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2008-10-26

[]高自由度フリーローミングというよりはむしろシナリオ重視型RPGBullyクリア

BULLY(ブリー)

BULLY(ブリー)

リプレイは途中ですが、第五章をクリアし、エンディングまで辿り着きました。

記憶が新鮮なうちにこのゲーム全般についてのレビューを書いておきたいと思います。


ゲームシステム

フリーローミングタイプゲームというとオブリビオンを真っ先に連想しちゃうほどのTES脳なんですけれども、

Bullyのそれは予想していたものとはずいぶん違いました。

クエスト制という点では同じなのですが、Bullyの場合、クエストが発生(受諾)するとインスタンスが沸かされ、

そのクエストに関する以外の行動がほぼ不可能になります。クエストという名のミニゲームが始まるのです。

TES?の場合、シームレスクエストが平行進行するため(ゆえに膨大な量の不具合あり)、「その世界に居る」感がすさまじいのですが、

Bullyの場合、クエスト毎に別ゲームに移行するようなものなので、その都度「その世界に居る」感がリセットされます。

もちろん、クエストそのものの出来は良いし、世界観を壊すようなそれは無いため、クエストが進行していけば「その世界に居る」感は

回復していくのですが(むしろ高まる事も多い!それくらいすばらしい内容。)、クエスト毎のリセットが気になりました。

nopiさんがフリーローミングタイプゲームに求めているものとは、

「握ってるコントローラーの感触すら忘れる程のゲーム世界への没入感と合一感を、可能な限り持続し続ける事」

なのかもしれません。

Bullyゲームシステムは、その意味においてはちょっと予想(根拠の無い期待)とは異なり、残念に感じた部分でした。


ストーリー

ストーリー構築において、プレイヤーにとってフリーな部分は一切ありません。ひとりのワルガキ奮闘記を追体験する仕組みです。

プレーヤーストーリーの編纂に参加可能なフェイブルやオブリビオンらの仕組みとは正反対の作りといえます。

このつくりの場合、何よりもシナリオの質が重要なわけですが、これがまた巣晴らしい出来栄え。

問題児ジミー・ホプキンスが、東部有数の名門校でありながら内部的には相当曰くありまくりなブルワースアカデミーにおいて、

そのちゃんちゃぶりを遺憾なく発揮しつつ、学友たち、教師たち、街の住民たちと、そしてライバルたちと、

ときに語らい、ときに拳を交え、ときに友好を深め合い、ときに裏切り、そして仲直りしつつ、忘れられぬ15歳を駆け抜けていくのです。

アメリカ東部の学校舞台ですので、日本学校のそれと細かな差異は多くありますが、おおむね同じと言っていいです。

友情に、恋に、勉強に悩み、学園の催しではしゃぎ、大人に楯突き、時にそのやさしさに包まれ、校外の体験で世界を知っていく。

いちいち共感できることばかりです。人類永遠テーマと言っていいでしょう。

そして何よりもすばらしいのは、それらの物語を彩るさまざまなキャラクターたちです。

Bullyのすばらしさの相当の部分は、その魅力的なキャラクター造詣にあると言っても過言ではないでしょう。

生徒たちで言えば、体育会系金持ちインテリなどに分かれたクラスタには、てんぱった奴からはみ出し者、ビッチなどなど、

大人たちで言えば、酒に溺れる問題教師たち、8回もの結婚離婚を繰り返す親、学園に住み着く退役軍人ホームレスなどなど、

それぞれ枚挙に暇が無いほどぶっちぎれた性格の連中ばかりいます。

Bullyは、イギリスゲームメーカーであるロックスター社があえてアメリカの学園生活を舞台としたという意味において、

イギリス人から見たアメリカ」を描いたブラックパロディ作品であると言えます。

ゆえに、キャラクターたちの造詣もいちいちディフォルメーションされているのかもしれないですね。


操作性、操作感

一般的な三人称視点3Dゲームと同様ですが、移動時のカメラ挙動がちょっとばかり癖があり、プレイし始めの頃は酔いました。

アクションコマンドに関しては、もともとがPCPS2辺りを想定して作られたからなのか、XBOXパッドではあまり見られない配置ですが、

特に違和感はありません*1。必要以上に高度なアクション操作を要求されるシーンは決して多くないという理由もあります。

