エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

         https://noken.hatenablog.com  へ引っ越ししました。

16日間伐しました!次は23日鳥類調査

noken2018-12-18


12月は毎年間伐をやっております。
この昭和59年植樹区(東)は針葉樹割合がもっと低い、広葉樹主体の林を目標としています。
また、自然林と隣接しており、その林床植生の誘導も考えています。
これらため、現在は「林床を徐々に明るくしながら、広葉樹が大きくなる空間をつくる」手入れをしています。

ちょっとベンチもも作ってみました。
 

間伐したあとの空間がわかります。(どちらも間伐後で撮影方向がちがいます)

過去の間伐の様子は以下のリンクを。

鳥類調査&間伐 伐り口に残る「育樹祭」の歴史
http://d.hatena.ne.jp/noken/20180106

次回の活動は
モニタリングサイト1000里地 鳥類調査
12月23日(日)7:30 里山活動地集合(左の地図参照)

6月24日(日)自然かんさつ会 帯広の森の川の中を歩こう

noken2018-06-15


6月24日(日)9:00〜12:00
帯広の森の中を流れる第二柏林台川の中を歩いて、魚や水の中に暮らす昆虫を観察します。
あっという間に時間が過ぎてしまいますよ。

集合場所:西20条南6丁目駐車場(旧カラオケ道場チュンチュン南東向かい側)
申し込み締切:6月21日
参加費:100円(保険料)

申し込み連絡先など会の基本情報は↓↓こちら!
http://d.hatena.ne.jp/noken/20070514

服装:川の中を歩きますので、長靴等必要。
小学校低学年でも歩けますよ!

↓↓集合場所の地図↓↓リンクをクリック!
(「帯広の森」のトイレ付き駐車場です)オレンジ色の P で表示。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1EzgYQmO_Yq5_PLewx6fSUne4YUw&ll=42.899872846134826%2C143.143685758522&z=17

昨年の様子。歩くだけでも楽しかったです!
http://d.hatena.ne.jp/noken/20170702/1499001830



当面の予定

noken2018-06-09

更新が滞っております<(_ _)>

多忙ゆえ、表の貼り付けでお茶を濁させていただきます。
予定は変更することがよくありますので、まずはお問い合わせ下さい。

個々の行事については過去記事を検索していただけれが大概は記事になっておりますので、よろしくお願いします。

6月10日 (日) 5:00〜 モニタリングサイト1000 鳥調査(繁殖期2日目) 帯広の森 里山活動場所
6月10日 (日) 13:00〜 モニタリングサイト1000 チョウ調査 帯広の森 里山活動場所
6月17日 (日) 9:00〜 モニタリングサイト1000 チョウ調査 帯広の森 里山活動場所
6月17日 (日) 13:30〜 モニタリングサイト1000 植物調査 帯広の森 里山活動場所
6月24日 (日) 9:00〜 第2柏林台川を歩こう 栄通、中島通交差点駐車場 西20条南6丁目公衆トイレ東側駐車場
7月4日 (水) 18:30〜 例会 はぐくーむ
7月8日 (日) 8:30〜 モニタリングサイト1000 チョウ調査 帯広の森 里山活動場所
7月15日 (日) 午前 帯広の森づくり活動団体発表会 はぐくーむ 帯広の森づくり協議会
7月16日 (月) 9:00〜 里山をつくろうプロジェクト 帯広の森 里山活動場所 草抜き
7月22日 (日) 8:30〜 モニタリングサイト1000 チョウ調査 帯広の森 里山活動場所
7月22日 (日) 13:30〜 モニタリングサイト1000 植物調査 帯広の森 里山活動場所

なんだか申し訳ないので、最近の画像つけます。



オーストラリアの餌付け問題

*[これエコ?][動物・自然]オーストラリアの餌付け問題

どこの国にもよく考えない人がいるんですね。
観光客がカンガルーを害獣化しかねない。
管理者側が多少嫌われても、きびしくやらないとダメですよ。
一般の人の自律など、この問題に関しては全く期待できませんから。
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「カンガルーにえさやらないで」 襲われる観光客続出
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180503-43986340-bbc-int
(一部)
ビーラスツカさんはBBCに対し、「えさをやってはいけないなんて知らなかった」と語った。「みんなするから大丈夫だと私たちも思った」。

「大きなカンガルーたちの中の1頭が私を襲って、みんな怖くなった。親たちは子供をつれて走って逃げた」

ビーラスツカさんも逃げ出したが、足にひどい傷を負った。

パイパー議員が提供した、最近の数カ月間で負傷した人々の写真からは、カンガルーたちが明らかに、凶暴になり得ることを示している。

「オスのカンガルーは人間のお腹を切り裂くこともできる」とパイパー議員は指摘する。「わざとやるわけではないが、彼らの戦うときの習性で、後ろ足で蹴ってくる」。
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いったい誰の責任なんでしょうか。
観光客は責任とれるんでしょうか?

もしカンガルーから何らかの感染症がみつかったら、今度は見つけ次第殺すんでしょうか?

