学校での授業と企業での実習(最長で年約14週)を組み合わせた職業教育「デュアルシステム」を取り入れている。マニュアルは「市立総合支援学校デュアルシステム推進ネットワーク」が、職業教育の流れや就労支援の現状をまとめた。
マニュアルでは、生徒の障害の程度に応じて職場実習を指導するジョブコーチ(就労支援担当教員)の役割や、長期実習のなかで課題を見つけて生徒を育てていくシステムを紹介。受け入れ企業のアンケート結果も掲載している。
同ネットワーク主幹校・白河総合支援学校の森脇勤校長は「多くの企業に活用してもらい、雇用を検討してほしい」と話している。5000部印刷し、希望する企業に無料で配布している。問い合わせは同学校Tel:075(771)5510。
■[News]「鳳凰 わが愛」のミャオ・プゥ、最新作の全裸シーンは「恥ずかしくて…」―上海市

5月11日23時25分配信 Record China
2008年5月10日、映画「Cherries」(原題:櫻桃)のPR記者会見が上海市で行われ、主演のミャオ・プゥ(苗圃)らが出席した。東方早報が伝えた。
ミャオ・プゥは、昨年の日中合作映画「鳳凰 わが愛」で中井貴一とも共演し、いま最も注目を集める若手女優。映画では、偶然拾った女の子を母親として育てる知的障害の女性「櫻桃」を演じ、オールヌードにも果敢に挑戦している。
台本を読んですぐ、「絶対やりたいと思った」と話すミャオ・プゥ。役柄上、セリフがほとんどないため、感情表現が非常に難しかったという。また、娘と水遊びをするシーンでは、純粋で愚直なほど単純な「櫻桃」をより深く表現するため、オールヌードにも挑戦。「恥ずかしくて、いまだに自分の裸が見られない」と話すミャオ・プゥだが、作品を見た記者から「とても美しかった」と、賞賛を浴びていた。
娘への「無償の愛」を描く映画「Cherries」は、「母の日」に合わせて今月8日から中国地区で上映スタートしている。(翻訳・編集/Mathilda)