個人的に気に入ったのは、Aボタン押しっぱなしで高速移動、連打で超高速移動な点です。

教師やら警官やら風紀委員やら、とにかくBullyを特徴づける点の一つとして「ほとんど常に誰かに追われて誰かから逃げてる」

というのがあります。そりゃいたずらしまくり校則破りまくりの授業サボりまくりですからね。

そんなの時のAボタン連打移動は、なかなかスリリング感を高める効果があって非常に良い感じです。


グラフィック

基本的にはPS2レベルというべきでしょう。

それよりも、ニューイングランドの移り行く四季が非常に象徴的に表現されていて感動します。

アメリカには四季がないとか思ってる方がいまだに居られるかもですが、ニューイングランド地方辺りの場合、

日本でいうなら北海道辺りの四季とほぼ同じと考えて問題ないです(冬場乾燥するので降雪は少なめですが)。

新学期が9月始まりという事で日本とはいささか異なりますが、ハロウィンだのクリスマスだのといった季節ネタもあり、

PS2レベルグラフィックでありながらも季節感の表現に成功しているように思いました。

学園モノといえば季節感ですよね!


総評

オブリビオンの、あまりにもフリー過ぎるそのシステム眩暈を感じて呆然としてしまった方は少なくないかもしれません。

同じフリーローミングゲームに属するBullyは、ストーリー面における自由度を極限まで減らすことで、

「なにをやったらいいかわからない」「どう楽しんでいいのかわからない」という自由度のもたらす弊害を取り除きながらも、

ゲームプレイにおいての自由度を確保し、その世界感の構築に成功しています。

そのため、どちらかといえばプレイそのものよりもシナリオが重視される和製RPGに近い作りであるという印象を受けました。

見た目でのとっつきづらさや、奇麗どころ不在(確かに不在)など、日本人的にはネガティブな要素も無くはないですが、

学園モノとしては相当な作品であるといえると思いました。

*1アイテム変更はホットキーだろうJK、とかそのレベル

SnowSwallowSnowSwallow 2008/10/30 21:55 速攻で美術の授業受けてキススキル修得して、
朝から晩まで青春キス魔プレイに走りたい!
そんでもって金魂を蹴られたりしたい!

BULLYすごく面白そうで、クリスマスプレゼントは×箱にしようか
本気でぐらついてますよー。

nopinopi 2008/10/31 16:51 キスが上手いだけじゃ女の子にはモテないんだぜ。イカした服きてイカしたプレゼント用意して挑戦なんだぜ。
あと男子ともキス出来ちゃうので、ぜひとも”虹色の世界”をご体験ください(男子とキスしまくると、そういう名前の実績が解除されるのです)。

.. 2010/01/25 03:06 はじめますて。ものっそい古い所にレスしますけど、
ロックスターはアメリカの会社ですよ

個人的には上手く設定変えて続編出して欲しいですね。ちなみに外国のサイトでも議論なってました。学校の1年ってとこがグラセフより設定条件ムズいっすからね。
ギャリーが退学した後のジミーの次の1年とか、バイオ見たいに他キャラのサブストーリー作るとか。
もちろんマップはグラセフ4のエンジン使って広く。車での通学はもち、つくった彼女とドライブデートなんかあったら楽しいですね。
ニューイングランドって事ならボストンまで走れたらいいな。港の夜景きれいだし、あの辺で1番都会だからクソガキが遊びを覚えるにはあんな小っちゃいブルワースよりはマシかなって。
最新のグラフィックでやってくれないっすかね(笑)
あともちろん月〜日まで曜日あって土日は休み。金〜日は夜中遊んで寮に帰らなくてもいい、みたいなw
やってほしいなぁ

nopinopi 2010/01/25 16:16 ブルワースのこじんまりした郊外都市感もいいんですが、おっしゃるとおり「週末だから街に繰り出そうぜ!」が出来る大型都市MAP(ボストンとか?)も良いですね!ボストンに旅行したとき、夜中、観光客に混じって大騒ぎしてる学生さんの姿をよく見かけました。

基本的にはPS2時代のゲームなのかなぁと思っていて、要素やグラフィックは最近のリッチなゲームをプレイした後だと物足りなく感じますよね。続編ではぜひともそこらへんのパワーアップも期待したいところです。

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