感染症1件で手のひらがえし(東京の野良猫)

エゾリス感染症が発生したら、きっと手のひらを返すように「駆除」の声が上がるかも知れないと思っていたところ、どうもその心配はあたりそうです。

ネコからの感染症については過去のエントリでも述べましたが、
http://d.hatena.ne.jp/noken/20170724

コリネバクテリウム・ウルセランス感染症というジフテリアに近縁の感染症がきっかけです。
http://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/2277.html

しかしきっとどんな病気でも良いんでしょうけど。

呆然とするのはむしろこっちで、野良猫をペット扱いしていたくせに、病気が一回発生しただけで反省もせずに手のひらがえしとは………。

「3歳の娘と日常的に利用する公園に数匹の野良猫が居着いていて、公園に集まる子供やママ友たちと一緒に、近寄ってくる猫をなでたり、お菓子を与えたり、抱き上げて写真をインスタグラムにアップしたりと、みんなで気楽なペット扱いしていた。」
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/180314/lif1803140004-n1.html

問題は保健所が「野良猫に餌をやらないで」と言ったかどうかですが……
動物なんて何でも不潔なんですよ!かわいかろうがなんだろうが関係ありません。餌をやってオモチャにして遊ぶ対象にしてはいけません。一定の距離をまもることが人間のするべきことです。

樹液をなめるエゾリス

かわいいエゾリス


このシーンを見ると、春も近いなと思います。
2個体が近い距離で舐めていました。
一方はニホンリスのようなアイリングのような模様があるかわいい個体でした。
ちなみにブログ管理人はエゾリスをあまりかわいいと思っていません。どちらかというと「鋭い」感じを持っています。
ところがこの個体はかわいかった。
改めて画像をみると、脚の先の換毛がイマイチなのか色が違うのか、もしかしたら老齢個体のような気もします。



片方は非常に毛並みが良かった。


2頭でヤマモミジの樹液をひたすら・・・

ペロペロ

ペロペロ・・・

春が近くなって植物の根が働き出すのでしょうか?
それとも寒さが緩んで凍っていた液体が溶け出すのでしょうか?

エナガヒヨドリも盛んに舐めに来ていました。
やはり、春を感じます。

帯広のエゾリスの橋に意味はあるか?

noken2018-03-04


帯広のエゾリスの橋のうち、ブログ管理人が把握しているのは大空団地とある小学校前のものです。
空団地のものは交通事故があったから建てたものではなく、このような形状でもリスが使うのかどうかの試験です。そういう意味では役割が終わっています。
小学校のものは私も知らないうちに建っていたのですが、「車道の拡幅で森の分断が広まったことに対するの保証」としては「何らかの対策を」しなければいけないという意味合いでしょう(か?)。また、小学校前のものは河川に沿った林をつなぐ方向性があり、これはよい方向性です。また2本もあり、片方は車道の青看板の構造と一体化させており、落雪などいくつかの問題を減らすことが出来そうです。

しかし、1設置前のエゾリスの行動と数。2設置後のエゾリスの行動と数(橋を使わなかったものも含む)3この地域全体のリスの生息状況
このどれもが把握されていません。ですから、この橋は現在のところ評価対象に出来ません、つまり、仕事の意味を見いだすことが出来ません。
(ブログ管理人は、小学校の橋の真下で、エゾリスの死体を拾ったことがあります。)

では「リスの橋」という概念そのものはどうでしょう?
私は懐疑的です。
エゾリスの橋はリスの交通事故発生地点を分散する働きがある。
言えることはこれだけです。孤立した森同士をダイレクトにつなげられないのなら、事故の場所が変わるだけです。
もちろん1〜3をよく調べて考えれば別です。
しかし・・・その前に・・・
根本的なことが抜けています。
なぜエゾリスだけを厚く優遇しなければいけないのか?理解できません。
ブログ管理人の目にはエゾリスは既に飽和状態を迎えているように見えます。いろんな街のいろんな森を見てきましたが、エゾリスが日常的に複数見られる状況そのものが異常です。帯広の人は昭和60年代以降、これを普通だと思い込んでしまっているのです。

事故を減らすということは、(橋がうまく機能するかどうかは別にして)考え方として、リスをもっと増やすことになりますが、増やしたエゾリスをどうするのでしょうか?何か明確なビジョンがあるとは思えません。

もし、エゾリスが減少の一途をたどっているのなら別ですが、実際には逆です。
市街地では昭和20年頃にリスがすめるよう林は少なく、昭和40〜50年代に針葉樹が増えた市街地の林に侵入して、平成にかけて増加、最近の強烈なドーピングと例えてもよい餌付けで異常接近するようになりました。個体群の中の競争は熾烈なものになっているのではないでしょうか?これをさらに高密度にするのでしょうか?いまの状態を「減っている」と認識する人はいないでしょう。 
エゾリスの数が増えれば、事故が増える。こんな事は小学生でもわかります。あれ?事故を減らすために橋を架けるんじゃなかったですか?矛盾していますよね。

エゾリスの橋よりも、いまの野放図な餌付けへの対策を行い、適正な生息状況を考えそこへ導く方法をさぐることが大切と思います。

書き忘れましたが、リスの橋はどちらも壊れております。いまはほとんど使えないでしょう。