揺れる「新たな生涯学習拠点」事業

知事選の争点であったこの事業に対して、横内知事は「白紙撤回」ということでした。
その知事を支援していた私にとっては、今回の自分の選挙でこのことが大きく問題となって揺れています。しかしその内容は実際は「図書館整備だけに特化してほしい」ということでした。
以下が、当初「ふるさと山梨を考える会」が申し入れた事柄です。

http://www16.ocn.ne.jp/~fyk/teigen0607.htm
充実した図書館建設だけにして下さい

甲府市北口に建設を予定している「新たな学習拠点整備事業」は図書館だけではなく500人収容のホール、レストラン、カフェ、ギャラリー等の公共施設に民間施設も併設した大型箱物をPFI事業にして県の財政負担は230億円で作る予定になっているが、以下の点により見直す事を提言します。

* 500人収容ホールは甲府市内に県立文化ホール・文学館・甲府市民会館と3箇所あり、その稼働率には余裕もあります。また類似施設が地場産業センターとアイメッセの中にあるのでそれらの有効活用を図れば不要です。

* セミナー室・企業支援スペース・集中ワークスペース・ギャラリー・大学コンソーシアム事務室は県庁周辺、甲府市内に稼働率の低い公共施設が数多くあるのでその有効活用を考えて財政負担の軽減を図るべきです。

* 周辺に民間施設があるレストラン、ショップ関係スペースは不要です。甲府駅周辺商店街の活性化につながるように既存民間施設の利用を促進するべきです。

* PFI事業者(県外大手)の民間施設は地元企業(飲食、貸ビル等)を圧迫する恐れがあります。PFI事業で作らずとも幾つか民間企業によりテナントビルの計画があります。

結論

図書館以外の施設は「既存公共施設の活用と民間施設の利用」をする事で新たに作らなくとも、目的は達成でき財政負担の軽減になります。

山梨県の財政は逼迫してきていて新しく作るほどお金に余裕がありません。今回整備するのは図書館と附帯駐車場のみとすべきです。


このことを十分理解してほしいものです。